2011春アニメ 『電波女と青春男』 まとめ感想

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『くそっ、持っていかれた』

海に飛び込み藤和エリオを地球に帰還させた青春男こと丹羽真。

その代償として右腕を持って行かれてしまい骨折してしまう。

転校早々の入院生活。
普通であれば親なり、クラスの担任なり、クラスメート代表なりが見舞いに来たりするものだがそういった雑踏は一切無く。
やって来るのは女々くらいの物だった。>えー

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そんな時間を持て余していた真の部屋を訪れるリューシさん、さらには前川さんが訪れる。
真が海に飛び込んだ一件を心配してやって来た二人だったが真の様子を直に見て、自殺などでは無いということを得心する。

もちろん視聴者の期待通り修羅場の様相を見せるも、前川さんの達観し余裕のある対応でいなされたリューシさんの完敗。

なんというか、男の友達が影すらないにも関わらず女友達との退廃的な入院生活とはさすが青春男。
『そこにシビれる、あこがれるゥ』

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「な、なんだってぇー」

さらにはエリオとの同居が白日のものとなり、前川さんの件に続き社会リューシ的信頼を失墜させる真。

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「イトコが帰って来た」

退院初日、居候先の女々宅に帰って来た真。
家主の女々の提案で近所のファミレスで外食をとる事に。

外食にエリオを連れに部屋に来た真。
そこには病院に見舞いにも来ず、相変わらず引き篭もりを続けてはいるが以前と少し変わったエリオの姿があった。

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「ちゅーか、なんだな」
「なんだな?」
「夢を壊して悪かった」
「いいよ」

必要だと思った、自分は正しいと思える事をした筈だった。
だが、エリオの夢を、心の拠り所を奪ってしまった事に少なからず罪悪感を覚えていた。

だからなのか、入院生活でもエリオが見舞いに来ないのだろうと一人で納得し待っていた真。

しかし、当のエリオ本人は自分の記憶喪失について、宇宙人という逃げ場を必要とせずに向き合えるようになっていた。

自分が考えていた以上に気丈に振る舞うエリオに驚く真。
きっと、それは真がエリオと一緒に空を飛ぶという奇行をした事で、自分を親身になって心配してくれる人間が居ると教えてくれたからだろう。

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女々との親子関係も以前のように放任主義といった、見守る優しさではなく触れ合う暑苦しさへと変化

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「迷惑?女々さんが?いいえ全然」

真との爛れたどこか余所余所しい関係も、次第に気が置けないどころか時々ウザくさえ感じられる良好な関係を築く。>えー

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「ほらこれ」
「誕生日的な日の、プレゼントっぽいの」


「ありがとう」

視聴者が期待する真とエリオの関係も、なんだかんだと世話をやく真と純真無垢なエリオの組み合わせは着実に距離を縮めていく。

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「働く」
「私、社会復帰する・・・」
「かも、って・・・思ってる」


ゆっくりとした自分のペースながらも、普通の人間らしい生活を送ろうと社会復帰を志すエリオ。
だが、社会の壁は高くそう簡単にエリオのように奇行で有名な人間を受け入れてはくれない。

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「エリオ面接ダメでした」

面接に落ちて傷心になりながらも、普通の人間に戻ろうと仕事を探す事を諦めないエリオを見守る真。

女々に相談をするとエリオが部屋に制服をという未練を残しながら、何故定時制高校などの道を頑なに拒んでいるのかの理由を知る。

エリオは自分が高校に行くことで、女々に経済的負担がかかる事を気にしての事だったのだ。
ニートが多い昨今、引き篭もりでありながら実に親思いの出来た娘。

優しい母とその若いツバメに囲まれ、社会復帰の暁にはリア充の仲間入りを果たす事間違いなし。

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現状のエリオがそう簡単にアルバイトに就く事は難しい。
真がそう考えていた矢先、女々が見つけて来たアルバイト先「田村商店」。

そこはエリオや地元住民(ジモッティー)が子供の頃から足繁く通うという古びた駄菓子屋老舗の名店。
その店主である田村さんは最近体の調子が悪く、床に伏せる事が多くなっておりその代わりにエリオが店番をするという事だった。

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「なんとか、リューシ」

エリオが店番をするようになったある日、田村商店にやって来たリューシさん。
学校を辞め、奇行の噂が絶えないかつての級友を前にギコチナイ態度となってしまう。

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ただでさえギクシャクするリューシとエリオの関係。
そんなリューシの視界には、追い打ちをかけるようにエリオと親しく接する真の姿が映る。

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真とエリオの関係にヤキモキし、気が気で居られなくなったリューシさんは週末に田村商店を静かに監視し見守り、真がやって来るやいなや真を突き飛ばしさりげなく田村商店に客を装い来店する。

リューシがそこで目にしたのはエリオと真の想像以上に爛れた親密な関係で、そんな二人の関係に焦燥感を抱く。

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真を心配しての事か、エリオに対する嫉妬からなのか、真に対してエリオとの関係をもっと距離を置くようにと忠告するリューシ。

真もリューシの忠告と同じような事はぼんやりと考えていた。

エリオの容姿とその奇行は世間から疎ましがられている。
そのエリオに関わるとなれば、きっと真もエリオと同じように人々の輪から追いやられてしまう。

だからこそ、真も学校などでエリオとの関係を秘匿している。
それでも、現在の関係については間違ってはいないとも考えている。

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「聞くだけは聞いてやる。相談になるかなんて知ったこっちゃ無いね」

リューシの忠告に対して、考えておくという曖昧な返事をした真。
だが、エリオの事に対してどうすべきか今ひとつ自信が持てない真は田村さんにそれとなく相談を持ちかける。

「どうしようなんてのは可能性の探索中」
「悩んで初めて現実の地に足がつく」
「アドバイスなんてそれから求めるもんさ」


真の話を聞いた田村さんは自分で悩み、何らかの答えを出す。
アドバイスをするのはそれからだ、と安易なアドバイスを言わずに突き放したが、ただ一つ生きて行く上で友達とは必ずしも必要なものではないという経験談を教える。

『逆に考えるんだ、「あげちゃってもいいさ友達なんていらないさ」と考えるんだ』

エリオが原因で孤立するならそれでもいい。

普通に過ごしていても喧嘩別れする事もある。
遠くに移り住み疎遠になる事もある。
死で別れる事もある。

誰でもいつかは孤独になる。

世間に流されて自分の意志を曲げるか、正しいと思う事をしてそれで孤独になるか。
いずれにせよ自分の人生、悩んで答えを出すしかないという事だった。

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「今日、転校生の家に遊びに行ってもいい?」

唐突に、かつ軽いノリで重大な発言をする前川さん。
特に断る理由のない真はなし崩し的に押し切られてしまう。

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「さっ、行こうか」
「あっ、うん」

約束通り前川さんと家に行く事になった真。

そんな二人の不審な行動に気付いたリューシさん。
この二人が二人っきりで真の家に行く事を許すはずもなく、当然リューシも同伴し真の家に行く事となる。

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「あっ、あれ私の」

前川さんは分かっていたと思いますが、家にはエリオが居る以上二人っきりになるはずもなく。
むしろリューシが加わった事で場が混沌を増し、視聴者期待の冥王星さん真を巡る三角関係が勃発する。

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「じゃあ、またちょっと出かけてくるわね」
「えっ、どこにですか?」
「ナ・イ・ショ」
「晩ご飯はそうね、四人で作ってみたらどう?」



家に帰ってきたはずの女々は、返す刀ですぐにまた何処かに出かけると言い残し去って行く。
収束しかかった筈の事態をさらに悪化させて素知らぬ顔で去って行くとはさすがだ。

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「じつはさ、ペットボトルロケットを作成して欲しいんだ」

時間は遡り、廃校の校庭でペットボトルロケットを飛ばす謎の男を発見した前川さん。
そこで、なぜか詳しい理由も分からぬままバイト代という実利の前に二つ返事でペットボトルロケット制作を引き受けてしまう。

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「粗茶ですが」
「お茶ですが」
「他茶ですが」

時間軸は戻り、前川さんが一旦家に帰り三人きりになってしまった藤和家。
そこは前川さんという第三者をなくし、会話がなく静かに気まずい空気が漂っていた。

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「ただいま帰ったぞー」

白衣のコスプレで帰って来た前川さん。
そのお陰で藤和家の空気は先程までとは一転、賑やかな工作場となる。

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「鋭いねぇ」
「でも、花を愛でるのに花言葉を知る必要はないんだよ転校生」


世の中には自分が知らない事がいくつもある。
そして、詳しい事を知らなくとも世界は動いている。

今回のペットボトルロケットの件を勘ぐる真に対し、なんだか分かったような事を言う前川さん。
結局、前川さんも詳しい事は知らない様子であった。

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そして、始まるロケット作成講座。
こんな修羅場状況でよく女性陣に刃物を持たせる勇気がある、さすが青春男。

電波女と0705

「にゃーん」

ロケット作成が一段落、四人がそれぞれ料理を作る事になる。
案の定、こんな修羅場で刃物を持たせてはイケナイ事を身を持って知る事になる真

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「前川さんはまだ帰らないの?」
「うん」
「えっ?あっ、じゃあ泊まってく?」

『そんな、大人数でだなんて・・・』

藤和家に長々と居座る前川さん達に対し、真とイチャイチャしたいから早く帰れとは言わず泊まって行けと寛容な事を言うエリオ。

エリオにシてみれば精一杯の勇気を出して人と触れ合おうとしたのでしょう。
それに対し、エリオの精一杯の気持ちを汲み取る前川さんとリューシさん。

ましてや四人でナニをしようだなどと不純な気持ちがあるはずもない、青春男の真を除いては・・・

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「実は明日ね、私の誕生日なんだ」

風呂上り、お色気特殊効果の持続時間中に重要な話を切り出したリューシさん。
そんな色気を振りまくリューシさんの話を聞いて、真が何もしないわけがなく明日みんなで誕生日を祝う事にする。

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「でも。でも、丹羽くんの味方にはなると思う」

そして、この間のエリオとの関係についての一件について。
真はもしエリオが虐められるようならそれを助けると決めたとリューシに話す。

だから、もしリューシがエリオに巻き込まれ孤立をしたくないなら真達と関わらなくてもよいと遠慮する真に対し、リューシはエリオの味方にはならずとも真の味方にはなると告げる。

エリオとは未だにギクシャクした感じが残るし自分の居場所も危うくなる。
しかし、真が正しい事をして困っているなら迷わず助ける。
それは真がエリオを見捨てられない事に似ているが、そこにはもっと乙女チックないじらしさがあった。

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「正直、ここに至るまでの過程は把握できていない」
「何にどう関係していたか不明瞭で、流されてるなぁと思う」
「でも、まぁいいじゃん」
「他人の青春ポイントの獲得に手を貸すのもたまにはいいだろ」
「俺は青春男なのである」


その理由も経緯も、自分の作ったロケットの役割さえも知らないまま。
海に集まり作ったロケットを飛ばす事になった真達。

ただ、ロケットを飛ばそうとする謎の男「山本」の真剣な表情を見て細かい事は関係なく協力しようと奮い立つ。

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「ロケット作ってどうするんです?」
「もちろん飛ばすのよ、祈りを込めて」
「遥か遠く、観念の宇宙へ」


死という見えない、けれどいつも付き纏う異質な宇宙人。
その宇宙人に連れ去られようとする田村さん。

それをどうにかして拒みたい女々は、祈りの儀式としてロケットの打ち上げを行おうとしていたのだった。

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「生きた心地がした?久しぶりに」

ただのペットボトルロケットだけではなく、火薬を詰めたロケット花火まで打ち上げを行う。
そんな儀式の甲斐があり、田村さんはもう少しばかり長生きをしてみようという気力を取り戻す。

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「それは私が沢山の人と別れながら、それでも今も生きている事の報告」
「私、四十歳になった」


何も知らず、ロケットを打ち上げた真達。
自分の青春を思い出し、今も忘れられない男性を想う女々。
人の死と別れ、そして自分の死を前に生きる意味を見いだせなくなった田村さん。

それぞれが思い思いにロケットを眺め、自分の人生に思い出を刻む。

そして、田村さんは『孫』である女々と一緒に伴侶の墓参りに行く。

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「草野球チームに入る気はないかい?」

夏休みに入り、しばらく学校でリューシや前川さんと会う事がなくなった真はちゃっかり携帯電話の番号を聞き出し連絡を取り合う関係に。

そんな中、前川さんから草野球に誘われる。

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「あの子同じ学校だよな」
「そうだよ、ソフトボール部の部長の確か花・・・沢だよ」

前川さんの誘いで草野球に参加する事になった真。
そこで、見つけた美少女相手チームの豪腕ピッチャーに興味を持った真はその情報を確認する。

そんな真の質問に対し、適当な名前をつけるというギャグをつけて返答してくれるカツオの気ぐるみを着たユニークな前川さん。
名前はともかく、このピッチャーを攻略しなければ点を取る事が出来ない強敵である事は実体験と合わせて真も理解した。

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「わたしも一緒にやっていい?」
「野球を?」

夜、天体観測をするエリオは真が参加する草野球に興味を持ちそのチームに参加する意志を表明する。
これはただ野球に参加したいという好奇心からなのか、真と一緒に何かをしたいという気持ちからなのか?

どちらにしろ、衆目の目を気にするエリオが真と一緒にまた一歩普通の世界に近づいた。

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「何あれ、前川さんのコスプレ仲間?」

エリオが初めて河川敷で草野球に参加した日、宇宙服を着たまたもや変な人間を発見してしまう真。

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「ワ タ シ ハ」
「チョウ ノウ リョク シャ ダ」


そんな宇宙服人間にエリオの打った快打が直撃し、宇宙服は昏倒してしまう。

そのせいなのか、元からなのか。
見た目通りの変わった名乗りをあげる宇宙服。

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「ツ イ デ ニ 宇宙人 ダ」

宇宙服人間はエリオの姿を見て宇宙人だと決めつけ、追い回す。
類は友を呼ぶと言うが、エリオ自身は友達になりたくない様子で宇宙服が一方的にエリオを追いかけ回していた。

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「申し送れた、私の名前は星宮社」
「本物の超能力者にして宇宙人だ」


宇宙服は藤和家の軒下にまで偶然出現する始末。
そんな不審者の居る外を出歩くのは危険だと判断した真は問答無用で社を庭に放置して自分達は家の中に退避して事無きを得る

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「じゃあ、祈っておくよリューシさんが試合に出られるように」

宇宙服を庭に置き去りにしながら、平然とリューシさんと電話で話す豪胆な青春男。
この男に良心はかけらも無いようだ。

で、こんな夜に。
しかも、緊張しながら初めて電話を掛けてきたリューシさん。
その原因は自分がバスケットの試合に出られないかも知れないこと。

ただ、試合に出られない事を案じるだけではなく、真を自分の出る試合に呼びながら出られない事を申し訳ないと思っているのだった。

真もその気持ちをくんで出られる事を祈り、出られた時にはご褒美として夏祭りに行く約束をする。

いつもはハイテンションでかなり恥ずかしい部類のジェスチャーを平気でこなすリューシ。
それが不意に見せる乙女ちっくいじらしさ。

このリューシさんを振った中島は確かにもったいない。

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「信じなければ始まらないというのに」
「そうやって信じるだけで何か変わるのかね?」

翌朝、庭に締め出され倒れていた社が女々によって拾われ藤和家に上がりこんでいた。
そして、そんな家出少女を家まで送るよう女々に頼まれた真はしぶしぶながらもその役目を引き受ける。

宇宙人だと自称する社に対し、真は頭ごなしにそれを否定する。

確かに、信じることで世界が変わる事もある。
人間は信じる事で、地球を丸くし空を飛び常識を変えてきた。

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「頭回して成長しろ」
「出来る事まで諦める必要はないと気付け、ボケナス」


真実か虚実か?
出来るか?出来ないか?

そんな結果は後からついてくる。
少なくとも、何も信じない事には何も始まらない。
同じレールの上を走り続けるだけだ。

真にはそんな社の指摘に、自分のこれまでの人生で似たような体験があった。

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「その頃から、自分の背丈より高いものに手を伸ばすことに躊躇し始めたっけ」

真は過去の苦い経験から、少し手を伸ばせば届くかも知れない場所であっても『無理かもしれない』と諦めてしまう。
そんな癖のようなものが出来てしまったようだった。

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「これから私の家に遊びにこない?昼ごはんご馳走するから」

帰宅部で男友達の居ない真はこの長い青春トンネルといなの夏休みを無気力に過ごしていたどう過ごすか思案していた真は、道で偶然であった前川さんに食事に誘われる。

御両親に挨拶するか、家で二人っきりか
どちらにしても好都合な誘い、当然断るわけもなく前川さん宅にお邪魔する事となる。

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「転校生は例えば、草野球で花沢の球が打てないと諦めたりしている」
「あぁ、それはまあね」

食事後のレクリエーションのゲーム中、前川さんがそんな事を言い当てる。

手に入らないと割り切って諦めてしまう、それ自体は悪いことではない。
前川さんも自分の身長や性格からいくつかの事柄を諦めて傍観者を装っていた。

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「まだ一周目だしね、なんとかなるし」
「そのとおり、要は諦めがたいと表明したかったのさ」

だが、それが最近になって簡単には諦め切れなくなってきたようで、それを「諦めの達人」である真に相談したのだった。

そして、真の何気ない一言でどうするべきかを心に決めてしまった前川さん。

真自身は気付いていないようですが、諦められない対象は・・・。
さすが青春男(特A級フラグ建築士)、軽率な会話でフラグを建てまくる。

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「電話中?」
「うんうん」
「電話の相手誰?」
「スンスン」
「何とかリューシ」


そんな前川さんと二人でイチャイチャ過ごした日の夜、リューシとのテレフォンセッ・・・電話中に部屋にやって来たエリオ。

修羅場程ではないにしろエリオとリューシは互いに真が他の女と一緒に過ごすという事が気に喰わず、プンプンと怒り出し拗ねてしまう。
視聴者的には良いイベントをありがとう、とだけ言っておく。

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「チ キュ ウ ノ ミ ナ サ ン コ ン ニ チ ハ」

翌日、リューシの試合を観戦応援しにきた真。
その試合場所である体育館には社が来て陣取っていた。

さらに真の後から中島と花沢のカップルが見学にやって来る。

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「どいつもこいつも見る目がない」
「あれは認知できない程の秒速だが、進んでいける人間だというのに」


初めて試合に出る事、さらには中島(過去に振られた男)という余計な存在のせいで緊張し上手く活躍ができないリューシ。

「超能力」とは目に見えず、本当にあるのかさえ分からない物。
だが、世界は大抵がそういう物なのである。

運命。
神。
宇宙人。
超能力。
そして、少し成長した自分。

少なくとも、成長した自分はほんの少し先にある日常の延長。
それを、手を伸ばしつかみとろうと努力する。
そして、努力による成功体験が、より高みを目指そうとする原動力となる。

それが目に見えず、実感さえしない世界を掴めるきっかけなのだ。

『地上最強を目指して何が悪い!!!』
『人として生まれ男として生まれたからには誰だって一度は地上最強を志すッ』
『地上最強など一瞬たりとも夢見たことがないッッ 』
『そんな男は一人としてこの世に存在しないッッ 』
『それが心理だ!!!』
『ある物は生まれてすぐにッ、ある者は父親のゲンコツにッ』
『ある者はガキ大将の腕力にッ』
『ある者は世界チャンピオンの実力に屈して』
『それぞれが最強の座をあきらめそれぞれの道を歩んだ』
『医者、政治家、実業家、漫画家、小説家、パイロット、教師、サラリーマン』


だが、大半は現実の壁にブチあたりそれに届かず諦めてしまう

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「今だ、超能力を使え」
「はぁ?俺が?」
「ただ見ているだけの為にここに来たのか?」

半ば諦めかけているリューシに対し、真が超能力を使い手助けをするようにいう社。
もちろん、そんな力を持ち合わせていない真。

『たかだか1時間余りで蚊トンボを獅子に変化る』
勝利応援とはそういうものだ』


だが、ここでの超能力とはつまる所『応援』。
目に見えず、何かの物理的な力があるわけでもない。

それでも、信じればそれはきっと力になる

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「頑張れ、リューシさん」

無理な事に手を伸ばさず、諦めない人間を冷めた目で見てきた真。
その真が精一杯声を振り絞りリューシを応援する。

試合中に大声出して試合を妨害中断させ、きっと追い出される事も覚悟していたであろう真。
これで奇跡が起こらないわけがない。

リューシさんは難なく試合の結果を覆し、チームを勝利に導いた。

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「おいおい、もう忘れちまったのかい?」
「アタシは、丹羽くんの味方なんだよ」


いよいよ草野球の試合が決着が着く日がやって来た。
ここで勝利した方が祭りを主導する事になる、そんな大人たちの勝手な決め事に知らずに巻き込まれていた真。

今までであれば、勝てない試合は参加しつつも諦めていた。

しかし、今回はいつもと違う。

その試合を健気にも応援しに来たリューシさん。
バスケの試合で社に気付かされた、諦めずに前に進む気高さ。

そして、諦めて後悔をしたくないという気持ち。

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「代打、マコ君」

最終回、主人公なのに肝心の野球の試合に出ず逃げた前川父を探して時間を無為に過ごしていた真についに見せ場がやって来る。

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「俺に超能力なんかない。だから自分の力で何とかするしかない」

打席に入り、構える真。
これまでまともに打つ事が出来なかった花沢さんの球。

それを諦めずに何とか攻略しようと思案し、行動に移す。

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結果、バットが上手く球に当たりボールは遠くまで運ばれたが依然目的のホームランには届かなかった。

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「俺は祈る、願う僅かな数センチを」
「秒速で運ばれてくる奇跡の恩恵を」


諦めず、努力をしたというのに今回も手が届かないのか。

自分の願いを叶えて欲しい、と何かに祈る真。

努力をして来た事へのご褒美。
辿り着きたいと願った、『その場所』に手が届く事を。

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「イトコかっけー」

真の願いのおかげなのか、どこからともなく吹いて来た神風によりボールはホームランとなり草野球の勝利もほぼ確実となった。

もちろん、それは偶然かもしれないし超能力だと証明もできない。
ただ、果たして真は諦めなかった結果『手が届いた』のだ。

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「という訳で女神から御褒美進呈よ」
「女神って、メダカの神様の略称っすか?」
「チュルチュルチュル、チュッチュッチュー」

頑張った御褒美と称して四十歳の女々からのキスが進呈された真。

エリオにリューシに前川さん、と若い美少女に囲まれながら青春ポイントをマイナスに追いやりそうなこの始末。>この後の夏祭りすら女々のパワーにより消し去られてしまったのか?

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さすが最終回、ついに真の青春も終了かといった感じで終劇。

最初は電波すぎるオープニングとキャラクターで物語がどう青春で電波に進んでいくのか理解しづらかったが、終わってみると何気ない青春が静かな余韻を残している。

この作品の感想としては全体を通じて「青春というどこにでもあり何気ない日常、しかしながらいつかとても大切になる物」を輝かせようとする『青春男』が、常識に捕らわれず諦めない『電波女』と出会い自分の予想以上に青春が輝かせた物語だった。

つまる所、常識派主人公が現実という地上に足をつけながらも常識にとらわれない一風変わった『電波』な人物たちとの交流を通じ成長していく物語

そして、世間では悪い意味で『電波』を捉えている事が多いが、常識にとらわれる限りはそれ以上の進歩は無い。
この作品ではそういう意味で『常識』にとらわれない前向きな『電波女』で清々しく感じられたので高評価。

全体的に作画も良好で期待以上の作品となりました。

【良作度】★★★★★ 

震災の影響で真の最終話が未放映となったがこれはDVD・BDに収録されるとの事で一安心。

しばらく待つ事になるが、この作画と構成であればきっと『女々エンド』よりもいい最終回となると信じています。

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Author:萌える株主
アニメ好きが高じて『萌え株』などへ投資し、最近では『株主優待』をメインとした銘柄の保有を増やしている。

簿記能力検定2級ファイナンシャルプランナー2級を保有。



このブログは株主優待アニメ作品に興味・関心を持ってもらう事を目的としています。

内容としては主にアニメの感想株主優待、ときどき催眠・洗脳作品についてつぶやいています。
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