『GOSICK-ゴシック-』 8巻上・下 神々の黄昏(完結) 読了しました

GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)
(2011/06/23)
桜庭 一樹

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「GOSICK-ゴシック- 8巻上・下 神々の黄昏」読了しました。

アニメ版は原作に沿って制作されていたようで、ストーリーの大まかな流れは新年を迎えた二人がやはり第二次世界大戦の始まりによって引き裂かれるというアニメと若干の違いはあるもののほぼ同じ流れで展開。

ブロワ公爵によって幽閉されたヴィクトリカ。
その利用はやはり順当にヴィクトリカの頭脳を戦争に利用する方法で権力を手中におさめようとする。

久城は日本に戻り姉とイチャイチャ。>えー

アニメでは久城の手紙はロジェが届けてくれましたが、原作では『15個目の謎』としてヴィクトリカの体に刻まれる。
そして、アニメと違い自分の気持ちが『ともだち』ではなく『愛』だと自覚する久城

アニメでは微妙に端折られ、はっきりと表現されきらなかった二人の『純粋な想い』、そして『幼い愛』。
小説ではその部分が丁寧に、且つ濃密に描かれていた。
これはアニメで久城の鈍感さにヤキモキした人間としてはスッキリさせてもらえました。

最終巻ではそれが報われるのか?
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫 さ 48-28)
(2011/07/23)
桜庭 一樹

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アニメではどうしても2クールという放送期間上、原作にあった展開やエピソードを削ったり改変していましたが原作のラストはこのままアニメと同じエンディングを迎えるのか?
個人的にはアニメのように完全なハッピーエンドにはならないように思った。

もしかするとヴィクトリカは一生ベットで眠り続けそれに寄り添う久城、穏やかで幸せな世界ではあってもどこか悲しい結末となるかもしれないぐらいに思っていた。

真面目なストーリーでもそこそこ明るい結末のライトノベルが多い昨今、欝エンドが多い桜庭先生がどんな結末を描くのか。
最終巻はそんな意味でも期待をして購入。

久城は戦場でさらに人間的に成長し、辛い経験もする。
ヴィクトリカも『謎』を解き、久城に会うための苦労をする。

そして、再会した二人は手を取り新天地へと旅立つハッピーエンド。

アニメが二人はずっと離れないという『絆』の物語で結末だったのに対して、原作では二人が互いに大人の都合・個人の意志を顧みない世界という物に翻弄されながらも愛を知りそれを守ろうと必死に足掻く『自立と成長』の物語でした

『謎を解け、生きるために力を見せろ』

アニメでは最後にかけて『GOSICK-ゴシック-』の命題である「謎」が姿を潜めヴィクトリカの本来の才能も発揮する場所を失っていた。

それが、原作では最後までヴィクトリカは謎を解き続ける人生を選んだ。
それこそ終始ヴィクトリカがその頭脳により謎を解くというスタイルを貫き通し、これぞゴシックがゴシックたる由縁だと言わんばかりに。

ただそれが謎を解くという道を選んだ結果からではなく、これまで自分達を苦しめた世界や親からの決別であり自立した大人として暮らしていく事を決めたからもあるのでしょう。

どちらにしても、二人が手を取り共に歩んでいくというハッピーエンドでよかった。

ただ、最後に言っておこう。
アニメ・原作共にもっとアブリルを大切にしてください

やっぱり、番外編やゴシックエスでのアブリルと久城の再会や、学園関係者全員が集う同窓会的後日談を望みます。
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

GOSICK -ゴシック- 第23~24話(完結) 『死神の肩越しに永遠をみる』 感想

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形見箱の中身を突きつけるブロワ公爵。
その告発により、灰色狼であることが白日の下になった科学アカデミーのジュピター・ロジェがついに失脚。

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ジュピター・ロジェを失い、助言者を欠いた事で国政の今後に不安を感じる国王。
その国王の虚につけ入り、過去の殺人をネタに国王を脅し、影から操りソブレムを戦争へと誘導するブロワ公爵。

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ソヴュール国内でも戦争に賛同する者たちが増加していく。
その根源にはブロワ公爵が流すモンストル・シャルマンへの信奉があった。

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ヴィクトリカをモンストル・シャルマンという偶像に仕立て、その人気を利用して衆人の心理を自分に都合のいいように誘導しようとしているのだった。
過去、ブロワ公爵自身がリヴァイアサンに心酔しオカルトに傾倒していったように・・・。

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どこかの国家や宗教でも民衆を先導する際に利用していた『現人神』。
実際は事実に都合のいい虚言を混ぜた、漫画やアニメと同じフィクション。

戦争が始まってしまえば、幻想の神など何の意味も持たない。

それでも、民衆がそれを盲信しその理念に共感すれば戦争の結果は関係ない。
勝てば『現人神』の力のお陰だとなり、負ければ幻想を信じた国民による自己責任であり何の力も持たない『現人神』に責任を求められるはずもない。

ブロワ公爵が求めていた物はオカルトの力を世界に示し、その力で世界を支配する事。
恐らくブロワ公爵の中ではオカルトという力によって戦争で勝利する事は疑いようのない事実として捉えられているのだろう。
ましてや、それで犠牲になる人間にも興味がない様子。

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『ブートキャンプに行くのなら、豆食え!豆!』

一方でヴィクトリカと離れ、日本に戻った久城は軍に入隊し厳しいブートキャンプ生活をエンジョイしていた。>えー

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ついに、民衆の前でヴィクトリカがモンストル・シャルマンとして紹介される日がやって来た。
だが、黒いモンストル・シャルマンの衣装を見に纏っていたのはヴィクトリカではなくコルデリア。

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ついに因縁の相手を目の前にし、今まで燻らせていた憤怒の炎を燃え上がらせるコルデリア。

ヴィクトリカになりすます事で娘を逃し、モンストル・シャルマンとしてブロワ公爵を暗殺できる好位置を確保する。

さすが、ヴィクトリカママ。
一石二鳥の頭脳プレー

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コルデリアの自己犠牲により逃げ仰せたヴィクトリカ。
走り続けるソブレムから逃げる馬車の中、母の身を案じるヴィクトリカ。

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ブライアン(2号)もヴィクトリカ同様にコルデリアの身を案じていた。
いや、コルデリアが自分の死を覚悟している事を知っており、訪れるであろうコルデリアの死を悲しんでいた。

コルデリアの死に悲しむブライアンの怒りは、その原因となったヴィクトリカへと向けられる。

怒りに狂うブライアンはヴィクトリカにナイフを向け、ヴィクトリカを殺す事でその憂さを晴らそうとする。

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一方、コルデリアの合図と共に人々が集っていた広場は紅蓮の炎で包まれる。
それは自分の人生を狂わせた男、そして娘の人生を狂わせる戦争に加担する愚かな人間たちへの粛清の炎。

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果たして、多くの戦争支持者は死亡しブロワ公爵一派の残党もブライアンによって倒されていく。
そして、コルデリアはブロワ公爵の胸に剣を突き立てるが、ブロワ公爵の部下である範馬勇次郎カーミラ姉妹の片割れと相打ちとなる。

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さすが『親父の本気の構え』を使う姉妹。
そこらの特殊訓練を積んだ兵士など物ともしない無敵さのコルデリアとブライアンに、あの御老体で致命傷を負わせるとは・・・

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ブライアンの凶刃から必死に逃げようとするヴィクトリカ。

今まで人の死を前にしても動じる事がなかった。
生きる意味を見出せず、自分の死も甘んじて受け入れようとして来た。

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そんなヴィクトリカが生きる事に執着し、生きる為であればどの様な事でもするという。

それはただ、久城に会いたいという一心。

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『よし、計画通りだ』

ブライアンと争う内、ヴィクトリカは意図せずブライアンを崖下へと突き落としてしまう。

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『しかし人類ブライアンは死滅していなかった』

白骨化した三号生が生きているなら、崖から落ちた人間が生きていても不思議ではない。
ある意味ブライアン一世一代の超魔術。

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瀕死の重傷を負い、大量出血した事により冷静さを取り戻したブライアン。
本来の目的であるヴィクトリカの逃走を手助けする役目に戻る。

だが、瀕死のブライアンは船に乗る際その傷が仇となり船に乗りそびれ逆にヴィクトリカの足手まといになる。

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「しかし、もしも見かけたらこう伝えてくれ」
「逃げると決めたのならどこまでも逃げのびて見せろ」


『エンジェルというワニに会ったら伝えておきましょう、恵さんは元気だと』

湾岸で国外逃亡を警戒していたグレヴィールに見つかってしまうヴィクトリカ。
だが、グレヴィールはいつものようにヴィクトリカを直視せず、久城の代わりに側に居たブライアンを通してヴィクトリカに語りかける。

これまでヴィクトリカに辛く当たり続けたグレヴィール。
それが、久城との関係を目にして遂に懐柔。

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これで貸し借りは無しだとハードボイルドに去って行く。
本来なら格好いいのに、その雰囲気をドリルが台無しにするどこまでも哀れな男グレヴィール。>えー

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ブロワ公爵を討ち果たし、燃える業火に包まれる広場でコルデリアと共に息を引き取るブライアン。
これまで自分達を縛り、苦しみに満ちた世界からようやく解放された二人。

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ララァ=スンコルデリア=ギャロは私の母になってくれるかも知れなかった女性だ』

傷が悪化し病床に伏せるブライアンは、ヴィクトリカに対し自分達の悲惨な人生と世界への憎しみ。
そして、自分達とは対照的に逆境に直面して尚強く生きるコルデリアに惹かれた事を語る。

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ブライアンは強く生きるコルデリアに理想の母像を追い、自分達にもその母の無償の愛が欲しいと切望し邪魔なヴィクトリカを憎んでいたのだった。

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「お前は生きろ、それがコルデリアの願いだ」

報われぬ思慕と、押し殺してきた想いを吐露したブライアンはそのまま事切れる。

コルデリアは死んだが、ヴィクトリカが生きていればコルデリアも生き続ける。
コルデリアから愛される事はなかったが、愛する者を守る事は出来た。
最後まで歪んだ愛情ながら、漢の生き様を見せてくれたブライアン(2号)。>合掌

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船上でブライアンの葬式がしめやかに執り行なわれ、これから一人で逃げなければいけなくなったヴィクトリカ。

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金髪の少女の手配が回っており、ヴィクトリカも調べられる。
だが、その時ヴィクトリカの髪の色は銀色に変わっていた。

1.生命の水を飲んで『しろがね』になった
2.半人半妖の戦士『クレイモア』になった
3.ラオウに秘孔を突かれ、延命をしたらこんな事になった

4.心理的負担によりこんな事になった

個人的には4番だな

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上手く警戒の目を潜り抜けたヴィクトリカの前に現われたのはブロワ公爵の画策により失脚したジュピター・ロジェ。

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同じ灰色狼としての同情なのか?
これからも辛い人生を送るであろう少女へのせめてもの手向けなのか?

彼はヴィクトリカに対し、ブロワ公爵の下に幽閉されていたせいで届かなかったであろう久城からの手紙の束を手渡す。

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「そして、伝えるべきなのにこれまで伝える事が出来なかった大切な事を言いたい」
「だから、生きて帰りたいんだ。ここで死にたくないんだ」


『この戦いが終わったら、故郷に帰って結婚するんだ』

手紙には生きて帰りたい、生きてヴィクトリカに告白したい会いたいという強い想いが綴られていた。
ヴィクトリカも久城からの手紙を読み、より一層生きて久城に会いたいと願う。

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だが、当の久城は戦場で・・・。
臨死体験をエンジョイしていた。>えー

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そして、戦争が本格化。
アンブローズを初めとして、これまで関わった人々のその後が語られる。

アンブローズはヴィクトリカと違い、ちゃんと真面目に働いている様子。

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グレヴィールは父親が死んでヴィクトリカも居なくなり、色々と呪縛から解き放たれて無職のプー生活をエンジョイ警察に復帰。
その復帰を喜んでくれるジャクリーヌとルイジ。

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「やだ、ちょっと」
「もぅーっ」


アブリルは祖母の別荘なのか、母国に戻ったのか静かな海辺で久城とヴィクトリカ達に宛てたボトルレターを海に投げる。
しかし、せっかくの手紙は波によってすぐに戻されてしまう。
最後の最後まで報われないアブリルさん。>ある意味笑いの神には愛されている。

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国王はジュピター・ロジェからココ王妃が実は生きている事を聞かされる。
その後、国王は国の復興にはロジェの力が必要であるという英断を下し、一度は袂を分かったロジェにもう一度自分の下で働くよう命じる。

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セシルとゾフィーは学園に戻り、再開の準備を行う。

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そして1929年。
戦争が終わり、これからはオカルトでも科学の時代でもなく、新たな世界が始まる。

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復員船に乗って帰ってくる人物を待つ久城姉とその連れ。
おそらく、『久城姉×弟』の間に産まれた子供に違いない。>えー

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「退屈してた?」
「君に面白い話を持ってきたよ」


その前にようやく現われた待ち人『久城』。
以前の図書館塔の時と変わらぬやりとり。

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ソロモンよヴィクトリカ、私は帰って来た』

「ヴィクトリカ」

やはり久城をまっていた人物は最愛のヴィクトリカだった。
離れ離れになってから数年。
ようやく、再開を果たす二人。
きっと戦場で大分溜まっている筈なので今夜は大ハッスルだ。

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「遅いぞ春来る死神」
「怒らないでよ、これでもすっごく急いだんだ」

久城からの手紙を手掛かりに日本の久城家まで辿り着いたヴィクトリカ。
そのまま、久城家に居候し久城の帰りを待っていたのだった。

つまり、ようやく押しかけ女房久城を見つける事が出来たわけですね。>えー

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再開後、早速二人の空間を作り出す久城とヴィクトリカ。
これまでずっとを誑かす異国の美少女の大切な友人として親切に面倒を見てくれていた久城姉を絶賛無視をして手を繋ぎ歩き出す。

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「世界はどう変わろうとも、これきり離れるものか」

父の考えに縛られず自分で人生を歩んだ結果。
子供を愛する母の願いに応えられるよう生きた結果。

『予言のその後』を手にした二人。

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ヴィクトリカはウェディングドレスを身に纏い、久城と共にずっと歩んで行く事だろう。
死が二人を分かつ迄


最終回は二人の活躍というよりも、二人がこれまでに成してきた事の結果の集大成という感じ
ある意味では二人の絆と、人々の願いと善意を集めた素晴らしい結果なのだが、最終回はもう少し熱血な久城によるがむしゃらな足掻きによる再会という『泥だらけだが格好いい』展開も良かったかなと思う。


スタッフさん約半年、お疲れさまでした。
アブリルの扱いがいい意味で可哀想でしたがヴィクトリカが可愛かったのでそれは許す。

全体的には事件と推理が現実味を帯びず無理やりな部分があり、物語に違和感を覚えさせてしまう結果となった事は否めない。

また、ゴシックという壮大な物語・世界を映像化するには放送期間が2クールでは短すぎた。
個々のキャラクターに対してもゴシックエス等のサイドストーリーも映像化したらより感情移入が高まったと思う。

ただ、事件・サブキャラクターはスパイスに過ぎず、二人の人生に対する葛藤やその結果が作品の肝。
その部分に関しては十分表現しきれていましたし、何より最後のヴィクトリカが可愛かったのでよしとする。

【良作度】★★★★★ 

DVDの売れ行きがよければ番外編やスピンオフ作品を作って欲しいですね。
特に色々と有耶無耶で不完全燃焼に終わったアブリルさんとの再会話とかを出来ればBlu-rayで収録してくれなイカなと願います。

GOSICK-ゴシック-BD版 第12巻 [Blu-ray]GOSICK-ゴシック-BD版 第12巻 [Blu-ray]
(2012/03/30)
悠木 碧、江口拓也 他

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テーマ : アニメ・感想
ジャンル : アニメ・コミック

GOSICK -ゴシック- 第22話 『クリスマス・キャロルは窓辺の幸いを飾る』 感想

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「すごいなぁー」

クリスマスパーティーの当日。
仮想する学友たちを見てその盛大さに感嘆を漏らす久城。

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「この学園のクリスマスは全員が仮装するのよ、知らなかった?」
「アブリル」
「わぁー、すごく似あうよ」

「えへへっ」

友達がいないので仮装をする決まりを知らず、一人で浮いている久城に声をかける人物が居た。
それがデ○ズニーかどこかで見たような妖精の仮装をしたアブリル。

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「ねぇ、久城くんもしようよ、仮装」
「そう言われても着る物が・・・」
「大丈夫」

可哀想な久城を見かねてと一緒に仮装をしてパーティーを楽しみたい乙女ちっくなアブリルさん。
久城の仮装衣装の当てがあるらしく、とある場所へ久城を連れてゆく。

個人的には、このまま二人でどこかにしけ込んでしっぽりと・・・。

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「ほら見てここんとこ、心臓がクリスタルのビーズで出来てるの」
「素敵でしょう、綺麗でしょう」

「綺麗って言うか、血管が輝いている」
「あっ、これもしかしてモンストル・シャルマン」
「モンストル・シャルマン?」
「ソヴュールに伝わるお話なの」

『し、知っているのか雷電』

アブリルと一緒に向かった先には、セシルとゾフィーが昔自分達が着た衣装を探していた。
その衣装とはソヴュールに伝わるお伽話『モンストル・シャルマン』をイメージしたものだった。

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「ソヴュールには少女の姿をした怪物がいてね、その傍らには彼女のために働くウサギが居たの」
「ウサギが?」
「うん、ウサギ」
「ウサギは怪物を手に入れようと近付く存在を、そのすさまじい力ですべて排除していたの」

「ウサギが・・・」

美少女を守る兎。

これは兎年に相応しい話です。
第一話での悲惨な目にあった兎は何かの手違いです

その兎の話を聞いた時、それはまるでヴィクトリカと久城のような関係なのだと気付く。

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「怪物はね、恵まれない人々に施しを与えていたの」
「その手足となって動いたのは、ウサギさん」


ヴィクトリカの手足となり働く所。
ウサギのように絶倫である所

やはり話を聞くにつれ「兎=久城」という図式が色濃くなる。

「人々に愛された怪物」
「いつしか権力者はその怪物を手に入れる事こそを力の証として、彼女を狙うようになったの」

民衆から人気がある怪物。
それを手にいれる事で自らの地位をより高くしようと考える権力者たちに狙われる怪物。

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「権力者たちは怪物を守ろうとするウサギを殺した」
「これで怪物が手に入る、そう思ったのね」
「でも、怪物は死んでしまっていたの」


ヴィクトリカと同じように自分達の手元で幽閉しようと考えた権力者はウサギを殺した。

この作品ではどうしてこうもウサギが悲惨な目に遭うのか?>兎年だと言っているだろう。

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「そ、ウサギは怪物の心臓だったんだ」
「怪物とウサギは二つで一つの存在」

「へー、だからこんな派手な心臓を・・・」

しかし、権力者が殺したウサギは怪物の心臓だった。
結局、怪物は死に権力者は力を手に入れられなかった。

仮装用の衣装にある派手な心臓は、唯のウサギではなくモンストル・シャルマンである事を示すため派手に装飾されているのだった。

「こっちは久城くんに貸してあげる」
「で、こっちはヴィクトリカさんに・・・」


セシルとゾフィーが着ていたのだから、モンストル・シャルマンとウサギの二人分の衣装がある筈。

男の娘需要がある現代ならいざ知らず、久城の女装姿なんて・・・。>個人的には見てみたい。

結果、自然とモンストル・シャルマンはヴィクトリカ。
ウサギが久城となる。

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「これ、モンストル・シャルマン二世とかどうかしら?」
「アタシはもう自分のがありますから」
「短い髪の妖精ね、可愛いわぁー」
「よ、本日の仮装クイーン」


モンストル・シャルマンの衣装を持って喜んでヴィクトリカの元へ急ぐ久城の姿を見てやはり人気のない所に連れ込んでおけば良かったと悲しそうな表情をするアブリルさん。

そのアブリルの気持ちを知りながらヴィクトリカとの関係を後押ししてしまったセシルは、落ち込むアブリルのフォローをするが逆にアブリルに気をまわさわれたやんわりとした断り方をされる始末。

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「ぐ、苦しい」
「マカロンが、出る・・・」

「ヴィクトリカ、お菓子の食べ過ぎで・・・太ったんじゃないの?」

バキ久城よ俺の一日の食事、そのカロリーの総量は10万キロカロリーを下回ることはない』

コルセットはもともと体型を補正するためにキツク締め付ける物なので仕方がない。
だが、久城の言う事もごもっとも。

ある意味、ゴシック最大のミステリー
あれだけ甘い物を食べているヴィクトリカが何故太らないのか?

最後にこの解答が出されるのか?

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「ほら、出来たよ」

久城の手伝いにより着付けが終わったヴィクトリカ。
ヴィクトリカは喜びながら鏡で自分の姿を確認する。

その後ろでそんなヴィクトリカを優しく見守る久城。
久城にすれば脱がす楽しみが増えて一粒で二度美味しいイベントですからね。

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「これは?」
「エスコートだよ」

格好良くヴィクトリカに手を差し伸べる久城。

ヴィクトリカは嬉しそうに、恥ずかしそうにその手をとり久城と共にパーティーに赴く。

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「ぐりぐりするな」

モンストル・シャルマンというハマリ役有名な話の衣装を着たヴィクトリカはパーティー会場で注目の的になる。
そして、久城もウサギの仮装により学友から恐れられずにパーティーに溶け込む事が出来ていた。

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「行こう、久城くん」
「ヴィクトリカも・・・」
「いや、私はいい」
「ヴィクトリカ?」
「早く、早くっ」

プレゼント交換になり、久城を誘うアブリルとプレゼント交換を拒否するヴィクトリカ。

私とあの女、どちらを選ぶの?

という究極の選択。
ここは慎重に選択をしないといけないというのに、あっさりとアブリルプレゼント交換を選んでしまう。

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「僕、これがいい」

久城が選んだプレゼントは黒い小さな箱。

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「あっ」

開けた箱の中を見て久城は驚きの声を上げる。

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「本当にいいの?これ、コルデリアさんの」

箱の中にあったのはコルデリアから譲られた指輪。

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「久城、君は春来る死神だ」
「今日はウサギだよ」
「何よかんよと言っても、皆に遠慮して皆より後にプレゼントを選ぶだろう」
「大抵が皆より大きな、より豪華な包を選ぶ」
「残っているのは地味で小さな包ばかり」
「そして、黒と白のレースは何者かを連想させる」

「何者か・・・」

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「君は必然的にこの箱を選びとったのだ」
「そう、全ては必然だ」


ヴィクトリカの意識誘導信じる心により導かれ、自然とヴィクトリカからのプレゼントを選びとった久城。

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志村久城、後ろ後ろ』

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「ヴィクトリカ、僕も君にプレゼントがあるんだ」

そう、前回ゾフィーとの浮気を疑われながらも秘匿した例のペンダント。
それを渡そうと自室に戻る久城。

本当ならパーティーの後、自室でヴィクトリカと二人きりになってから渡そうとでも思っていたんだろう。
このプレイボーイめ。

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「金色の髪の妖精」
「短い髪の妖精か・・・、私だって金髪なのに」
「どうして私がそっちで呼ばれないんだろう?」


多分、星の飾りがバカっぽく見えるせいだと思います。

そんなヴィクトリカとの(主に制作スタッフによる)扱いの差に不満を漏らすアブリルの視線の先を不審な車列が通る。

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「離せっ。」
「離してよ、離せっ」


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「久城くんっ」
「何なのあなた達?」
「ルパード陛下からのお達しですので」

国王の命令だという黒服の男によって無理やり連行されていく久城。
アブリルやセシルが引き留めようとするが、権力を振りかざす相手に抵抗むなしく久城は連行されていく。

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「アブリルっ」
「久城くん」

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「これをヴィクトリカに・・・」
「お願いだ、アブリル」


連行されそうになる最中、ペンダントをアブリルに託す久城。

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「分かった」

心情的には嫌な役回りでしょうが、久城の懇願を断れる筈もなく惚れた弱みという事でその願いを聞き届けたアブリル。
さすが正ヒロイン(仮)、心が広い。

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「ヨーロッパもいよいよ忌まわしき戦火の地か」

戦争が始まるという世界の情勢の中、ソヴュールはどうするべきか国王を中心とした会議が行われていた。

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「この時勢だからか、この頃街で奇妙な噂が流行っているらしいじゃないか」
「奇妙な噂といいますと?」
「聞いていますよ」
「モンストル・シャルマンがソヴュールに再来したと・・・」


そんな会議の中、モンストル・シャルマンが再来したという不穏な噂を口にするブロワ公爵。
どう考えても自作自演の工作だというのに、この白々しい演技

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「はぁーっ」

久城が連行されて行った事を知らず、嬉しそうにずっと久城の帰りを待つヴィクトリカ。
長く待ちぼうけを喰らったその手は夜風で冷えていたが、そんな事は気にならないようだった。

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「ひどいですよ、横暴だ」
「どうして・・・、こんな」

「心配せずとも、無事に本国まで送り届ける」
「陛下の御心に感謝するんだ」


連行される車中、黒服の男に抗議する久城。

久城が同盟国である日本の出身である以上、これ程強引な連行をされるにはそれなりの理由があるはずだった。
その理由こそ『戦争』であった。

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「そのウサギは何者だ?」
「調べさせてもらおう」


久城たちの車が、急に現われた軍人達によって制止された。
もしや、ブロワ公爵の工作か?

戦争が始まる前にこのまま日本に帰るのか、それとも・・・。
思いあぐねた結果、ヴィクトリカの元に戻る事を決意した久城。

黒服の男が軍人と言い合いになった隙をついて逃げ出す。

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「嫌だ、こんな風に離れてしまうなんて」
「絶対に嫌だ・・・」


逃げたはいいが、ウサギの衣装を着たままの状態で、追いかけてくる男を振り切ることが出来るのか?

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「話は後だ、チャイニーズ」

脱兎の如く走る久城を黒服から救ったのは以前に知り合ったルイージ。
彼は何かをずっと危惧し、路地裏に潜んでいるようだった。

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「出たぞ、地下組織の連中だ」

ルイージが危惧していた物、それはウサギの被り物をした不気味な集団だった。

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「また面倒に巻き込まれたか、アンタも相当だね」

久城の事件に巻き込まれる体質に呆れるルイージ。
どちらかというと女難の相に近いですけどね。

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「もうすぐ戦争が始まるんだね」
「あれは用途が違う」
「えっ?」
「見たろ、あのウサギの行列」
「軍人らは国内の危険分子を取り締まってるんだ」

街に立つ軍人達はウサギの集団を取り締まる目的で警戒をしていた。
だから、久城の姿を見て車を制止したのだった。

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「ソヴュールの現状を憂い、彷徨える魂を救うためモンストル・シャルマンが再来する」
「えっ、モンストル・シャルマン」
「モンストル・シャルマンは罪深き者達の血を求める、ってのがウサギ達の言い分だ」
「それって戦争をしたがっているって事?」

ウサギ達の正体は戦争を望む過激派で、戦争を避けようとする国王達に対しデモ活動を行っていたのだ。

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「ヴィクトリカの所へ行かなくちゃ、何だかザワザワするんだ」

『ざわ・・・』

黒服の男、ざわ・・・。

そりゃあ、大変だ。

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「なんて事、仲良しさん達を無理やり引き離すなんて許せないわ」

ルイージの提案によりジャクリーン警視総監婦人に援助を求めに行ったはずの久城。

また、浮気ですよ
この男は、まったく。

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「一也くんがヴィクトリカさんの元に居られるよう、グレヴィールに頼んでみましょう」
「だ・・・だって、ブロワ警部はオカルト省の」
「大丈夫」
「彼はこういう時には絶対に助けてくれるの」
「きっと今回も貴方達のために戦ってくれるわ」


いや、あの男は心配とかしてはいても結局父親の言う通りに動くマダオです。
ジャクリーンさん、ダマされてますよ。

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「ここでも冷えるのね」
「部屋に帰ろうか、ヴィクトリカさん」


久城から託されたペンダントを手渡しにやって来たアブリル。

自分も辛いだろうに、久城が居なくなった事に落胆するヴィクトリカの事も気遣う優しさ。
素晴らしい。

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「そのドレスも着替えたほうがいいよ」
「臭くなっちゃうよ、プーンって」


ヴィクトリカ臭。
きっと久城は喜ぶだろうが、世間のヴィクトリカファンは反対をするので着替えるようにと薦める常識的なアブリル。

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「あっ、素敵よねそのペンダント」
「久城くん、中々やる」


自分には何もプレゼントがなく、複雑な心境であるというのに何と優しい(以下略)。

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「ヴィクトリカさん・・・」

アブリルの励ましにも何の反応も示さないヴィクトリカ。

「食事持ってこようか?」
「ゾフィーさんに作ってもらってくる」

「エレベーターを」

あれだけ話しかけても無視し続けたヴィクトリカが、『食事』には反応した。
なんて食い意地だ

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「ありがとう」

エレベーターを初めて使う事を許可されたアブリル。
ヴィクトリカなりの気遣いに今までの蟠りが少し解けた瞬間。

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―このペンダントがあればいつでも君を助けに行く。いつでも君の隣に居る―

「嘘をつけ」
「久城、私はこんなに・・・。今、君を求めているというのに」


久城とずっと一緒に居たいのに・・・。

久城を強く求めるヴィクトリカ。
そして、当の久城はジャクリーンの胸でパフッと浮気してたし。

ヴィクトリカの可哀想さ加減が半端じゃない。

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「お前を迎えに来た、灰色狼」
「いや、モンストル・シャルマン」


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「そうか」
「とうとうオカルト省が私を使う時がやって来たか」


そんなヴィクトリカの前にグレヴィールが現れる。

これがジャクリーンが信じる通りならば、久城も一緒の筈だった

グレヴィールの宣告から、自分が戦争に利用されるのだと知ったヴィクトリカ。

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「何を?」
「オカルト省の言いなりになるくらいならば、ここで私の全てを終わりにする」

ヴィクトリカは側にあったナイフを手に取り自分の首もとに当て、戦争に利用されるならば自害をするとほのめかす。

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「私の存在によりこの国のバランスは大きく変化するだろう」
「多くの人の血が流れ、私と同じように母と引き裂かれ魂の孤独を味わう子供たちが生まれる」
「それならば、私は・・・」

「成程・・・」

平和に生きている誰かの人生を、自分のせいで狂わせる。
自分と同じ苦しみを背負う人々を作りたくない。

だから、ここで自害をするのだと・・・。

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「おーい、ヴィクトリカー」

しかし、グレヴィールが一緒に連れてきた久城の存在にナイフを落とすヴィクトリカ。

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「モンストル・シャルマンが、何もなく我の言いなりになるとは思えん」
「そのウサギを使え・・・」


グレヴィールは久城が手に入った事を父親に報告し、ヴィクトリカの弱みを握り脅すよう指示を受けていたのだった。

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「久城」
「愚かな子リス、いやウサギだ」
「人質になっている事にも気づかずお前をただ求めて・・・」


愚かなのはジャクリーンだ
久城はお前を信じきっていなかった。

「分かった、オカルト省に手を貸そう」
「しかし、久城には指一本触れるな」


『穴掘りシモンドリル』に久城が掘られちゃう
久城の純潔(純ケツ)を守る事を交換条件、オカルト省へ協力する事を承諾するヴィクトリカ。>えー

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「ウサギが死ねば、怪物も死ぬ」
「ヴィクトリカ、これでさよならじゃないから」
「離れたりしないからー」


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「久城」

何の心の準備もなく突然引き裂かれた二人。
しかし、互いに求める心がもう一度二人を引き合わせた。

今度は別れの言葉と。再会の誓いを残して去っていく久城。

そして、久城との別れに泣き崩れるヴィクトリカ。

これが予言にあった二人の別れであるとしたならば、その後の事は予言には無かった。
それが何を意味するのか?

二人はいつ、どのように再開するのか?
それとも・・・。


前回の一件から暫くは安泰かと思っていたら急転直下の展開。
そして、久しぶりにアブリルの出番が多かった。

さすがクリスマス。
神はアブリルを見捨てては居なかった、ただ損な役回りなだけで・・・

引き裂かれた二人の再会。
そして、久城とアブリルは再び出会う事が出来るのか?

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GOSICK -ゴシック- 第21話 『聖夜の鐘は刻を追いた てる』 感想

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「首が切られてる」

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「うぇっ、あれっ」
「手が・・・」


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「防腐処理がされているようだな。どうやらを刺されて死亡」
「防腐処理を施された後、首を切られたか」


ヴィクトリカの支持により、行方不明となった後に死亡したニコルの墓を掘り返すオカルト省の人間達。
なんだかんだで、ヴィクトリカの小間使いとして扱き使われるとは哀れな職場よのぅ

そして、掘り出された棺の中には首を切り落とされた死体が埋葬されていた。

首が切り落とされている、その事実からやはり王妃の殺害事件と関わりがある様子。
ただ、さらに不審な点があった。

・埋葬されていた胴体は防腐処理がされ、その後首が切り取られていた。

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「おい、何をしている?」
「なんまんだぶ、なんまんだぶ、なんまんだぶ、なんまんだぶ・・・」
「東洋の呪いだよ」

死体の胸についていたブローチを久城が手に取り、中を開いて見るとその中には何か紙切れが入っていた。
次の瞬間、久城の手からブローチを掠め取り懐に隠すヴィクトリカ。

これは今は目的のため一時的にヴィクトリカの軍門に下っているだけで、ブロワ公爵の部下であることには違いがないオカルト省の人間に、そのブローチの事を悟らせないための行動。

久城のナイスアドリブ、そしてヴィクトリカのナイスボケ。

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「これは・・・」

オカルト省の監視の目を盗み、ブローチの中に入っていた手紙を確認し何事かに驚愕するヴィクトリカ。
その手紙をすぐさま伝書鳩の足に手紙を結びつけ、コルデリアのもとへと送る。

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「あの死体だが、きちんとした身なりの役人風の男たちが運んできたそうだ」
「だろうな、劇場に戻るぞ」

・死体を運んできたのは役人風の男

しかし、グレヴィールの話を聞くまでもなくそうであろう事を推測をしていたヴィクトリカ。
必要な欠片はそろったのか、踵を返し劇場へ戻ると言い出す。

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「待ってました、ココーっ」

舞台が始まり、ココファンのゾフィーは大喜びで声を掛ける。

「ここで話をするの?」
「特等席で芝居を見ながら言語化してやろうというのだ」
「その為の招待なのだろう?」


いつもなら事件を紐解くため、ヴィクトリカが時系列に沿って事実を列挙していかなければならない。.

これはヴィクトリカにとって大変面倒くさい労力を必要とする。

しかし、今回はそれをヴィクトリカに代わり舞台俳優達が説明してくれる。

なんて親切なんだブロワ公爵

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「さぁ、幕開けだ」

今回は楽が出来るぞ久城にも理解がしやすいだろうと上機嫌のヴィクトリカ。
上等な椅子に腰掛け、いつも以上にまったりとくつろぐ。

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「久城、君はリヴァイアサンの一件を覚えているかね?」
「もちろん」

いちおう仕事をしておかないとパパに怒られるヴィクトリカ

しかしながら、一度解決した事件についてまで説明をするのも面倒くさい時間の無駄。
物覚えの悪い秀才である久城に、以前のリヴァイアサン事件について忘れていてもう一致度説明をしなくても大丈夫か確認をする。

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「ココ様は物静かでおとなしい女性だったのよ」
「遠い異国にメイドと二人でやってきて、孤独で心細くって」
「でも、そんなココ様をルパード陛下は大きな愛で包み込んだの」


フランスからやって来たココ。
そんなココを王妃として優しく迎え入れた国王。

日本でも、他の国にもある国民が勝手創りだした都合のいい聖人君主像。
神の化身でもなく唯の人間である国王が、優れた能力と人格者ばかり居るはずもない。

この舞台も、そんな善王を求める国民の期待に答える誇大広告にすぎない。

聖書の類と同じく、国王が寛大で温厚な人間であるという都合のいいでっち上げを信じさせるよう構成された史実に近いフィクション

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「えっ、メモワールには王妃様の方からリヴァイアサンを呼んだって・・・」
「歴史が常に真実とは限らないのだよ」

勝てば官軍。
クーデターは革命。
無差別大量虐殺もテロの報復であれば正義。

連綿と続く歴史と同様、ここでも自分に都合のいい解釈と虚構を見せる舞台。
そして、リヴァイアサンの死をいい事に真実をねじ曲げ都合のいい虚構を歴史に刻む王国。

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「翌年、二人の間に出来た赤ちゃんは・・・」
「難産で、生まれてすぐお亡くなりになってしまって」

「今だ・・・」

・ココ王妃が出産をした、その子供は死亡した。

ココ王妃の出産の場面、ここまで仕事をしてこなかったヴィクトリカがついに動き出す

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「ココ王妃が死んだ」

出産の場面であるはずなのに唐突に王妃の死亡を告げるヴィクトリカ。

・出産は1900年、王妃殺害は1914年。

史実にある死亡までは10年以上の開きがある。
これはどういう事なのか?

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「ここで物語が二つに別れたのだ」
「ソヴュール国民や君たちのよく知る偽りの物語と、隠された真実の物語に・・・」


ココの出産が、偽りと真実の二つの物語への分岐点。

・偽り=王妃の出産は難産
・真実=王妃殺害事件の真相

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「ココはこの時点で既に殺されていた」

王妃殺害事件は、この時に既に動き出していた。
というか、既に殺されていた。

「そして、王妃の替え玉探しが行われたのだ」
「あっ、秘書の募集」
「条件は金髪に青い瞳、王妃様と一緒だ」


だからこそ、王妃の身代わりを探すため秘書探しが行われニコルが行方不明となった。

『我々2人は大外れでしたな』

ニコルはココのメイドになった物だとばかり思っていましたが、まさか失踪時既に王妃と入れ替わっていたとは。

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「カントリーハウスのココ様は打って変わって明るく元気な性格になった」
「王宮の生活がしょうに合わなかったのね」

「別人だったのだから当然だ・・・」
「魔法の石の力で街に出ていたという噂も、ニコルの行動から生まれたものだろう」


あぁ、あのハッスルしてた王妃はニコルだったんですね。
王妃ゴメンなさい

入れ替わったニコルは持ち前の活発さからなのであろうが、以前の王妃と違う行動が目立つようになる

別人と入れ替わり、本物の王妃との行動に相違が起きる。
それが後々に問題となっていく。

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「そして、1914年」
「ついに運命の時が・・・」

『史実にある王妃殺害事件』が起きた年。

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「さすがに旧知の人間に会っては替え玉とばれてしまう」

端から見てもハッスルし過ぎと分かるニコル。
しかも、王妃としての知識も記憶も持ちあわせては居ない。

そのニコルが王妃の知り合いに会った日には・・・。

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「この舞台で行われている事が現実に起こったのだ」
「二人目の王妃ことニコル・ルルーは首を切断され殺された」


王妃の死亡を隠す為。
そして、歴史上から正式に王妃を退場させる為に王妃(=ニコル)の殺害が行われた。

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「カントリーハウスに現われたのは万が一のため防腐処理され保存されていた本物のココ・ローズの首」

王宮でニコルを殺害する。
そして、それを怪談に偽装するためにカントリーハウスで王妃の首を出現させる。

・カントリーハウスでの王妃の首は防腐処理されていた本物

「しかし、調べれば時間が経っているとバレてしまう」
「そこで・・・」


いくら防腐処理をしていたとしても、王妃の首の時間経過は誤魔化し切れるものではない。
そこで、王妃の首を燃やし時間の経過を誤魔化そうとした。

だからと言ってあの大爆発はやり過ぎだ、あそこまで過激にする必要性がない。
もし首が木っ端微塵になってしまえば逆に王妃の首だと判別がつかなくなる。

もう、ジュピター・ロジェの個人的な趣味ミスとしか思えない。

「切り落としたニコルの首は、ココの胴体が眠るニコルの墓に」
「そして、おそらくココ王妃の墓には・・・燃えてしまったココの首とニコルの胴体が収められているのだろう」


・ニコルの墓にあった遺体こそが王妃のもの

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「これがココ・ローズ殺害の真相だ」
「それで犯人は誰なのだ?」

最も重要な真相、王妃殺害の犯人。
殺害方法と時期が明確になった以上、おのずと犯人は絞られてくるはずだ・・・

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「私にも、分からない」

『なんだってー』

番組史上初、ヴィクトリカが匙を大暴投事実上の敗北宣言

「欠片が足りないのだ」
「あまりにも時間が経ちすぎている」


時間の経過により必要な情報が抜け落ちているとし、犯人までは分からないとするヴィクトリカ。

確かにヴィクトリカの言うとおり、証言や証拠はかなりの時間が経ち不確かで曖昧になっている。
しかし、前回のブロワ公爵とのやりとりの中で出てきた彼・・・は既に絞られているはず。
それを犯人不詳とし、殺害方法のみの解決のみにとどめても良いのか?

ヴィクトリカ同様に事件についておおよその検討をつけているブロワ公爵。
事件の推理を継続するのか否か、そのブロワ公爵の判断に委ねる事となる。

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「あぁ、来て良かった」
「あぁー、居たー」
「セシル、どうして」

チャオズセシルは置いてきた』

舞台を見終わり、感動の余韻に浸るゾフィーの前にいるはずのないセシルが鬼の形相で立ちはだかる。

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親友に誘われず、置いてきぼりを喰らった事に必要以上に憤るセシル。
かたや親友を誘いはしなかったが、それに対して毛程も罪悪感を持たないゾフィー。

誘わなかった事はセシルの友情を裏切る行為かもしれないが明確な悪ではない。
二人の話は平行線をたどり、話は遂に究極の問題解決方法『肉体言語』で語り合う事に。

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「ヴィクトリカでも解けない謎があるんだね」
「ん(ゲシッ)」

『余計な一言』でヴィクトリカの自尊心にさらに追い打ちをかける久城。
当然、久城にそんな事を言われて傷付いたヴィクトリカは彼の足を小突く。

そして、それは同時に久城の『余計な一言』を抑制する為のものだった。

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「君が話を聞いていた事は気がついていたよ、ジュピター・ロジェ」
「ジュピター・ロジェって・・・」
「じゃあこの人が科学アカデミーの長官」


突如、オカルト省の監視が昏倒させられその場に現われたジュピター・ロジェ。

ロジェはブロワ公爵の動きに気づいており、舞台の最中からずっとヴィクトリカたちの推理を盗み聞きをしていたのだった。

そして、監視の人数が少なくなった時を見計らい事件の鍵を握る重要人物であるヴィクトリカに接触を図ってきたのだった。

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「なぜ私だと?」
「オカルト省は彼に見せつける為にこの芝居を仕組んだ」
「彼はかならず来る」
「当然、その側には君が居ると・・・」

「成程、理にかなっている」

ブロワ公爵が主催し、その関係者に見せつける意図である以上『彼』はやって来る。
そして、一緒にロジェもやって来る。

そのロジェがブロワ公爵の動きを注視するのは当然の事。

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「そして・・・例の物について確認するため、必ず私に接触してくるはず」
「例の物?」
「やはり、あれに気づいていたか」

そして、ロジェがヴィクトリカに接触する目的は事件についてだけではなく・・・さらに重要な物についてだった。
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「形見箱に入っていた彼の急所だよ」

形見箱に入っていた物の中で唯一ヴィクトリカが秘匿し、持ち続けていた『例の物』。

「ココ・ローズ殺害の件についても聞きたいのだろう?」
「謎はすべて解けているというのかね」

『謎はすべて解けた』

やはり事件の真相は全て解明されていた。
しかし、ロジェが隠れて盗み聞きをしていたため真相を語らなかった(報告する事を避けた)。

「ニコル・ルルーの墓で、私はある物を手に入れた」
「ココ・ローズの遺書だ」


あのペンダントに入っていた手紙、それは王妃の遺書だった。

真相を暴かれる危険性を残す事になるが、犯人にとってはソレを処分してしまう事も忍びなかったのだろうか?

「既にある場所に隠してある。我々の身の安全の為にね・・・」

『護身完成』

やはりロジェを警戒しているヴィクトリカ。
だからこそ劇場に赴く前の時点で鳩に手紙を託したのだった。

ロジェはそれ程危険な相手だという事なのだ・・・。

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「愛する魔法使い、あなたとの罪に神の雷が落とされ私は悪魔の子を産みました。遠からず命で償う事になるでしょう」

ヴィクトリカから送られた王妃の遺書を読み、事件の真相を知ったコルデリア。

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「ココ・ローズは、錬金術師リヴァイアサンの子産んだのだよ」

・1900年の出産、そこで産まれたのはリヴァイアサンの子供。

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国王との間に生まれるはずのない肌の色の子供が生まれた。
この肌の色からリヴァイアサンの子供だと容易に想像がつく。

いや、リヴァイアサンの肌の色とか王妃は見たんじゃないですか?『太くて固いビッグ・マグナム』を。

ああ、でも色が黒っぽいのは使い込んでいるせいだと思い込んでいたという線ですね。>えー

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「犯人である彼は『ソレ』を見たのだ」
「そして、衝動的に・・・」


王妃が悪魔と言うソレをみた犯人は、子供ではなく王妃を衝動的に殺害した。

これが肝心の犯行動機。

殺害の時期や方法が分かっている。
その上、動機を示す決定的証拠が被害者の遺書として残されていた。

これにより犯人はたった一人に絞られる。

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「だが、救いの手を差し伸べる者が現れ事件を闇に葬ると約束した」

その人物、ロジェがココの替え玉を探しニコルを見つけ出した。
そして、1914年の事件の絵図もロジェが描いた。

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「彼は大きな帽子のような物を被っていた」

首を隠す程の大きな帽子を被り、その中に首を隠す。
そうすれば不自然な物を持っていなくとも犯行は可能

そうか、犯人はシルクハットをかぶった英国紳士若しくはフランス料理の料理長だ。>えー

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「だが、彼は自分の役を演じたにすぎない」
「台本を書き、彼に道化を演じさせた者。それは・・・」


犯人もその裏で暗躍する者も全て分かっている。
それでもなお真実を明かさず、汚名を被ったヴィクトリカ

それは一重にヴィクトリカ自身と大切な久城の身を守る為

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「真実を明かせば国が乱れる」
「そう判断し、秘密裏に事をなす事が出来たものを・・・」

「頭の回転は遅くないようだな」
「さすがと言っておこう」


国家にとって不利益な真実は闇に葬る。
それは国家の為なのか?ロジェ自身の為なのか?

どちらにしろ、真実を明かすつもりがないヴィクトリカの意志を確認し、今回はここで引き上げる事にしたらしいロジェ。

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「何かあったのか?」
「いえ、さぁ帰りましょう」

総理国王、トイレ行 かせてください』

一人では寂しかったのか、舞台の途中からずっと姿を消していた保護者同伴のロジェを探していた国王。

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「待ちたまえ」
「何かね?」
「芝居は楽しめたかね?」
「ココは、王妃は・・・本当に国王陛下を愛していたのだな」
「彼女の死によって、二人の純愛は永遠に守られたのだ」


王妃がリヴァイアサンの子供を産んだ以上、国王は王妃に裏切られた事になる。
だからこそ真実とは違う、虚言で彩られた都合のいい脚本。
それを見て王妃の愛が守られたと言う国王。

さすがドリル、赤髪、同様にNTR属性を付加された国王。
精神的にかなり病んでいる。

後半になって三者三様ながらNTR属性の被害者が続々と・・・。

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「犯人は解らぬと言ったか、アレが・・・」
「学園に戻せ、構わん」
「儀式は、終了だ」


ヴィクトリカが推理を放棄した。
それに対して何かを納得したブロワ公爵。

あのプライドの高いヴィクトリカが自分の敗北を宣言した。
それは推理という『力』を無闇に振り回すだけではなく、自身の置かれた立場を判断しそれに適した『力』の使い方を出来るという事。

それはブロワ公爵の求める『力』として合格だったという事なのだろうか?

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「灰色狼、モンストルシャルマンに・・・」
「よい幕引きだ」


一歩間違えば、ヴィクトリカの身が危険にさらされていたというのに・・・それでも今回の件を仕組みヴィクトリカの素養をテストしたブロワ公爵。

だからこそ、ヴィクトリカが上手く事件の真相を知りながらも生きながらえた事に喜ぶ。
自分の『力』の順調な成長に・・・。

彼は本当にヴィクトリカが世界大戦に利用できると本当に考えているのだろうか?
ならば、それはどのようにしてなのか・・・?

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「ところで、君は何故ソブレムに居たのだ?」
「ゾフィーと二人で来たという話だったが・・・」

「あぁ、それはね・・・えぇーとつまり・・・その」

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「ふん(ゲシッ)」
「なんだよー」

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「ふんっ」

ジント久城、そなたの鈍さは冷凍野菜に匹敵するな』

ヴィクトリカの問に、言葉を濁す久城。
久城の浮気はいつもの事とはいえ、他の女とこうも毎回イチャイチャされて気分がいいはずもない。
どう見てもヤキモチを焼いているヴィクトリカさん。

嫉妬ヴィクトリカかわいいよ、嫉妬ヴィクトリカ。

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「街へお出かけに?」
「ソヴュールの青い薔薇、ココ・ローズの芝居を見に」
「そう。マルグリット学園の学生さん?」
「はい」
「仲良しさんなのね」

ソブレムから帰る途中の車中、馬車が壊れた婦人と息子が相乗りをする事になる。

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「マルグリット学園、時計塔無くなってしまったね」
「さみしくない?」

「どうして?」
「だって、父さんとの思い出の場所だったんでしょ」
「母さんはいつも時計塔を見上げて、父さんの事を思ってた」

「思い出はここにいっぱいある、それにお前が居る」
「今のこの暮らしが母さんには何より大切なの」


夫を亡くしたらしい婦人は、例の時計塔に思い出があるらしく時計塔が取り壊されてしまい寂しくおもっているようだった。
だが、それと同時に息子と思い出があればそれで幸せだとも思っていた。

リヴァイアサンの住んでいた時計塔は事件後、ほとんど人が近づく事は無かったはず。
そこに思い出があるという事は・・・。

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「この事件には居なくなった人間が二人いる」
「生まれた筈の子供」


史実では死亡した事になっている、産まれたはずのリヴァイアサンの子供。

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「そして、フランスから一緒に来たというメイド」
「彼女は見た目もココと似ていたそうだ」
「影武者だったのか、仲が良かっただけなのかは分からない」
「だが、殺される寸前彼女と入れ替わったのだ」


メイドは王妃とそっくりで王妃が殺害される直前に入れ替わっていた。
つまり、王妃は生きている。

・第一の殺人の被害者は『メイド』でココは生きていた。
・そして、おそらくは息子と一緒に今もどこかで生きている筈だ。

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「帰ってきたね」
「うん、また読書の日々だ」
「退屈だって言うくせに」
「もちろん退屈だ」
「だが、君を危険な目にあわせるよりずっといい」


『おまえらさっさと結婚しろよ』

学園に戻り、安堵する二人。

互いが互いを思い遣り、慈しむ。
これからも暫く続くであろう、そんな穏やかな仮初の平穏に想いを馳せながら二人はそっと手を繋ぐ。

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「コルデリア、何を考えている?」
「お前の愛しきヴィクトリカの事か?」
「俺の憎きヴィクトリカの事か?」


コルデリアはヴィクトリカと久城が一人で放置されたアブリルを忘れて幸せそうに手を繋ぐ姿を眺めながら何を思うのか・・・。

・やっぱりブライアンは二人居た。>おそらくは、双子

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「どうしたの?」
「ママン」

姿は見えないながらも、母の存在を感じ取るヴィクトリカ。
母はずっと自分を見守ってくれていると・・・。



ブロワ公爵、ジュピター・ロジェ、国王、コルデリア、ブライアン。
今後のヴィクトリカ達の運命を左右するであろう人物たちが出てきた今回の事件。

今までの殆どの事件がこの事件の為の伏線だった。

だからこそ、この事件は単なるNTR事件なのか?>えー
それとも、今後に起こるであろう運命に影響を及ぼす重大な物となるのかが気になる所。

さらには、ジュピター・ロジェはブロワ公爵と並んでラスボス的立ち位置の強大な存在。
それを脅かすであろう形見箱の中身とは何なのか?

未だに多くの謎をしつつ、次回に続く。


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GOSICK -ゴシック- 第20話 『ファントムの幽霊に導かれる』 感想

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「そうか、私は来たのか・・・。」
「ファントムに」


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「ゾフィーさんは、もう中かな」

ヴィクトリカへのペンダントを購入していたせいで、ついゾフィーの存在を忘れていた(=忘れてしまいたい)久城。
ファントムの前でゾフィーの姿を探すが見つけられなかった。

これはむしろ久城に早く一人で(安全に)帰れという神様からの掲示か、ヴィクトリカに気付かずに帰れという悪魔の囁きか?

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「ぷっはー、助ーかったー」
「セシル先生ー」
「久城くん」
「どうしたんですか?何でトランクの中に」
「ピンチなの」

そんな久城の知らぬ所で運命の選択がなされようとした時、近くのトランクが突然動き出し中からセシルが飛び出してきた。
そんな教師を前に『知らない人のふり』をしない生真面目な久城はつい、何故そんな『エスパー伊○』のような真似事をしているのか?と尋ねる。

「ヴィクトリカさんが大変なの」
「えっ?」

久城はそのセシルの口から、ヴィクトリカがこのソブレムに来たという前回のあらましを聞く事になる。

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「お前はココにいろセシル」
「これ以上近づいてはいけない」


『Oh、バレテーラ!』

トランクに潜むセシルにとっくに気づいていたヴィクトリカ。
これ以上自分に関わるとセシルの身が危険に晒されると思い、自分に近づかないように警告をし一人だけでファントムに入ってゆく。

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「ヴィクトリカ・・・」
「大丈夫だからね、どこに居たって・・・」
「どんな嵐が来たって・・・、僕は君を・・・」
「君を」


ヴィクトリカの話を聞き居ても立っても居られなくなった久城は、裏口からこっそりと忍びこむなんて悠長な事をしていられないとファントムの中へ正面玄関からチケットも持たずに無理やり押し通る


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「ヴィクトリカー」
「久城くん、何故?」
「本当に・・・」
「本当に、君は・・・」

「言ったろ、必ず・・・見つけるって」

久城にとってはヴィクトリカを想い、やって来たソブレムで天の采配によりヴィクトリカの危機を知り駆けつける。
ヴィクトリカにとっては久城を見つける事が出来なかった自分を、ソブレムに居るはずのない久城が見つける。

前回から視聴者が期待していたとおり、二人の絆によって起こされた奇跡のような劇的再会。

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「だが、ここまでだ」
「すまない、久城」


久城の姿に一瞬表情が緩んだヴィクトリカだったが、次の瞬間にはセシルの時と同じく拒絶の言葉を残し重く閉ざされた扉の向こうへと姿を消してしまう。

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「案内してもらおうか」
「父上の・・・、アルベール・ド・ブロワ公爵のもとに」


閉じた扉の向こうでヴィクトリカは久城との決別をきっかけについに意を決し、ブロワ公爵のもとへ連れて行くよう促す。

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「よく来たな、我が娘よ」
「今こそその力、我らのために役立ててもらおう」


別の場所に居ながら、声だけでヴィクトリカを出迎えるキール議長ブロワ公爵。

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「考えていたのだよ、何故オカルト省が今になってココ=ローズ殺害の真相を暴こうとするのか?」
「ほぅ」
「すでに検討はついているのではないのかね?」
「だが、確たる証拠がない」
「それを掴み、犯人の弱みを握りたいのだろう」
「そしてさらなる地位と権力を得る」

「この国でそれだけの影響力を持つ人物」
「彼こそがこの事件の真犯人」


あのブロワ公爵が慈善で犯人を探すはずがない。
権力と地位を求めるブロワ公爵が弱みを握りたい相手。

ジュピター・ロジェは以前の形見箱があるからその必要性は少ないはずだ。
そうなれば自ずと彼というのは・・・。

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フランスからの使者が王妃に謁見をしようとした際、部屋に居た王妃は何者かによって首を切断された死体となって発見された。

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王妃の部屋を直前に出入りしたのは国王のみ。
しかしながら、国王は怪しい物を持っていなかったので無実だと推定されていた。

王様は帯剣している上、頭には戴冠もしているのが普通ですから。
この辺は怪しい物には含まれません

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同時刻に王妃の頭部がカントリーハウスで大爆発という事件が発生。

どう見ても爆弾によるものですが、そこに居たジュピター・ロジェが王妃の生首だったと証言するのだから爆弾であるはずがない

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「まっ、あれに解決できない事件があるとは思えん」
「そう心配するな子リスよ」

「欠片は、混沌の欠片は揃っているんですか?」

ヴィクトリカの身を案じる久城に、共に残ったグレヴィールは励ましの言葉をかける。
しかし、当の久城本人はヴィクトリカの力は混沌の欠片がなければ本当の力を発揮できない事を知っておりそれを危惧していた。

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「僕も戦います」
「僕もヴィクトリカと一緒に戦います」


ヴィクトリカの足りない部分。
それを補うため、ヴィクトリカの推理を助ける為、この事件の情報を詳しく調べる事を決める久城。

ヴィクトリカと一緒に学園に帰るために。

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「待っててね、ヴィクトリカ」

総つぶやき、駆け出す久城。

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「ヴィクトリカ?」
「コルデリアの事を知っているのかい?」

格好良く事件を調べにかけ出した矢先、廊下に展示されてる写真に目がとまる。

いくつもある写真の中から、たった一つの写真を見つけだす眼力。
さすが久城
走りながらもそういう美人の写真は絶対に見逃さないとは・・・。

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「ここはお母さんが居た場所」
「そんな場所でヴィクトリカは・・・」


前回、コルデリアと一緒に働いていたグラン・マ女性からその写真はコルデリアの物で、ヴィクトリカは母親の居た因縁の場所で推理を強要されているのだと知る。

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「王妃様」
「なんで王妃様の写真がここに?」

「違うよ」
「えっ」
「その娘はニコル・ルル」

さらに、コルデリアの隣に飾られた写真には王妃に瓜二つの女性『ニコル・ルル』が写っていた。

やっぱり、前回のメイドは・・・?

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「資料はすべて揃っている」
「灰色狼に分からん事などあるまい」

「欠片が揃えばだ」
「だが、それでは再構成のしようも・・・」


久城の危惧したとおり、ただ集められた表面上の資料だけでは事件の本質に近付く事が出来ないヴィクトリカ。
もっと事件についての資料を集めるようオカルト省の人間達に求める。

しかし、オカルト省の人間たちはそんなヴィクトリカの要求に耳をかさない。

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一方で、ヴィクトリカの為に情報を集める久城はセシルと共にニコル・ルルについての情報を集め始めていた。

・24年前にあった、金髪で青い瞳など細かい条件が指定がされた秘書の募集
ニコル・ルルはその秘書募集に応募し、そのまま姿を消し消息不明に

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「下町のブルーローズ?本当に事件と関係あるの?」
「えっ、あー」
「何となくそんな気がするって言うか・・・」
「とにかく行きましょう」


王妃の殺害事件と下町の人間の失踪。

一見すると全く関係性のない事件だが、女がらみでは超人的能力を発揮する久城は何かしらの直感が働いたようだ。

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・ニコルが姿を消して10年後(今から14年前)、彼女はどこかの貴族の愛人になったらしいと目撃情報があった。

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「大ファンだったとお聞きしましたが」
「ああ、だからさぁ本当ショックだったぜ」
「死んだって聞いたときは」

「えっ」

いくつかの証言を集めるうち、その証言が食い違っている事に疑問を覚える久城。

・目撃証言のあったニコルは行方不明になった年に既に死亡していた

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「チケットもないし、守衛も居る」
「どうするの?久城くん」

「警部が来てくれるはずなんですが・・・」

さっきお金を払わずに無理やり入ったので警戒が厳重になったファントム。

久城の待つ肝心のグレヴィールはヴィクトリカの儀式の最中で途中退席はマナー違反であり部屋を出る事が叶わず、当然久城のもとへと行く事は出来ないでいた。

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「先生はここに居てください」
八方塞がりとなった久城の前に、何を思ったのかブライアンが姿を見せる。

ブライアンの姿を見つけた久城はセシルを残し、いつものようにその後を追いかける。

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「どうした、俺に立ち向かった威勢の良さはどこに行った?」
「少年」

「ブライアン」

ブライアンの手引きによりまんまと劇場に入る事に成功した久城。
しかし、肝心の部屋の扉の前に居る守衛の姿に怯え何も出来ないでいた。

そんな久城を嘲笑しながらも激励するブライアン。

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言葉の後、突如走り出し久城の代わりに守衛を倒してくれる。

さすが、前回の苦い経験からだいぶ功夫を積んだようです。

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「何事だ?」
「明かりをつけろ、早く」


混沌の欠片が足りず、推理が出来ないヴィクトリカに推理を強要するオカルト省は薬草を焚くなど何の意味も持たないオカルト儀式を行っていた。

その最中、突如部屋に誰かが侵入してくる。

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「急げ、子狼は奥の扉だ」
「っ・・・、ありがとう」
「フン」

ブライアンのおかげで難なく守衛の見張る扉を通過することが出来た久城は、初めてブライアンに感謝し若干の和解をする。

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「ヴィクトリカー」

通路を駆け抜け、ヴィクトリカの居る部屋へと駆けつけてきた久城。
その視線の先には・・・。

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「ふっ」
「何でここに?」

先ほどの扉で『俺の事はいい、先にいけ』(久城の中では)犠牲にして置いて来た筈のブライアンが居た。

そう、ベルゼブブの頭蓋でも見せた『二人のブライアン』

最初は書割や、投映という可能性もあったが・・・。
今回は一方通行の通路。

瞬間移動でない限り、この矛盾は『ブライアンが二人いる』という事でしか解決できない。

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「久城?」
「良かった・・・、良かった・・・良かった・・・良かった」
「駄目だ、この事件は」
「分かってる」
「分かってるんだ」
「僕を巻き込むまいと、君は・・・君は・・・君は・・・君は」
「でも僕は関わるよ、いいじゃないか君のすべてに進んで巻き込まれてゆく御節介な」
「そんな友達が一人くらい居たって」


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「久城・・・」

あれ程近づかないよう拒絶したはずの久城が居る。
ヴィクトリカにとっては嬉しい事だが、同時に大切な久城を危険に晒すかもしれないという辛い事実。

しかし、当の久城はどんなに危険であろうとヴィクトリカと一緒に居ると言い放つ。

ここまで来て友達かっ
と思ったでしょうが、そんな事は欠伸にも出さずにその劇的な言葉と抱擁を喜ぶヴィクトリカ。

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「久城」
「いまここで足掻いても、父の呪縛から逃れる事など出来はしない」

「でも」
「謎を解け・・・」
「生きるために力を見せろ」

「生きるために力を見せろ」

どんなにヴィクトリカが拒もうとも自分から飛び込んでくるという久城の言葉にほだされたヴィクトリカは、このまま二人で愛の逃避行をするのではなく久城と共に父親と対決をしてゆく決意をする。

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「私が解く」
「私が解こう」
「ココ・ローズ事件の謎は私が解く」


『乗ります』
『僕が乗ります』
『僕はエヴァンゲリオン初号機のパイロット、碇シンジです』


父親の言いなりになり、戦う(生きる)事を諦めかけたヴィクトリカ
その彼女が事件の解決を、父親との対決を、自分の生き方を明確に決めた瞬間だった。

自分から危険に巻き込まれる御節介な久城。
自分を守ろうとしてくれる御節介な久城。

久城を危険から守る為には戦うしかない。
だけど、久城が居てくれるから戦える。


彼と共に戦っていく。
それが、それこそが自分が探していた自分の生きる目的。

明晰な頭脳が見つけられなかった、最後の混沌の欠片

今回はアブリルが一緒の回想シーンがないね。>(涙)

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「久城、君は何故ニコル・ルルを調べようと思ったのだ?」
「えっ、何故って・・・」
「君が喜びそうな話だなって・・・」

「つまらぬ秀才の割にはでかした、褒めてやろう」

なんと、久城がニコルを調べようと思ったのは単純な超直感からではなく、どこかの天内悠ばりにヴィクトリカの気持ちになって考えた結果だった。

確かに、微妙な秀才の割に女絡みだと天才的能力を発揮する

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「墓地に行って、ニコル・ルルの墓を暴く」

ニコルの墓を堀り、そこに何があるのかを暴くと言うヴィクトリカ。

そこには本当にニコルの遺体があるのか?
或いはニコルの目撃証言から推測出来るように別人の物?で、10年後まで生きて・・・

次回、遂に王妃殺人事件解決編。


ベルゼブブの頭蓋で生きる意味が分からないと吐露し、久城と一緒に自分の生きる道を模索してきたヴィクトリカ。
それが、久城の献身から父と決別し自分の生きる意味を見出した

そんな物語へのクライマックスを意識した重要な回でした。>(大体重要な回ばかりですが)

残すところ4話程度。
本当にテレビ版だけで完結するのか?
もしかすると『劇場版 GOSICK -ゴシック- 完結編』なんて事になるのか?

そして、二人がこうしてイチャつく間もアブリルさんは一人寂しくクリスマスパーティーの準備をしているのだ・・・。>教師すら

ヴィクトリカさんも不幸な運命ですが、一番不幸なのは学園にただ一人残されたアブリルさんです。
そこはお忘れなきよう。


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(2011/06/19)
キャラアニ

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テーマ : アニメ・感想
ジャンル : アニメ・コミック

GOSICK -ゴシック- 第19話 『薔薇色の人生は新雪に埋もれる』 感想

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「キリスト生誕の夜に灰色狼の子が生まれる・・・皮肉なものだな」
「ああ、罪なるものよ」
「穢れし血の泉より生まれいでしお前に・・・嘆きの祝福を」


クリスマスの夜、普通であれば明るく、暖かなであろうはずの出産の場。
それが、冷たく仄暗い一室で鎖に繋がれ呻くコルデリア。

かたや、神の名を語る男と同一の誕生日(諸説あり)に生まれる自らの子供を喜ぶように、そして嘲るように祝福の言葉を口にするブロワ公爵。

コルデリアが子供を産む道具として扱われているであろう事は想像していたが、予想以上に非道な扱いを受けていた事がうかがい知れる。

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「うわー」
「ソヴュールに来て初めての雪だ」


ソヴュールで過ごす始めての冬に浮かれるという純真な少年のように見える久城。

久城がこんな純真な男のはずがない。

しかし、これは賢明な視聴者の予想通り。
どうやらアブリルとヴィクトリカと過ごすであろう「くんずほぐれつ熱いクリスマスの夜」という不純な事を楽しみにしながらプレゼントを買いにソブレムへ向かう途中だからです。


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「ヴィクトリカも出ようよ、クリスマスパーティー」
「みんなすごく楽しそうだよ」
「ヴィクトリカもプレゼント用意してさ」

「なぜ自分の誕生日に他人にプレゼントをやらなくちゃならんのだ?」

『私は神だ』

そうです。
視聴者は一足先に知っていますが、クリスマスの夜にコルデリアの悲愴な出産シーンにて生まれたのがヴィクトリカ。

世俗の人間たちが誕生日とクリスマスに二つもプレゼントを貰えるのに対し、ヴィクトリカは一つしかプレゼントを貰えない悲しい宿命の子。>えー

しかも、それを他人とのプレゼント交換で手に入れるなどと考えたら涙が止まりません

「ヴィクトリカにクリスマスプレゼントと、誕生日プレゼント」

ちゃんと二個、プレゼントを買うつもりのやさしい久城。

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「あら久城くん」
「ゾッ、ゾフィーさん」

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「何処行くの?」
「えっ、ああはい・・・ちょっとソブレムに買い物に」
「うわ、奇っ遇ぅー」
「乗っていきなよ、ホラホラ」


ソブレムまで徒歩と列車で向かおうとしていた久城の前に偶然通りかかったゾフィー。

ゾフィーもソブレムにある『ファントム』で行われる演劇を観に行く途中で、いつものように頼みもしないのに気を利かせてバイクの同乗を提案する。

こういう積極的な女性の提案を久城が断ったことがあっただろうか?
いや、ない。

ということで初めてバイクを運転するゾフィーとソブレムへ向かう事になった久城。
無事にソブレムに着くか心配ですが、無事に帰って来れるかも心配です。>帰りは列車だね。

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「遅い」

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「はぁはぁ」
「あぁっ、ヴィクトリカさん」

「屁こきいもり」

久城が来るのが遅いと寂しがるヴィクトリカ。
そこに息を切らしながら、階段を登ってやって来たアブリル。

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「久城くん知らない?」
「クリスマスパーティーの準備を一緒にしようと思ってたんだけど」
「そうだ、ヴィクトリカさんすっごく面白い怪談教えてあげる」


アブリルも久城と一緒にクリスマスパーティー(と、その夜)の準備をしようと思っていたが久城を見つけられず、もしやと思い図書館塔の最上階へとやって来たのだった。

久城の姿がないという事は自分以外の女(ヴィクトリカ)の所に違いないと思っていたが、ヴィクトリカも久城がどこに居るのかを知らない様子。

なら、安心だ(>何が?)とヴィクトリカを捕まえて自慢の怪談話を話し始めるアブリル。

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「あのーヴィクトリカさん?」
「いいかね、この知識の壁から先に侵入しては駄目だ」
「一歩たりとも」

「ええー」
「では、簡潔に語りたまえ」

いつも通り相手に近づき話をしようとするアブリルとの間に『無敵バリア』を築くヴィクトリカ
親しくなり二人きりでも会話は出来るようになったが、やはり恋敵アブリルに苦手意識があるようで一定の距離が必要な様子。

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「そうそう、ココ・ローズ」
「リヴァイアサンの事を調べた時も彼女の話が出てきたでしょ」

「あぁ」
「ココ王妃は赤ちゃんに恵まれなくってね」
「それをルパード・ド・ジュレ陛下に責められて、カントリーハウスにメイドと一緒に移り住んだの」


ここで、注目すべき事は王妃とメイドが『一緒』にという所でしょう。
外見(体格や髪型)がそっくりなメイドが一緒とくれば・・・。

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「それが面白い怪談か?」
「本番はここから」
「ココ王妃はね、リヴァイアサンから魔法の石を受け取っていたの」
「その意思を握るとね透明になれちゃうのよ」
「そのおかげでココ王妃は見張りに見つかる事なくお忍びで遊びに行く事が出来たんですって」


『テクマクマ○コン、テク○クマヤコン』
王妃、いい歳して魔法少女ごっこはお辞め下さい。

誰にも見つからなかったのか、見ないように努めていたのか
回想シーンの王妃ハッスルしすぎ

リヴァイアサンは本物の錬金術師ではなかったのは覚えておいでだと思いますが、この魔法の石というのは賢者の石同様、何かの比喩でしょうか?

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「カントリーハウスに閉じ込められた王妃」
「そこから出るための魔法の石」


自分と同じ境遇にあるココ王妃に親近感を覚え、自分にとっては久城が魔法の石であると悲しげに吐露する。

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「ソヴュールの青い薔薇、この上演を決めたのはオカルト省のブロワ公爵だ」
「しかも、クリスマスに」
「お前が汚辱に濡れた聖なる夜、これは悪い冗談か?」
「いや、この演目をこの時期に上演する事にはなにか意味があるはずだ」


ファントムで上演される演目はブロワ公爵による画策。
これはヴィクトリカに未解決の事件を解決させようとしての事。

「バラ色の人生」
「それが青い薔薇なら話も変わるだろうな・・・」


幸せな人生であるはずのバラ色の人生。
しかし、それが青い薔薇であるなら・・・どのようになるというのか。

コルデリアの悲惨な過去話が回想される。

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「コルデリア、またあの赤毛の男の子が来てるよ」
「うん、舞台が終わった後会う約束をしてるの」

名もなき村を出てしばらく経ったであろう頃、コルデリアは劇場で踊り子を生業としていた。

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「これは、過去を自分の物にした証なの」

舞台化粧をするコルデリア。
その胸元にはヴィクトリカに渡されたペンダントがあった。

そのペンダントに込められた真意は不明だが、村での冤罪をきっかけに村を出て自由を手にしたという事なのか。

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いつの時代も『貧乳はステータスだ!稀少価値だ!』という事でコルデリアさんは大人気。
優暮るまえのブライアンもチラリと出てくるが俄然優しそう。

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「灰色狼か・・・」

ショーの最中、舞台の踊り子であるコルデリアに触れるというマナー違反異様な執着さと行動を見せるブロワ公爵。

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そのブロワ公爵の執拗さは最悪の形で現実のものとなり、仕事帰りのコルデリアはブライアンの目の前で拉致される。

ブライアンはブロワ公爵によってコルデリアを金と権力で無理やりNTRされたのは薄々感じていましたが、ここまで強硬な手段で奪われていたとは・・・。
せめてNTR属性があれば多少救われたろうに。

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「灰色狼よ、お前がココに来て一年」
「ようやくお前が機能する時が来た」
「灰色狼の血と私の血が混ざり合い、そして生まれ出る運命の子」
「穢れを清め、嵐を切り裂く」
「その力を我に」


冒頭のシーンと繋がるコルデリアの出産。

ブロワ公爵の望みはリヴァイアサンが言った『特別な力を持つ子供』。
コルデリアはその為の道具として扱われるだけであった。

えー、以前リヴァイアサンが居たからヴィクトリカが生まれたと感謝しましたが半分取り消し。
お前のせいでコルデリアの人生が御覧の有様だよ

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「私の娘は強い」
「あの娘の頭脳と優しさは比類ない」
「私は娘の力を信じている」
「そして、それだけが屈辱と憤怒の私の人生の・・・唯一のよすがだ」


非道な扱い。
望まぬ子供。

それでも尚、ヴィクトリカを愛し信じるコルデリア。
ヴィクトリカの純粋で無垢な人生こそが散々な彼女の人生での唯一の救いだった。

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「面白い怪談とは、その屁こきいもりの屁程度の話かね」

舞台は再び現代へと戻りアブリルの怪談に容赦のないダメ出しをするヴィクトリカ。

いや、でも理論は見破られていないのでかなりの進歩です。

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「他にもあるわ」
「ちょっと待って、えぇーと」


さらに面白い怪談をひねり出そうとするアブリル。

怪談話で意外と盛り上がる二人(?)の前に窓から入ってきた鳩が現れる。

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「鳩だ、私ちょっと苦手なんだ」
「頭を前後にして歩くでしょう、カクカクって」


鳩が苦手で怯えるアブリル。
久城もベッドの上では腰を・・・、いえ何でも。

「はっ」

鳩を恐れず、その腕に鳩を止めたヴィクトリカはその足につけられた手紙に気づく。

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「それに、鳴き声も不気味じゃない?」
「クルックー、クルックーって」
「・・・うわ、ヴィクトリカさんどうしたの?」
「鳩に何かされたの?」


これが久城が相手なら女子が無言で駆け出した場合、「花を摘みに」行く可能性があるのだからそっとしておくのがマナーだと説教する所ですが、アブリルだから許す。

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「舞台は揃った」

ソブレムで過去に起きた王妃殺害事件解決のため、ヴィクトリカを招集するよう指示を出すブロワ公爵。

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「嫌、嫌ァ」

コルデリアの過去。
クイーン・ベリー号で出会ったジュリィが同じ病院に入院しており、あのペンダントを大切にしている姿があった。>ジュリィはここに入院していたからあの歩き方だったんですね

「ペンダント・・・」
「ペンダントを取ろうとしたから」


自分も同様に散々な目に会いながらも、ただ一つ大事なペンダントだけは相変わらず昔のまま変わらず胸元に持ち続けるコルデリアはペンダントを離そうとしないジュリィの思いを代弁する。

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「気付けば私は・・・精神病院に閉じ込められていた」

世間からの体裁を守りつつ幽閉し、自分の意志で出入りする事が不可能な都合のいい場所に閉じ込められたコルデリア。

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「私は、赤毛の男ブライアンによって助けられた」

役目を終えた彼女はこのままただ閉じ込められて一生を終わるかに思われた。
しかし、連れ去られたコルデリアを探し続け、ようやく見つけだすことが出来たブライアンが助けにやって来る。

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「おつかれコルデリア、ここにもすっかり馴れたみたいだな」
「舞台は嫌いじゃないから」

やはりチェスドールの内部に潜んでいたコルデリア。
ブライアンと舞台をこなしながら、ブロワ公爵の目から隠れ生活をおくっていた。

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「私の・・・娘に、会いたい」

そんな生活の最中、ふと自分の娘に会いたいと思うコルデリア。

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「でも、そこに居たのは私だった」
「冷たい塔に閉じ込められ、自由を奪われて」
「泣くこともかなわず、叫ぶことも許されず」


塔に閉じ込められた、自分と瓜二つのヴィクトリカ。

自分はブライアンによって助けられたが、ヴィクトリカは誰が助けてくれるのか?

コルデリアは自ら逃げる術も悲惨な人生を呪う術も持たない、自分以上に過酷で悲惨な状況に置かれているヴィクトリカに心を痛める。

「大丈夫、言葉などなくとも」
「これを・・・」


これまで自分が大切にしていたペンダントをヴィクトリカに手渡すコルデリア。
それはペンダントよりも大切な物を見つけたからかもしれない。

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「えへっ」

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「私の・・・娘」
「そして・・・私の魂」


ヴィクトリカが笑う。

その瞬間に、子供という自分自身の存在の分身が居るという得も言われぬ幸福と、もう一人の自分が未だに悲惨な状況から救えないという苦しさを感じるコルデリア。

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『誰が殺したクックロビン』

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「久城・・・君は、いつも私を見つけてくれた」
「私も、君を見つけたい」
「例えどこにいても、君を・・・」


コルデリアからの手紙を受け取り久城の姿を探し学園中を走りまわるヴィクトリカ。
しかし、久城はソブレムに出かけており学園内で見つける事は出来なかった。

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「離せ、丸メガネ」

前回の轍を踏まえ、学園にやって来たグレヴィールの足にしがみつきその侵入を阻止しようとするセシル。

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「また出かけるのだな・・私は」
「父の・・・、オカルト省の要請で」


ぐれの姿を認め、自分がまたもブロワ公爵の命令で連れて行かれるのだとさとるヴィクトリカ。

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「うっそ、今夜のチケットは売り切れ?」

ソブレムに来たのはいいが、既にチケットは売り切れており肩を落とすゾフィー。

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「無礼者」
「よせ」
「すまなかった、大丈夫かねマドモワゼル」


そのゾフィーとぶつかりそうになった初老の男性二人連れ。

いい歳した男二人で演劇鑑賞とは・・・

と久城は思ったでしょうが、この男性達をよく見ると国王とジュピター・ロジェの二人だった。>ブロワ公爵が公演を企画した狙いが伺い知れる

どうやらお忍びで着ていたらしく、ゾフィーの無礼も穏便に許し更には親切にもチケットを譲ってくれる国王とジュピター・ロジェ。

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王妃はそっくりな二人によるダブルキャストらしいが、伏線にしか見えないですね。

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「これ・・・」
「ああ、陛下が測位された時のコインでね。俺が細工をしたんだ」

ゾフィーを置いてヴィクトリカへのプレゼントを探す久城の目に止まったのはヴィクトリカが無くした物によく似たペンダントだった。

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「ヴィクトリカがコルデリアさんから貰った大切なペンダント」
「ヴィクトリカはそれを失ってまで僕を助けてくれた」


ヴィクトリカは許した事だったが、やはり『ファイトー!、いっぱーつ!!』の一件で失ったペンダントの事でヴィクトリカに対して後ろめたさを感じていた久城。

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「今度は、これを僕が渡したい」
「そして、このペンダントがあればいつでも君を助けに行くってそう伝えたい」


コルデリアはペンダントがなくともヴィクトリカの所へ駆けつけると言った。

久城もコルデリアと同じようにヴィクトリカを守ると誓った。
だからその証を渡したい。

だから、これは無くした物の代わりではなく久城自身がヴィクトリカへ渡す絆の証

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「久城、私はそれでも信じたい。二人が離れる時は今ではないと」

グレヴィールに連れられソブレムに向かう馬車で二人の行く末を憂うヴィクトリカ。

いやぁ、視聴者は久城がソブレムに居ると知っているのでニヤニヤしっぱなしですが、ヴィクトリカさんの心中はかなり寂しがっている事でしょう。

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「はぁはぁ、どこ行っちゃったんだろうヴィクトリカさん」

そして、ソブレムに行った久城を探すヴィクトリカが同じくソブレムに行き、そのヴィクトリカを探すアブリルだけが学園に取り残された。

とりあえず久城、いつもは無駄にアブリルとヴィクトリカに絡むのに肝心な時に行き先を告げて外出をしろ。

一緒にヴィクトリカへのプレゼントを買いに行こう、とでもアブリルを誘っていれば次回もアブリルの出番があっただろうに・・・。

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「二度目の嵐」

誰もいなくなった図書館塔の最上階。
そこに残されていた紙切れ(手紙)を読んだアブリルは聞きなれない言葉を見つける。

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「もうすぐ二度目の嵐がやって来る」
「今こそ力を見せる時だ」
「私の娘・・・、私の魂よ」


娘の身を案じる母親の願。
しかし、大きな嵐はいとも容易く一人の人間の事など押しつぶしてしまう。

コルデリアの人生がそうであったように、ヴィクトリカの人生にもその大きな嵐が迫っていた


とりあえず、コルデリアさんの妊娠(ボテ腹)に大ハッスル過酷な人生に涙した。

戦争という物が多くの人生を狂わせる事は周知の事実。
だからこそ、ヴィクトリカと久城にはそれに抗い乗り越えていって欲しい。

占いの結果も、二人が離れたままとなるとは断定できる要因もないので努力で乗り越えられるはず。

次回以降の解決編でヴィクトリカが自分の力を見せる事で何が起きるのか。
そこに注目しながら鑑賞しようと思います。

GOSICK ORIGINAL SOUNDTRACK SECOND SEASONGOSICK ORIGINAL SOUNDTRACK SECOND SEASON
(2011/06/29)
中川幸太郎

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ジャンル : アニメ・コミック

GOSICK -ゴシック- 第18話 『漆黒の列車はいくつかの嘘を運ぶ』 感想

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「これがサイモン・ハント殺害の絡繰だよ」
「これはスリップノットという結び方だ」
「縄抜けの技術に用いられる」
「修道女モレラはこの応用でロープを解き、短剣を手にしたのだ」


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『親父の本気の構えだッッ』

前回、事件後の騒動で有耶無耶になっていたサイモン殺害のトリックを偶然乗り合わせた二人に手伝わせて久城に解説するヴィクトリカ。

これは久城に対して優しいのか見ず知らずの他人に対して優しくないのか
そこは置いておく

まぁ、犯人については密室の殺人である以上消去法でモレラだと賢明な視聴者はお分かりだったでしょう。
特に、あの渾身の気絶した振りは若い美少女へのチェンジを求める視聴者の同情すら引けなかった。

動機は明白でオカルト省の支配下にあるベルゼブブの頭蓋とそこに居る修道女が、オカルトを批判する人間であり更にはアカデミーのスパイであるサイモンをそのまま帰すわけがないといった所。

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「だが、こんな物はカオスの内に入らん。」
「私が真に再構成すべきなのは・・・」
「ぐっ・・・ぐひゃっ」


格好良くトリックを暴き、本当に重要な事を説明しようとした矢先にくしゃみをするヴィクトリカ。

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「さっきはどうもありがとう」
「確か行きの列車でも一緒だったよね」


「・・・・」

美少女はきちんとチェック済みの久城。
濡れたままだったヴィクトリカの体を拭きながらハンカチを貸してくれた美少女へのフォローも忘れない気の利かせよう。
アブリルの時もそうだが、同時攻略が上手すぎる
これがゲームなら放っておいてもハーレムエンディングに辿り着く

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「すまんが御一緒させてくれるかね?」

ドキッ!女だらけの列車旅行、を楽しんでいた久城達の部屋に他に空きがないとあぶれた大男と青年がやって来る。

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「私は『孤児』、私は誕生日を知らない」
「でもそれじゃ死んだ後、黄泉の国で迷子になっちゃうし」
「それで見つけて欲しくて、ファンタズマゴリアに参加したんだ」


来た早々に勝手に部屋をしきり、順番に自己紹介を求める大男。
久城が狙っている美少女は自分の誕生日を見つけてもらう為にファンタマゴリアにやって来た『孤児』と名乗った。
その孤児と同席していた品のよさそうな婦人は『案山子』と名乗る。

後から部屋へやって来た青年は木を切り倒すという『木こり』、大男は『騎士』と自己紹介をする。

あれ、この男二人の自己紹介見た目からだと逆だろと久城は心の中で突っ込んだに違いない。

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「『マスカレード号』とは言い得て妙だな」
「まさしく仮面舞踏会に相応しい」
「本気で信じているのか?子狼があの箱を奪い返せると」

「あの箱は、我ら灰色狼にとって切り札だ」
「迫り来る嵐から、きっとあの子を守ってくれる」

「だから託すという訳か」
「だがそれで俺達はどうなる?」
「折角、ここまで出向いたというのに」

「案ずるな、策はまだ他にもある」
「娘よ、謎を解け・・・そして、生きる為の力を見せるのだ」


ヴィクトリカ達が乗る列車に対し、意味深な言葉を口にするブライアン。
二人が乗り合わせた列車の状況がマスカレード(=仮面舞踏会)、素顔を隠した騙し合いの渦中である事を察しての事。

そして、コルデリアはヴィクトリカの才能を信じ、自分達が求めていた筈の形見箱をヴィクトリカに託す事を決めたようだった。

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「失踪中のレグラント嬢、今だ行方掴めず」

真面目に新聞を読んでいると思いきや、やはり美少女の事を片時も忘れていない久城
こんな美少女が失踪中だなんて世界的な損失だと嘆く。

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そんな、久城の何気ない言葉に真剣な面持ちの木こり。
これはもう久城が見ている美少女の写真記事が気になっているんだと一目で分かる。

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「久城、形見箱とは如何なるものか君に知識はあるかね?」
「形見箱とはこのヨーロッパに伝わる習慣だ」
「小さな箱に己が人生の節目節目を表す品を詰めていく」
「持ち主が死ぬと箱は棺と共に葬られる」
「ベルゼブブの頭蓋に有った箱も、恐らく何者かの人生を封じ込めている筈なのだ」
「そして、その箱をママン達は手に入れようとしていた・・・」
「形見箱、その正体を突き止めねばならん」


何かを思い、形見箱について解説を始めるヴィクトリカ。

ヨーロッパに伝わる古くからの風習である形見箱。
それは個人が大切にしている物で、持ち主と共に墓に葬り去られる。

つまり、誰かの形見箱が盗まれたもしくは掘り出された可能性が考えられる。
だが、どちらにしても個人の記念品に何の価値があるというのか?


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何者かによって引き起こされた一瞬の停電。

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暗闇に怯え、幼気なヴィクトリカの膝に乗るという非道な行いをしてしまう久城は当然平謝り。

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「ないっ」

服が濡れたままのバカップル二人を見かねた案山子が着替えを取りに立った直後、孤児は自らの懐から何かが無くなっている異変に気づく。

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「ねぇ騎士さん、私も夜風で冷えちゃった」
「良ければおばさんに、私の分も頼んで来て欲しいんだけどな」

「承知」

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「あの」
「坊ちゃんは待ってな、姫君の御要望を叶えるのは・・・騎士の務めだ」

懐の異変に気付きほんの一瞬取り乱した孤児だったがすぐに冷静さを取り戻し、毛布を取りに行くという口実のもと騎士に出て行った案山子の後を追うように目配せをする。
その騎士を引きとめようとするような行動をとる木こり。

ここで孤児と騎士、案山子と木こりというそれぞれが対立する勢力の所属であるという立ち位置がはっきりと分かる。

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「アレか」
「逢引きかね?」
「こんな所で」

「案山子のくせして、人様の収穫に手を出すとは不届きな」
「俺の仲間から掏り取った物を返して貰おう」


何かをを目視し行動を起こそうとした案山子だったが、後を追ってきた騎士にその行為を見咎められる。
その後、当然の流れとして孤児が盗まれた物を巡り互いに殺し合いを始める二人。

果たして、体格の勝る騎士が案山子の腹部にナイフを突き刺し殺害する。

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「ごめんよ、さっきは立ち入った事を聞いちゃって」
「別に」
「誕生日、見つかるといいね」

一方の客室では部屋の外で人が死んでいるとは露知らず、合ったばかりの美少女のフラグを着実に建てていた。

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あの無表情な孤児がこの表情。>さすが一級フラグ建築士

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見てよ、隣のヴィクトリカの不機嫌な表情。
前回の告白からまだ1話も経っていないのに、ヒロインの目の前で女を口説くとはいい度胸だと思っているに違いない。

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「あの部屋の者達は全て、オカルト省の又はアカデミーの手先だよ」

世界の車窓から』人が落下し転がっていくというショッキングな場面を目撃し、それを客室に乗り合わせた乗客全員に報告しようとした久城。
しかし、ヴィクトリカはその軽率な行動を制す。

程なくして戻ってきた騎士、そして戻ってこない案山子

危険を確信したヴィクトリカは、のほほんとして未だに自らの居る現状に気付かない久城を着替えを口実に部屋から連れ出し同室者全員が組織の人間だと告げる。

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「その、あんまり似合ってるから」
「お似合いだと?」
「私に給仕しろとでも・・・、偉くなったものだなっ」

「そんなこと言ってないのにぃ」

着替えを済ませ、メイド服を着て出て来たヴィクトリカを褒める久城。
褒められた事に照れたヴィクトリカは赤面し、いつもの如くツンの態度で返す。

いや、久城は給仕じゃなくて奉仕(エロい意味で)して欲しかったんだ

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客室への帰り道、無線に向かい何かしら話をしていた木こりを見つける久城。

助けを求める声と、それを助けるという木こり。
どう考えても普通ではないやり取りを何でもないと誤魔化し、他の4人を食堂へと誘う木こり。

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食堂へと集まった4人は木こりの提案で一種のゲームを申し出る。

大量の干し葡萄を入れた大皿にウォッカを注ぎ火を付ける。
それを手で掴み口の中に入れて、自分の願い事を言っていくというもの。

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「いかん、その水を飲むな」

恐らく例の物を奪取するための次の作戦であろうと思われるこのゲーム。
久城は率先して一番に手を挙げたがヴィクトリカに制止される。

一番目に木こり、二番目に孤児が挑戦をする。

順番にゲームが消化され、いよいよ我らの久城がエロい願いをドヤ顔で告白するに違いないと思った矢先、ゲームはヴィクトリカの叫びによって中断される。

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「芝居は止せ、毒を盛ったのは君だろう」
「毒だって?」
「馬鹿な、君も見たろう」
「僕も同じボールの葡萄を、水だって僕も飲んだ」


ヴィクトリカの制止も虚しく水を飲んでしまい倒れる孤児。
その孤児に毒を盛ったのは木こりだと唐突に糾弾するヴィクトリカ。

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「毒はグラスの底に仕込んであったのだ」
「ごく薄く凍らせてな」
「君や彼女が最初に飲んだ時はまだ毒が水に混ざっていなかった」
「しかし、やがて氷が溶け出し彼女が再び口にした時には・・・」

「貴様ぁ」

テーブルに運ばれてきた時には既にグラスに仕掛けられていた。
その毒が溶け、口にした孤児は倒れた。

犯人とトリックが判明した。
普通ならば、あとは木こりを捕まえれば済むはず。
しかし、今回は組織同士の争いが絡んできており事情が違った。

仲間の孤児を殺されかけた騎士が敵の木こりに衆目すら気にせず、ナイフ片手に襲いかかる。

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「止せ」
「君には拳銃など似合わんぞ、レグラント君」

「何故僕の名を?」
「答えろ、この馬鹿げた仮面舞踏会は何を中心に回っている?」

自分の身を守る為その騎士を銃で撃つ木こり。

その木こりの本名を言い当てこの争いの原因、孤児の持っている物が何なのかを尋ねるヴィクトリカ。

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「この箱は、死んでも渡さない」

瀕死の孤児が手にしていた物、それは件の形見箱だった。

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「終わりだ」
「どの道この列車の奴らは全員くたばる」
「俺達の定時連絡が途絶えた時は、仲間がこの列車を脱線させる手筈なのさ」
「オカルト省にアレを奪われる位なら、列車ごと葬った方がマシだからな」


木こりを銃で撃った後、形見箱を抱えて先頭車両へと向かい歩いて行く。
後を追おうとする久城の前に騎士が立ちふさがり、どのみちこの列車は脱線させられると口にする。

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「無論、私も行く」

食堂車に閉じ込められたものの、このまま何もせずに黙って脱線するまで待つ訳にはいかない。
この列車に乗っている大勢の無関係な人間、そして守ると誓った人の為に

一人で屋根伝いに先頭の機関者へ向かおうとする久城だったが、その手を引き自分も一緒に行くというヴィクトリカ。

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「箱・・・は、絶対誰にも・・・」
「そんな事はどうでもいい、君の命のほうが大事だ」

久城たちを阻止しようとした騎士は列車の屋根から転落。

形見箱をもって逃げた孤児が占拠した先頭列車に辿り着いた久城。

瀕死の状況でありながらも頑なに箱を守ろうとする孤児に久城は一喝をする。
その箱は孤児の命より重いものなどではないと。

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「怖いよぅ」
「誕生日がなきゃ、お母さん・・・」


久城の言葉に心を揺り動かされた孤児は爆破の仕掛けがされている場所が鉄橋である事を伝え事切れる。

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「ママンは言った」
「『生きる為に力を見せろ』と、だから私はこの手で」
「久城、灰色狼に不可能は1つもない」


「うん」

「経験論など愚かな野蛮人の戯言だ」
「私は銃など撃った事はなかったが、その理論は勿論熟知している」


『競うなッ、持ち味を生かせッッ』

列車が通過する前に起爆装置を狙撃しようとするヴィクトリカ。
初めての銃であったが、それでも何もしない訳にはいかない。
『自分が持つ力』を発揮しなければ、この先の嵐はどの道乗り越えられない。

『ワン・サウザンド』の銃。
そして、『ゴルゴ13』を読んで培った狙撃知識。

これさえあれば初心者でも今日から超A級スナイパー。>えー

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「大丈夫、君なら必ず出来る」
「この嵐を乗り切って、二人でまた帰るんだ」
「僕らの聖マルグリッド学園に」

「うん」
「今だ」
「今だ」

『石!』
『破!』
『ラァァァブラブゥッ、天驚ォォォけェェェェん!』


列車の速度、標的までの距離、振動、風向き。
ヴィクトリカの頭脳が標的を狙撃する全ての理論をはじき出している。

そして、ヴィクトリカを支えてくれる久城も一緒に居る。
これで奇跡が起こせないわけがない。

当然、起爆装置の狙撃に成功。

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「失踪したレグラント嬢の兄、それが君の正体だ」
「オカルト省は、君の妹をかどわかして人質に取った」
「君を即席スパイにし、利用する為にな」
「そこまでして奴らが欲しがったのが、この形見箱だ」
「中にはある男の人生を物語る欠片が詰まっている」


二人の愛と、名もなき少女(=久城のフラグ)の力によって列車は無事に鉄橋を通過

列車の脱線を回避したヴィクトリカ達は、ただ一人生き残った木こりを前に今回の騒動の原因である形見箱を開け隠されていた謎を紐解いてゆく。

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「誕生した」
「これは箱の主から切り離された臍の緒」


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「成長した。これは彼の肖像画」

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「恋をした、意中の女性の香水瓶」

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「そして彼は・・・挫折した」
「振り向かない、と」
「一言だけ書かれてるけど」
「ふむ、中身はこれっきりだ」
「そして、この形見箱はまだ未完」
「つまり、箱の主はまだこの世に生きているという事だ」
「何故なら、この箱は墓ではなくある家の床下に隠されていたのだ」
「あの名も無き村で、私のママンの写真が在った場所に」


この形見箱はあの名も無き村で育ち、その村を出て行く時にその男が残して行った物だった。
そして、その持ち主がまだ生きている。

「うむ。彼の名は・・・」
「ジュピター・ロジェ、七歳。セイルーンにて」
「如何にも」
「科学アカデミーの長、ジュピター・ロジェはよりにもよって因習深き名も無き村出身の灰色狼だったのだよ」
「これは政治のパワーバランスを揺るがしかねぬ、重大な事実だ」


その形見箱の持ち主、それこそが科学アカデミーの主宰ジュピター・ロジェだった。
これはオカルト省にとっては絶好のスキャンダルであり、科学アカデミーを貶める材料であった。

だが、本当にそれだけでここまでの執拗に人々が争うのだろうか?
コルデリア達にとっては政治バランスなど関係がなく、せいぜい自分達の身の安全に利用する取引材料になる程度。

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「心配ない、ママンが託した謎は解いた」
「切り札はまだ、私の・・・手の内に」


たとえ政治バランスがどうなろうとヴィクトリカには関係がない、木こりが妹を助けることが出来るならそれで良いと形見箱を木こりへと手渡すヴィクトリカ。

多分それも真意ではあるのでしょうが他にも隠された考えとして、このまま停電を起こしたり毒を仕掛けた他の科学アカデミー側の人間から狙われる事になりかねないので早く手放す必要があったのでしょう。

しかし、そんなヴィクトリカの手には何かが握られたままであった。

形見箱の真の価値は未だヴィクトリカの手のなかに隠されたまま、次回へと続く。


アニメを鑑賞後に原作を読みましたが、原作とは大分違う配役と展開となっていました。
これから最終回に向け徐々に違う展開となっていく布石なのか?
はたまた、ただの時間的な問題での変更なのか?

次回ようやくアブリル復活。
残り少ないので、毎回顔を出してくださいね。

GOSICK B2タペストリー 髪掻き揚げGOSICK B2タペストリー 髪掻き揚げ
(2011/06/21)
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GOSICK -ゴシック- 第17話 『螺旋の迷宮にその箱はねむる』 感想

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「我が母コルデリアを誘き寄せる為、私はココに移送された」
「私が助けを求めて吠えれば、ママンは必ず現れると、あの男・・・ブロワ公爵は踏んだのだ」
「だが彼の意に反し、私は沈黙を続けた」
「もっとも、吠えた所でママンは来なかったかもしれないが」

「えっ、だってお母さんだろ」
「君がひどい目に遭っているのを知れば」


グレヴィールも教えてくれましたが、コルデリアを捕まえる為利用されているヴィクトリカ。
その事をただ一人理解していなかった久城もヴィクトリカの言葉でようやく分かった様子。

しかし、ヴィクトリカはその意に反し沈黙を守っていた。
母を守る為。

そして、同時に母親が来てくれなかった時の恐怖に苛まれていた。

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「これがあれば、私は何時でもお前を助けに来る」
「何処に居ても、きっと駈け付けるから・・・」


ヴィクトリカの幼少期。
狭い窓から滑りこませたペンダント。

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「あのペンダントは言わば私たち母娘の絆」
「だが、その証を私は・・・」


それをあの『ファイトー!イッパーツ!!』の一件で紛失をしてしまった。
やっぱりあのペンダントを無くしたことを後悔し、そのせいで母親が怒って迎えに来てくれないかもしれないと思っていたんです。

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「久城、君がこうして私を迎えに来てくれた」
「いつも通りに君が」
「そのお陰で私は・・・」


デレが来た

ついに久城の友情にヴィクトリカが陥落。
そして、感謝。

『ヤバい、泣きそうだよ。親父ヴィクトリカが俺にまともな教育デレをしてくれているッッ』

ペンダントをなくす原因を作った久城に恨みの一つもあって然るべきかと思いきや、まさかのデレ。
その事につい今までの非道い仕打ち(ドM調教)を忘れて喜ぶ久城。

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ぐぅ~っ

いい雰囲気の中、このまま密室で押し倒されて『GOSICK -ゴシック- SAGA』とか別冊コミック一巻分の組んず解れつ大乱闘するんだろうなと思っていたら長期に渡る(ヴィクトリカ尺度)断食が限界に達していたヴィクトリカ。
やはり、性欲の前に食欲を満たす方が大切ですね。

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「ほぅら、ヴィクトリカ」
「ほっぺにクリームが」

「うん」

久城はヴィクトリカのデレが来たと思ったらもう、世話女房気取りですよ。
しかも、ヴィクトリカもいつもは子供扱いされると嫌がるのにこういう時は無抵抗で嬉しそうですらある。

ヴィクトリカかわいいよ、ヴィクトリカ。

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「東洋人の少年が現れました」
「恐らく子狼を連れ戻しに来たのではと」


前回、正直者の久城が自から率先してそう言ってたじゃあないですか

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「構わん。放って置けとのお達しだ。それに、目的の獲物は自ら網に掛かった」「ファンタスマゴリアの夜へようこそ、ブライアン・ロスコー殿」
「招待状もなしにイキナリすまんね」
「なんの。貴殿の如き高名な方にお越し頂き光栄の至り」
「ただし、この宴で披露しているのは奇術などではなく、正真正銘本物の奇跡ですが」

「あぁ。そう聞いている」
「後学の為、ぜひ拝見させてくれ」


前回に引き続きブロワ公爵の命令のもと、コルデリア捕獲を最優先に動いているらしいベルゼブブの頭蓋関係者。
ヴィクトリカを連れて帰るためにやって来た久城はただの無害な子供でしかなく、むしろ目の前に現れたブライアンの対応に注意を裂いていた。

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「監視を怠るな。奴は必ず、コルデリア・ギャロと行動を共にしている筈だ」
「はっ」
「それと・・・」

「んっ」
「ロジェの鼠が」


ブライアンを監視していれば必ずコルデリアと接触するはずだと踏みその行動を監視する一方、コルデリア達とは別にベルゼブブの頭蓋に科学アカデミーのスパイ(おそらくサイモン)が潜り込んだらしいとの報告があった。

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「何だろう、あの機械?」
「幻灯機だな」
「これは映像を映しだす機械だ」
「写真や絵なら自在に投影する事が出来る」


『いい質問ですね』

食事の後、恐らくデート気分でファンタズマゴリアを観に行く途中であったバカップル二人が見つけたのは幻灯機だった。

使わないのに出しっ放しにされていた幻灯機を見つけ、物珍しそうにする久城。
その幻灯機を一目見ただけで例の一件の真相に思い至るヴィクトリカ。

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「どうしたんです?こんな所で」

幻灯機のある部屋の奥で何かをしていたサイモンを見つけ声を掛ける久城。

「ヴィクトリカ、その人はハントさんって言う時計屋さんで」
「彼とは列車で一緒になってね」
「よろしく」

「成程」
「ちなみにそれは機械油か?」


初対面のサイモンに握手を迫られたとき、その手に機械油が付着している事を嫌い握手を拒否するヴィクトリカ。
ここに来るまでの車中でもこんな修道院でも時計を触る機会があろうはずもなく、おそらく奥の部屋かどこかで何らかの仕掛けをしていたに違いない。

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体が宙に浮く若い美女。

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銃弾を歯で受け止める『ターミネーターごっこ弾丸受け止め術』若い美女。

ファンタズマゴリアで披露される数々の奇跡。
しかし、それは当然ながら奇跡や古き力などの類ではなく種のある奇術であった。

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「さて、皆々様ご注目」 

「姉のカーミラです」
 

「妹のモレラです」

「彼女らは、昔からこの界隈の村では良く知られた魔力を持つ家系の最後の生き残り」
「古き力の最後の一端であります」


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「題して『フェル姉妹のシスターズキャビネット』」
「どうぞ、その両の眼で」
「よ~くご覧下さいませ」

見たくない、見たくない。
老婆の縛られる姿など、見たくない。

これまでの美女はどこにやった。

なんでこんな大切なシーンが若い美女じゃないのか。
若い美女の縛られる姿にチェンジを要求する
それぐらいの奇跡を起こせ。

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「これぞ奇跡」
「かつてこの大陸、古き力に彩られしヨーロッパの地には魔力が溢れ」
「我々はそれを日常の事と受け入れていた」
「しかし今はどうであろう」
「石炭によって汽車が走り、空には飛行船が舞い、電波によって遠くの者の声が届く」
「それらは確かに良き発展だが、一方で我々は大事な力を忘れてしまうのではないか?」
「そう、例えばそこの貴方」
「我らに大事な力とは?」

「科学だね」

楽しみにしていたはずのファンタズマゴリアでまさか老婆の緊縛プレイを見せられるなんて、と憤慨するサイモン。
フェル姉妹のショーを奇術と弾劾するサイモン。
自ら箱の中に入りショーが奇跡ではない事を身をもって証明しようとする。

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謎の美少女にアイコンタクトを贈るサイモン。
その少女の右手には何かが握られているようだった。

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「こうしていれば、手首の縄が解けていない証拠になりましょう」
「床に落ちていなければ」

「ま、そうだな」

いや、ナイフの時点で死亡フラグを察知してください。

ナイフが出てきた時点でヴィクトリカもそのサイモンの身が危険である事を察知し、久城に止めるよう差し向けるが時既に遅し。

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閉じられた箱が再び開かれた時、サイモンの胸にはナイフが深々と刺さり死亡していた。

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「久城、この煙を吸うな」
「この霧には幻覚剤が仕込まれている」
「夜会で見せる魔術を観客に本物だと思い込ませる為だろう、出るぞ」


通常なら古典宗教と同様、正常な判断力を奪い奇術を奇跡と錯覚させる為の役割を果たす幻覚剤。
それが、事件が起こった直後にブライアンが仕組んだであろう細工により濃くなりすぎた幻覚剤の霧が会場に充満する。

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事件に動揺する観客たちに混ざり会場の外に出た久城とヴィクトリカ。

建物の窓際から自分達を見下ろすブライアンの姿を見つけた久城はその姿を追うも、実際にはそれはフェイクで本物のブライアンはヴィクトリカに接触を図る。

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「また会ったか、久城一弥」


一方、ブライアンを追いかけた久城の前に現れたコルデリア。

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「形見箱」
「アカデミーも中々やる」
「私達はどうやら一歩遅れをとったようだ」
「禁断の箱は既に失われてしまった」

「えっ?」
「坊主。これをあの子に」
「『謎を解け、生きる為に力を見せろ』と伝えるのだ」
「そしてもう1つ・・・」


今回の目的であった形見箱は(おそらくサイモン達が)既に持ち去られており、後手に回ったコルデリア。

しかし、それはアカデミーから形見箱を取り返せば済む。
そう考えたのか、その場を足早に立ち去ろうとするコルデリアだったがその前に久城にヴィクトリカへの伝言を頼む。

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「『落下させるマリア』」
「あの事件はブライアン、君が当時このベルゼブブの頭蓋で起こしたものだ」
「そう、あの幻灯機を使って」

「当時の君が何ゆえ、アカデミーに手を貸したのかは知らん」
「それより聞きたいのは、十年を経た今何故君と母がわざわざ・・・」


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「我々とオカルト省は、互いにある物を求めている」
「子狼よ、考えたことはあるか?」
「この先は、新大陸に代表される科学の時代だ」
「そのような世に力を得るのは、俺達古き種族でもオカルト省でもなく・・・」

「アカデミー・・・」
「奴らの勢力を削ぐ物、それは形見箱」
「大戦中、俺があの幻灯機の部屋に隠した禁断の秘密の箱」
「おっと些か口を滑らせ過ぎた」
「またな、出来損ないの子狼」


コルデリアは自分と一緒に行動を共にする。
その心理を逆手に取り、コルデリアの所在を隠すためわざと目立った行動を取るブライアン。

そのブライアンが暇つぶしついでにヴィクトリカに語り出す今回の目的。
今後の世界の覇権を握るであろう科学サイドの牽制のため、形見箱という物を求めてやって来た事。

ヴィクトリカはその中身について何か思い当たる所があるのか驚愕の表情を浮かべるが、幻覚剤の副作用で立ち去るブライアンを追うことが出来ず追求をする事ができなかった。

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「遥か中世の昔、黒死病の蔓延を恐れてここに立て篭もった当時の国王」
「黒き死の遣いが冥界へ連れ去ったと聞く」
「東洋の黒き死神よ」
「君は今宵何者を連れ去りにこの地を訪れたのかね」
 

「貴方は?」


ついに正体を明かすブロワ公爵。
ヴィクトリカと久城のこれまでの事件を聞いていた公爵は久城のおかげでヴィクトリカが完成に近づいたと感謝の辞。
そして、ヴィクトリカを置いて自分の日常に帰るようにを告げる。

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「有効な道具?」
「貴方はそんなつもりでヴィクトリカを?」

「アレは私の娘だ」
「どうしようと私の裁量1つではないかね?国の大事の為には」

「それでも貴方には、ヴィクトリカを愛し守る義務がある」
「だって貴方は・・・」

「血の絆」
「若いな、小僧」


『愛など粘膜が創りだす幻想に過ぎん』

血の絆や、愛情なんていう物はそれ程絶対のものではない。
そう考えるブロワ公爵は久城の考えに薄笑いを浮かべる。

とりあえず久城は『グラップラー刃牙』を読め。
頭脳を磨くか腕力を磨くかの違いはあれど、親子関係では刃牙=ヴィクトリカだから。>えー
アニメ監督も同じだし。

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「公爵様」
「ヴィクトリカは連れて行きます」
「貴方なんかの所には置いてはゆけない」

「どうしても?」
「よかろう、ただしあの学園もまたここと同じく私の手の内だ」
「そして、何処に居ようと来る次の嵐からは誰一人逃れられはせぬ」


父親の考えを押し付けられる。
自分にも身に覚えがある久城はブロワ公爵の考えに反発し、ヴィクトリカを学園へ連れて帰ると言い切る。

そんなやり取りの中、折しもサイモンが仕掛けていたのであろう時限爆弾が爆発し水門が破壊される。
水門が破壊された事で、ベルゼブブの頭蓋は海水により水没の危機に瀕する。

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「置いて行け、久城」

「あのねぇ、君」
「出来る訳ないだろう、僕は君を迎えに」

「久城、私は・・・生まれて来た意味も分からぬのに走れる訳があるか」

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オーニュ馬鹿、これでは君まで」
「さっき君のお父さんに会った」
「大人はみんな勝手な事ばかり言う」
「でも、僕らだってちゃんと悩んで、考えて生きてる」
「生きる意味なんて、あとでゆっくり考えればいい」


『親はなくとも子は育つ』

勝手な考えを押し付ける父に憤慨し、自分で生きる道を模索するのが子供。
ヴィクトリカは頭がいいのだから、それを自分で考えればいい。

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「一緒に学園に帰ろう」
「その為に僕はここへ」


ヴィクトリカを連れ戻すためだけにここまで来た久城。
それは誰でもない、自分の意志で決めた事。

だからそれ(絆)を貫く(守る)事に微塵も迷いはない。

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「そうだ、久城」
「君が見付けてくれたお陰で・・・独りぼっちではなく」
「愛を知る柔らかな者に、戻る事が出来たのだ」


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「君、どうか」
「どうか、守ってくれたまえよ・・・これからも」

「あぁ」

アブリルと久城のおかげで一人の孤独から救われ、人間らしさを持つ事が出来たヴィクトリカ。
だから、その絆(約束)をずっと守って欲しいと心から久城に願う。

もちろん、久城もその願いに即答。

「一生、君を守る」、という事でヴィクトリカエンディング決定。>えー

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「ベルゼブブの頭蓋」
「死に呪われた蠅の王」
「だが、私達は生きている」
「君のお陰だ、久城」


辛くも非難する人々を載せた列車に間に合った久城とヴィクトリカ。
ヴィクトリカの問いかけ(これからも守って)に、一瞬でもアブリルの顔が脳裏をよぎって返事に迷っていたら列車に乗り遅れてアウトでしたけどね。>迷ってしまえ

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「そうだ、ヴィクトリカ」
「これを・・・」

「これは、若しやママンの?」
「一緒に伝言を頼まれた」

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「『謎を解け、生きる為の力を見せろ』って」
「そして、言ってたよ」
「『母は変わらず小さな娘を愛している。お前が泣かずとも、こうして何処へでも駆け付ける』」


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コルデリアから託された指輪をヴィクトリカに手渡し、同じく託された言葉(想い)を伝える久城。
母の愛を再確認し、涙を流すヴィクトリカ。

大丈夫、ヴィクトリカは久城とアブリルのカップルが一生守りますから。>えー

ヒロインを救い出し
ピンチを脱し
愛の告白をし
指輪を渡し
最後に抱擁。

まさに王道。(若干、津波の描写が時期的に東日本大震災を彷彿としてしまいましたが)

いい最終回だった。>えー

これまで紡がれてきた二人の絆。
二人の絆は『奇跡』のような運命的出会いから始まり、事件や苦難を乗り越える『力』。
それが『親は関係ないだろ親は』とブロワ公爵の企みすら乗り越えてしまう。

本当の力は絆から生まれる。

ブロワ公爵が奇術を奇跡と騙り、何をもって古き力とし、それに固執するのかは不明ですが、そんな二人の力にすら気づかないとは・・・。

で、もう混戦模様ながらも二人の赤い糸は着実に近づいてきてしまっています。
次回もアブリルさんは出番がないようなのでヴィクトリカの優勢は覆らないようですが、原作が完結していない以上最後までアブリルエンディングを願って次回に期待。

GOSICK 知恵の泉と小夜曲(セレナード) 「花降る亡霊は夏の夜を彩る」GOSICK 知恵の泉と小夜曲(セレナード) 「花降る亡霊は夏の夜を彩る」
(2011/06/01)
悠木碧、江口拓也 他

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GOSICK -ゴシック- 第16話 『落下させるマリアは蠅の頭をもつ』 感想

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第一次世界大戦下のリトアニア。
負傷兵や病人ばかりが居る修道院に爆弾を投下する航空機。

『戦争とはいえ、ルールはある。私はそう思っとります』

戦争だといえどもルールはあり、無慈悲な殺戮は避けるべき。
それを気にもとめず、無抵抗の人間たちに尚も爆弾を投下し続ける航空機。>後に国家機関による工作活動が行われていたれっきとした軍事拠点と判明。

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多くの人々の呆気無い死に、気が触れた修道女達は航空機に呪いの願を掛ける。

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その願いに呼応したかのように夜空にマリアが現れ、動揺する航空機は互いに衝突し飛散してゆく。

きっと巨大な映写機による投映でしょう。

その光景を見て残虐な軍の末路に、哀れみどころか喜ぶ修道女達。>神様が天罰を下す分には『右の頬を打たれたら左の頬も差し出せ』など非暴力主義には反しない御様子。

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街でアブリルとのデートのさなか、ヴィクトリカへのおみやげを吟味する久城。

ヴィクトリカは外出が出来ないので、アブリルはデートで、ヴィクトリカにはお土産によって好感度を上げ同時攻略を目論んでいる様子

ヴィクトリカとは友達エンド、アブリルと結ばれる方向でしょうか?

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「ヴィクトリカは甘い物に五月蝿いから」
「機嫌を損ねたらお仕置きのフルコースだよ」


日頃のヴィクトリカの躾が厳しいおかげで、さらに下僕帝国軍人として磨きのかかる久城

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いつものように図書館塔の最上階いある植物園に赴く久城。
しかし、そこにはヴィクトリカの姿はなく本とお菓子が残されているだけだった。

これはどう見ても掃除のオバチャンが休みヴィクトリカの身に何かあったに違いない、と焦燥感に駆られた久城。

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学園内の方方を探すが姿はなく、ヴィクトリカの家へとかけつける。
そこにはポツン、と一人呆然とセシルが座っているだけであった。
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ヴィクトリカがブロワ公爵の命令により修道院へ連れて行かれた経緯をその場に居合わせたセシルから聞かされる久城。

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「気丈に振舞ってたけど、お目目に一杯涙溜めてた」
「それで書き終えると、自分から出て行って・・・」


まさか、この世にヴィクトリカの泣き落としに屈しない人間が居たとは・・・。
同伴の警察官は既にヴィクトリカの涙に屈し、すごく申し訳なさそうな顔をしているのにグレヴィールの鉄面皮ときたら・・・。

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「遂せの通りに致しました、父上」
「しかし、この移送は時期尚早では・・・」

「情でも移ったのかね。心弱きは真理になど至れん」
「そう教えた筈だが」

「い、いえ私は決して」
「多少のリスクは冒しても、我々にはアレが必要なのだ」

目的のためには多少の犠牲もやむを得ない。
非情なブロワ公爵に珍しく意見をするも、一蹴されぐうの音も出ないグレヴィール。

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「きっと大丈夫よ」
「だってヴィクトリカさんが修道院なんて全然似合わないもの」
「すぐ飛び出して帰ってくるよ、甘いモノ食べに」
「それにお父さんと一緒なら心配しなくても」

「だから心配なんだよ、余計に・・・」
「あっ。ご、ゴメン」

「うん、私の方こそ」

アブリルが必死に慰めの言葉をかけるも、久城の不安をぬぐい去るには至らなかった。
アブリルさん、ここはやはり体で慰めないと

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一人悶々と悩んだ末、久城はヴィクトリカを探す旅に出ようと思い立ちヴィクトリカの部屋で無断で下着を漁る荷物をまとめていた。

そんな久城の前に現れたのは、一応現職警官のグレヴィール。

ヤバイ、いかに仲の悪い兄妹といえど妹の部屋を無断で漁る男を放置するはずがない。
一瞬、故郷の家族(とくに姉)が泣く顔が浮かんだ久城。

「まさかアレを探しにでるつもりかね?手がかりもなしに」
「君はもう少し賢明な子リスかと思っていたが」

「教えて下さい、ヴィクトリカは?」
「灰色狼の命の灯火は消えかかっている」
「移送されて以来、食事もせず、書物も読まず、もはや吠えもしない」
「アレはもしかしかすると、限られた条件でしか生きられぬ異形の者なのかもしれん」
「ならばせめて、荷物だけでも送ってやろうと立ち寄ったが」
「幸い間も無く満月」


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「これさえあれば、君でもあそこに入れるだろう」
「あそこ?」
「『ベルゼブブの頭蓋』だよ」
「灰色狼はその奥深くに囚われている」
「リトアニアの沿岸」
「中世の古より現代に続く人里離れた修道院、それがベルゼブブの頭蓋だ」
「かの国と我らソヴュールは長く同盟関係にある」
「あそこは灰色狼を大人しくさせておくうってつけの場所だったんだが」

「何故そんな所へ」
「我々はある目的から、とある人物を誘き寄せる必要があった」
「その為にどうしても灰色狼が必要だったのだ」

「ある人物?」
「久城くん、我々はアレが自由になっても困るが・・・かといって死なれても尚更困るのだよ」
「父上は意に介していないが、しかし今のままではいずれ・・・」

「分かりました」
「迎えに行きます、僕が」


妹の部屋を漁る久城の熱心さに、ブロワ公爵の言うように情が移ったのか、今回は親切に輪をかけて優しいグレヴィール。
一人で思いつめてヴィクトリカを探し旅に出ようと無茶を考えていた久城をたしなめ、更にはヴィクトリカの置かれている状況をうっかり漏らしてしまうグレヴィール。

今回の目的はヴィクトリカを餌におびき出し、『コルデリアゲットだぜ』という作戦のようです。

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グレヴィールから手渡された修道院へ入るための招待状を手に、修道院へ向かう列車に搭乗する久城。

修道院へと向かう列車の中で同室となったファンタズマゴリアを楽しみにする時計会社勤務の男『サイモン=ハント』。

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そして、娘に会いに行くという老紳士。

賢明な視聴者はお気づきでしょうが、老紳士の声はアルベール・ド・ブロワ公爵
この娘という存在はもしかすると・・・。

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列車の中でブライアンの姿を見かけ追いかけた久城。
しかし、その先にはチェスドールがあるだけでブライアンの姿は見当たらなかった。

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置かれていたチェスドールに突如頭を叩かれた久城は、その仕掛けを確かめようとするが中には機械があるだけで詳しい仕組みは分からなかった。

以前の青い薔薇事件の時にもブライアンが言っていましたがレディー(コルデリア=ギャロ)が中に隠れているんでしょう
きっと機械は表面だけで、実際には動かすのはコルデリアという仕組み。


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その名のとおり蝿の頭に似た奇妙な建物、ベルゼブブの頭蓋に到着した久城。

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「あの。僕、友人を迎えに来たんです」
「アルベール・ド・ブロワ公爵の娘で、ヴィクトリカという女の子なんですが・・・」


修道女にヴィクトリカの事を尋ねるが、無視をされ知らぬ素振りをする修道女。
この不審な行動からベルゼブブの頭蓋全体がブロワ公爵の力が及ぶ組織であることが窺い知れます。

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「ふん、変わり果てたものだ」

久城が美女のおっぱいに夢中になっている姿ファンタズマゴリアを眺めながら、ブライアンは大戦中の科学アカデミー『ジュピター・ロジェ』との極秘裏に協力関係を結んでいた時代を回顧する。

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「ようこそ。私がソヴュール王国科学アカデミーの主宰者ジュピター・ロジェだ」
「我々科学アカデミーにとって、この戦争は敵国のみならず、オカルト省との戦いでもある」
「我々は祖国発展の為、科学という新しい力を積極的に取り入れようとしている」
「それに対し、オカルト省は・・・」

「この大陸の古き力を用いて、新たな時代と渡り合おうとしている」
「若き灰色狼の末裔よ、君はオカルト省の・・・」
「オカルト省は敵だ」
「アルベール・ド・ブロワを俺が許す事は決してない」

「うむ。」
「どうかその力を貸してくれ。」
「我々は奇術によって工作を成したいと考えている」

「丁度良い。」
「幸い俺は打って付けの道具を携えていてね」

「ん?」
「今世紀最大のペテン師ブライアン・ロスコーの戦争をご覧あれ」

リヴァイアサンの時にも科学アカデミーの側として出廷していたジュピター・ロジェ。
前回同様オカルト省と敵対関係にある科学アカデミー。

今回は戦争での勝利のため、自分たちの優位性を示したいが為、ブライアンに協力を申し出たのであった。

ブライアンも敵の敵は味方。
目的が違えど、互いの利益のもとに科学アカデミーに協力する事を承諾する。

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ベルゼブブの頭蓋に来たはいいが、美女に目が行き肝心のヴィクトリカの情報が何も掴めないでいた久城。
その久城の前に、夢か幻かヴィクトリカが姿を現す。
しかし、久城がその姿を認めた次の瞬間ヴィクトリカはどこかへ向かい走りだしてしまう。

必死の叫びを無視し、逃げていくヴィクトリカを追いかける久城。

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複雑に入り組んだ建物の中を久城に姿を見せつつも、一向に距離が縮まらないよう調節をし誘導するかのようなヴィクトリカ。

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賢明な視聴者であればその行動の不可解さと、普段「食っちゃ寝」をしているヴィクトリカがこれ程の運動能力を有しているだろうかという疑問を抱くでしょう。

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しかして、螺旋に続く階段は行き止まりまでやって来た久城。
その行き止まりにあるただ一つの部屋。

扉をノックし、部屋の中に入ると毛布を頭からかぶり縮こまるヴィクトリカが居た。

特に鍵をかけられて幽閉されたり、ひどい扱いを受けるわけでもなく。
ただ、以前のように人間として扱われず孤独に打ちひしがれていたようだった。

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「遅い」 
「で、でも」
「馬鹿っ、死ねっ」
「な、何だよ、これでも精一杯急いで来た・・・」
「言い訳するなっ」

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久城との一瞬の蜜月の後、いつもの調子で久城を罵倒するヴィクトリカ。

ヴィクトリカかわいいよ、ヴィクトリカ。
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「私はずっとココに居た。だから君が見たのは別人だ」 
「えっ、じゃぁ?」
「恐らくは私の母・・・、コルデリア・ギャロ」

『別人っ』
『3人めの兄弟っ』


オープニングと同じく赤スグリ色の服を見にまとうヴィクトリカ。
久城の見たヴィクトリカの件を聴き、一つの結論に達する。

ヴィクトリカにおいて身長は重要な要素を占める
功夫(女性方面)を極めた烈海王久城一也がよもや身長を見誤ろうわけもなく

答えは当然、ヴィクトリカの母「コルデリア=ギャロ」に達する。

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あれ程楽しみにしていたはずのファンタズマゴリアをさし置いて、闇夜に紛れ人気のない修道院内を密かに動きまわるサイモン。

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「さて、役者は揃った。月の光が人間どもの心を狂わす」
「魔術の夜は…まだこれからだ」


その姿を俯瞰し、全てを見透かし、人間たちの愚行に乗じて行動を起こそうと画策するコルデリアとブライアン。


今回は、全員が同じ物を欲して行動しているのか?

それとも、コルデリアを欲する者。
形見箱を欲する者。
それ以外の何かの目的を目指す者。

三者三様の目的でそれぞれが行動し、互いに裏をかこうとしているのか?

今後の展開を見ないとわかりませんが、それを手に入れる事が今後の戦争をも左右する程重要な意味を持っている可能性が感じ取れます。

まさか、古代の超兵器などという超展開かっ?>えー

次回に期待。

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GOSICK -ゴシック- 第15話 『二匹の怪物は心をかよわせる』 感想

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飛び出す絵本を開きリヴァイアサンの過去をもう一度振り返るヴィクトリカ。

聖マルグリット学園新アトラクション『ヴィクトリカと巡る錬金術師の落日ツアー』
視聴者に未だ謎の多いリヴァイアサンの凋落までの軌跡を見せてくれる、ある意味で視聴者サービス。

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錬金術を認められ、王妃の寵愛も手にし王宮での地位を確かなものにしたリヴァイアサンの回想シーン。

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しかし、順風満帆に見えたその隆盛も胡散臭い下賤の人間の台頭を嫌うマスグレーブの画策により裁判にかけらる事になる。

錬金術が実在するのかという裁判。

・錬金術を肯定する『オカルト省』

・錬金術を否定する『科学アカデミー』


しかし、それは魔女裁判や宗教裁判と同じく既に『有罪』という結果ありきで行われる茶番であり、さらには対立する国家機関の権力争い以外の何者でもなかった。

リヴァイアサン自身も錬金術が存在しないペテンであると知っている以上、結果は眼に見えている。
くだらないやり取りに辟易するも、その目的であろう王宮での地位の保守の為にマスグレーブの追求をかわし続けていた。

「チャンスをやろうリヴァイアサン」
「今ここで金を作ってみせろ」
「これはルパードド・ジル国王陛下の御命令である」

「なるほど、我を追放しその手で金を産み出そうというのか」

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「金などどうでも良い、私はただ恐ろしいのだ」
「お前は悪魔か?人間か?」
「私は何か得体の知れない者と契約を結んでしまったのではないか?」

「来るなっ」
「頼む、顔を・・・」
「お前の、仮面を・・・」

「よせ、触るなっ」

錬金術ではなく、リヴァイアサの存在自体に恐れを抱く王の執拗な追求に狼狽し王の手を振り解くという暴挙に出てしまうリヴァイアサン。

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国王からの『仮面を取る』という命令に背き、暴行を働いたリヴァイアサンは塔に幽閉される事となる。

その彼の元を訪れたマスグレーブの息子のイアン。

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「マスグレーブに尋ねてみよ」
「錬金術が存在しないなら」
「お前の息子を殺した金は何処から出て来たのか?と」
「誰も我を裁けまい。誰もだっ」


錬金術を否定する以上、リヴァイアサンの殺人は立証不可能。

王宮での地位を守る事に固執するリヴァイアサンは、彼の信奉者であり錬金術を信じているイアンを金を用いて殺害してしまうという常軌を逸した行動に出てしまう。
後に彼はこの行動を悔いていたが、彼にとって王宮での地位を守るという事がどれ程重要だったのかがうかがい知れるシーン。

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「お会いしたかった、リヴァイアサン」
「僕の名は『アルベール』、貴方を守る為に来ました」


リヴァイアサンの前に現れた男『アルベール』。
王宮に居た時もリヴァイアサンに対して異様な眼差しを向けていた彼は、リヴァイアサンに彼の後ろ盾となる事を申し出る。
そしてその見返りとして、今後起こるであろう『嵐=世界大戦』で兵器として使用するための人造人間の錬成を要求する。

「汝も金がほしいのか?」
「いりませんよ、そんな悪趣味な物」
「僕はただ嵐の準備がしたいのです」

「嵐?」
「一度目のな」
「かつてない大きな嵐が来ます」
「その事に国王は気付いていないのです」

「何の事だ?」

「戦争だ」
「戦争です」

「それも人類が今だ嘗て経験した事の無い、大きな」
「世界が二つに分かれて戦うのです、あらゆる街が、海が、空が、戦いの舞台となるでしょう」
「そして、多くの血が流れある国は消滅する」
「嵐の後、世界は変わるでしょう」
「新しいルールに支配された新時代が来る」
「守らねば成りません、我々の歴史をっ、知識をっ、古の力をっ」

「我に、何をしろというつもりだ」
「お前を利用するつもりだ」
「戦う力を作って欲しいのです」
「古きヨーロッパを、ソヴュールを新しき力から守る為に」

「何を造れと」
「死をも恐れぬ人工の戦士、『人造人間ホムンクルス』」

科学技術と近代化を否定し古き時代からの力を至上のものと信じるアルベールはリヴァイアサンの錬金術を盲目的に信じ、その力を利用したいと考えていた。
しかし、実際には錬金術など存在しない以上その要求はリヴァイアサンの返答如何に関わらず実現不可能でありその目論見は失敗したはず。
だからこそ、クイーンベリー号での占いが必要となった。

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一方で、ブライアンの後を追い時計塔へと赴いた久城はブライアンと対峙しヴィクトリカについて会話を交わす。

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「灰色狼に人間の友など出来やしない」
「灰色狼が人間に心を許す事も無い」

「そんな事はない」
「人間もまた灰色狼を恐れるばかり」
「近付いて来るのは、その力を利用しようとする者ばかりだ」


ヴィクトリカの事をブロワ伯爵の『道具』としてしか見ず、同胞としても人間としてすらも扱わないブライアン。
彼自身がどのような扱いを受けてきたのかは分からないが、他者を忌み嫌う感情が強く燻っていた。

「確かにアレは我が同胞の子だ」
「だが、この国を動かす貴族の子でもある」
「所詮、奴らの道具に過ぎない」


久城もヴィクトリカの事について核心は何も知らないかも知れないが、ブライアンもヴィクトリカの事を何も分かってはいない。
ヴィクトリカの事を一番身近で見てきた久城はそんなブライアンの言葉に激昂する。

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「ヴィクトリカは道具なんかじゃない」
「怪物でも、灰色狼でも、ない」
「僕の友達だっ」

話し合いでは平行線を辿り、やはり最後は拳で語り合う二人。
実戦ではブライアンの比ではない久城はあっさりと倒されてしまう。

そんな久城の脳裏にはこれまで見てきたヴィクトリカの萌えシーン百選が走馬灯のように流れる。

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「フンっ、既に事は動き出している」 
「待って、どういう意味?」
「気を付けろ、ブロワ公爵は気紛れな男だ」

去り際に意味深な言葉を残していくブライアン。

「めちゃめちゃ厳しい人たちが不意に見せた優しさのせいだったりするんだろうね」

冷酷非情そうなキャラなのに早速久城にほだされ始めています
最後は海原雄山なみのキャラ崩壊が見込めますね。

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「ヴィクトリカーっ」

ブライアンの言葉に不安を覚えた久城はヴィクトリカの名前を大きな声で叫ぶ。

「何だ?」

「よんでますよ、ヴィクトリカさん」

すぐ目の前で名前を呼ばれた本人は久城の突飛な行動はいつもの事だ、とさほど気にも止めずに事件の解決を優先する。

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「塔を歪めて建設したのは隠し部屋を建設する為にだよ」
「そして、それは図面によると・・・」


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「ここに何かが隠してあるの?」

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「久城、歌いたまえ」

「えっ、何を?」
「あのアフリカ人の歌だ」

事件の謎を内包する『アフリカ人の歌』を人前で無理やり歌わされヴィクトリカに羞恥プレイを強要捜査協力させられる久城。

しっかりと歌えよ、久城。
アブリルの出番を削り続けた歌なんだ、事件にの謎を大いに内包しているはずだから。

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「そして、アフリカ人たちは何故叫んで消えたのか?」

1870年代、ゴールドラッシュの頃。
リヴァイアサンは国王の命令で、黄金をこの地まで極秘に運んで来たアフリカ人。

そして、口封じにアフリカ人たちは殺されたがひとりだけ運良く生き残った者がいた。
それがリヴァイアサン。
金は時計塔に隠されたが、それを知る国王の死によりその存在は闇に葬られた。

・アフリカ人が一度に死んだのは流行病ではなく大量虐殺によるもの。
・錬金術の金はプロテスタント時代の『隠し部屋』にあり、それは今も残されている。


そして、最も重要なリヴァイアサンが居るであろう『隠し部屋』の場所。
それは以前にも久城が感じた塔の設計上意図された歪みにより作られ、その入口は巧妙に隠されていた。>アブリルの魅力にクラクラ目眩がしたという方が説得力があるのになぁ

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「錬金術の知識を持っているものならあの花に目が行くに違いない」

部屋への入り口は賢者の石に象徴されるように柘榴のように赤い色により開かれる所、部屋に入ってすぐに目に付く印象的なステンドグラスの薔薇に隠されていた。

・その薔薇には毒の仕掛けがしてあり、これまでの被害者はそれによって死亡した。

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「触るな、アブリル・ブラッドリー」

「こんなこともあろうかと」

毒針の仕掛けを事前に見抜き、棒を使うヴィクトリカ。
仕掛けなど物ともせず悠々とボタンを押し込み、隠し部屋の扉が開かれる。

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中には黄金の山に抱かれ生き絶えていたリヴァイアサンの姿があった。

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「見付けたぞ、リヴァイアサン」
「汝、悔しいかね?」
「愚者よ、私は知っている」
「お前の仮面の下の、素顔を・・・」


リヴァイアサンの遺骸に近寄るヴィクトリカ。
その素顔を白日のもとに晒そうとするが、僅かに身長が届かないヴィクトリカ。

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合法的に美少女の尻と腹部に触れるぜ、とヴィクトリカを肩に載せる久城。>ヴィクトリカの体重は目測だとニンフさんと同じく29㎏程度だと思われますので非力な久城でも大丈夫。

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「志村、後ろ!後ろ!」

人前だというのにそのロリの腹部に顔を押し当てる久城の行動に対してなのか、ツンデレしながらも身を委ねるヴィクトリカに対してなのか恨めしそう羨ましそうな視線を向けるアブリル。>心情的には某ビリビリさんの「くたばれエロ野郎ぉぉーっ」という所でしょう。不憫だ。

違うんです、悪いのは男と女(美少女)をこの世に作った神、そして二人の支えあう関係性を書きたい原作者なんです。>えー

久城も本来なら肩車をしてフリルスカートの中に顔を入れたい所を我慢しているんですよ。
ヴィクトリカも自分の身長の事は気にしているんですよ。

許してあげてください

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「アフリカ人だったのか」

そして、仮面の下はヴィクトリカの予想通りの黒い肌が隠されていた。

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殺されたはずのアフリカ人の生き残りであったリヴァイアサン。
金の存在を知っていたリヴァイアサンはその金を利用して錬金術師を語る。
その理由は先進国によるアフリカの植民地支配を少しでも防ごうと思ったため。

・墓地での見えない幽霊はやはり『環境利用闘法』による砂と黒い肌の視覚トリック。
・リヴァイアサンが地位を守ることにあれ程固執していたのは愛国心ゆえ。

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「ヴィクトリカっ」

長い時を経て劣化しながらも静かに均衡を保っていた部屋。
しかし、その均衡がヴィクトリカの侵入により破られたせいで、リヴァイアサンの遺骸は足元から崩れヴィクトリカ目がけて倒れ込む。

いつものようにヴィクトリカを庇い、助ける久城。

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「さらばだ、黒きモンストルよ・・・」

ヴィクトリカは悲惨な人生を送り、最後には謎を隠す為に孤独に死んでいった一人の『名もなきアフリカ人』に思いを馳せながら別れを告げる。


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そして本に記されなかった後日談。
リヴァイアサンの抹殺命令により人造人間の夢が崩れた『アルベール・ド・ブロワ』。

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「力が欲しければ女に産ませるがいい」
「特別な力を持つ女に」
「アルベール・ド・ブロワよ」

リヴァイアサンは彼に対して、特別な力を持つ子供を作るように囁く。
古の血を今も残す女性に産ませる、古の不可思議な力を持つ子供を。

「ありがとうリヴァイアサン、君のことは忘れない」
リヴァイアサンのおかげでヴィクトリカが生まれ、久城は冤罪を免れ友達も出来た。
リヴァイアサンにとっては小さな一言ですが、人類にとっては大きな一言でした。

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「私もリヴァイアサンも同じなのだよ、嵐のための道具」

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「大丈夫だよ」
「ほら、いつもこうやって君を必ず見つけるだろ」


ブライアンとアルベールの登場により不穏な空気となってきたヴィクトリカの周囲。
それを勇気づける久城。

しかし、それが今の久城に本当に可能なのか?

「いつの日か、この本を手にとる者よ」
「我が魂の双子よ」
「どうか我を見付け出してくれたまえ」
「この牢獄から・・・、この孤独から・・・」
「我を救い給え」


リヴァイアサンの願いは叶えられた。
リヴァイアサンと同じか、それ以上に戦争の過酷な運命を背負う怪物によって・・・。


ヴィクトリカパパの登場で風雲急を告げるゴシック。
これまでの「クイーンベリー号事件」・「灰色狼の村事件」・「青い薔薇事件」ついでに「ドリル」といったほぼ全ての事件が伏線として絡まり一つにつながり始めました。

今後の展開がさらに終章にどうつながっていくのか?
期待が高まります。

あと、アブリル編は前回で完結で今回はほぼ話に絡みませんでした。
ここは残念至極。
次回からまたしばらくこんな扱いでしょうか?
久城とセットでヴィクトリカの下働きをしていれば出番も一緒にいる時間も増えるというのに・・・。

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(2011/06/25)
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ジャンル : アニメ・コミック

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萌える株主

Author:萌える株主
アニメ好きが高じて『萌え株』などへ投資し、最近では『株主優待』をメインとした銘柄の保有を増やしている。

簿記能力検定2級ファイナンシャルプランナー2級を保有。



このブログは株主優待アニメ作品に興味・関心を持ってもらう事を目的としています。

内容としては主にアニメの感想株主優待、ときどき催眠・洗脳作品についてつぶやいています。
一部年齢制限のある内容が含まれていますので御注意を。

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