GOSICK -ゴシック- 第20話 『ファントムの幽霊に導かれる』 感想

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「そうか、私は来たのか・・・。」
「ファントムに」


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「ゾフィーさんは、もう中かな」

ヴィクトリカへのペンダントを購入していたせいで、ついゾフィーの存在を忘れていた(=忘れてしまいたい)久城。
ファントムの前でゾフィーの姿を探すが見つけられなかった。

これはむしろ久城に早く一人で(安全に)帰れという神様からの掲示か、ヴィクトリカに気付かずに帰れという悪魔の囁きか?

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「ぷっはー、助ーかったー」
「セシル先生ー」
「久城くん」
「どうしたんですか?何でトランクの中に」
「ピンチなの」

そんな久城の知らぬ所で運命の選択がなされようとした時、近くのトランクが突然動き出し中からセシルが飛び出してきた。
そんな教師を前に『知らない人のふり』をしない生真面目な久城はつい、何故そんな『エスパー伊○』のような真似事をしているのか?と尋ねる。

「ヴィクトリカさんが大変なの」
「えっ?」

久城はそのセシルの口から、ヴィクトリカがこのソブレムに来たという前回のあらましを聞く事になる。

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「お前はココにいろセシル」
「これ以上近づいてはいけない」


『Oh、バレテーラ!』

トランクに潜むセシルにとっくに気づいていたヴィクトリカ。
これ以上自分に関わるとセシルの身が危険に晒されると思い、自分に近づかないように警告をし一人だけでファントムに入ってゆく。

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「ヴィクトリカ・・・」
「大丈夫だからね、どこに居たって・・・」
「どんな嵐が来たって・・・、僕は君を・・・」
「君を」


ヴィクトリカの話を聞き居ても立っても居られなくなった久城は、裏口からこっそりと忍びこむなんて悠長な事をしていられないとファントムの中へ正面玄関からチケットも持たずに無理やり押し通る


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「ヴィクトリカー」
「久城くん、何故?」
「本当に・・・」
「本当に、君は・・・」

「言ったろ、必ず・・・見つけるって」

久城にとってはヴィクトリカを想い、やって来たソブレムで天の采配によりヴィクトリカの危機を知り駆けつける。
ヴィクトリカにとっては久城を見つける事が出来なかった自分を、ソブレムに居るはずのない久城が見つける。

前回から視聴者が期待していたとおり、二人の絆によって起こされた奇跡のような劇的再会。

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「だが、ここまでだ」
「すまない、久城」


久城の姿に一瞬表情が緩んだヴィクトリカだったが、次の瞬間にはセシルの時と同じく拒絶の言葉を残し重く閉ざされた扉の向こうへと姿を消してしまう。

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「案内してもらおうか」
「父上の・・・、アルベール・ド・ブロワ公爵のもとに」


閉じた扉の向こうでヴィクトリカは久城との決別をきっかけについに意を決し、ブロワ公爵のもとへ連れて行くよう促す。

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「よく来たな、我が娘よ」
「今こそその力、我らのために役立ててもらおう」


別の場所に居ながら、声だけでヴィクトリカを出迎えるキール議長ブロワ公爵。

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「考えていたのだよ、何故オカルト省が今になってココ=ローズ殺害の真相を暴こうとするのか?」
「ほぅ」
「すでに検討はついているのではないのかね?」
「だが、確たる証拠がない」
「それを掴み、犯人の弱みを握りたいのだろう」
「そしてさらなる地位と権力を得る」

「この国でそれだけの影響力を持つ人物」
「彼こそがこの事件の真犯人」


あのブロワ公爵が慈善で犯人を探すはずがない。
権力と地位を求めるブロワ公爵が弱みを握りたい相手。

ジュピター・ロジェは以前の形見箱があるからその必要性は少ないはずだ。
そうなれば自ずと彼というのは・・・。

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フランスからの使者が王妃に謁見をしようとした際、部屋に居た王妃は何者かによって首を切断された死体となって発見された。

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王妃の部屋を直前に出入りしたのは国王のみ。
しかしながら、国王は怪しい物を持っていなかったので無実だと推定されていた。

王様は帯剣している上、頭には戴冠もしているのが普通ですから。
この辺は怪しい物には含まれません

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同時刻に王妃の頭部がカントリーハウスで大爆発という事件が発生。

どう見ても爆弾によるものですが、そこに居たジュピター・ロジェが王妃の生首だったと証言するのだから爆弾であるはずがない

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「まっ、あれに解決できない事件があるとは思えん」
「そう心配するな子リスよ」

「欠片は、混沌の欠片は揃っているんですか?」

ヴィクトリカの身を案じる久城に、共に残ったグレヴィールは励ましの言葉をかける。
しかし、当の久城本人はヴィクトリカの力は混沌の欠片がなければ本当の力を発揮できない事を知っておりそれを危惧していた。

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「僕も戦います」
「僕もヴィクトリカと一緒に戦います」


ヴィクトリカの足りない部分。
それを補うため、ヴィクトリカの推理を助ける為、この事件の情報を詳しく調べる事を決める久城。

ヴィクトリカと一緒に学園に帰るために。

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「待っててね、ヴィクトリカ」

総つぶやき、駆け出す久城。

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「ヴィクトリカ?」
「コルデリアの事を知っているのかい?」

格好良く事件を調べにかけ出した矢先、廊下に展示されてる写真に目がとまる。

いくつもある写真の中から、たった一つの写真を見つけだす眼力。
さすが久城
走りながらもそういう美人の写真は絶対に見逃さないとは・・・。

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「ここはお母さんが居た場所」
「そんな場所でヴィクトリカは・・・」


前回、コルデリアと一緒に働いていたグラン・マ女性からその写真はコルデリアの物で、ヴィクトリカは母親の居た因縁の場所で推理を強要されているのだと知る。

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「王妃様」
「なんで王妃様の写真がここに?」

「違うよ」
「えっ」
「その娘はニコル・ルル」

さらに、コルデリアの隣に飾られた写真には王妃に瓜二つの女性『ニコル・ルル』が写っていた。

やっぱり、前回のメイドは・・・?

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「資料はすべて揃っている」
「灰色狼に分からん事などあるまい」

「欠片が揃えばだ」
「だが、それでは再構成のしようも・・・」


久城の危惧したとおり、ただ集められた表面上の資料だけでは事件の本質に近付く事が出来ないヴィクトリカ。
もっと事件についての資料を集めるようオカルト省の人間達に求める。

しかし、オカルト省の人間たちはそんなヴィクトリカの要求に耳をかさない。

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一方で、ヴィクトリカの為に情報を集める久城はセシルと共にニコル・ルルについての情報を集め始めていた。

・24年前にあった、金髪で青い瞳など細かい条件が指定がされた秘書の募集
ニコル・ルルはその秘書募集に応募し、そのまま姿を消し消息不明に

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「下町のブルーローズ?本当に事件と関係あるの?」
「えっ、あー」
「何となくそんな気がするって言うか・・・」
「とにかく行きましょう」


王妃の殺害事件と下町の人間の失踪。

一見すると全く関係性のない事件だが、女がらみでは超人的能力を発揮する久城は何かしらの直感が働いたようだ。

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・ニコルが姿を消して10年後(今から14年前)、彼女はどこかの貴族の愛人になったらしいと目撃情報があった。

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「大ファンだったとお聞きしましたが」
「ああ、だからさぁ本当ショックだったぜ」
「死んだって聞いたときは」

「えっ」

いくつかの証言を集めるうち、その証言が食い違っている事に疑問を覚える久城。

・目撃証言のあったニコルは行方不明になった年に既に死亡していた

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「チケットもないし、守衛も居る」
「どうするの?久城くん」

「警部が来てくれるはずなんですが・・・」

さっきお金を払わずに無理やり入ったので警戒が厳重になったファントム。

久城の待つ肝心のグレヴィールはヴィクトリカの儀式の最中で途中退席はマナー違反であり部屋を出る事が叶わず、当然久城のもとへと行く事は出来ないでいた。

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「先生はここに居てください」
八方塞がりとなった久城の前に、何を思ったのかブライアンが姿を見せる。

ブライアンの姿を見つけた久城はセシルを残し、いつものようにその後を追いかける。

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「どうした、俺に立ち向かった威勢の良さはどこに行った?」
「少年」

「ブライアン」

ブライアンの手引きによりまんまと劇場に入る事に成功した久城。
しかし、肝心の部屋の扉の前に居る守衛の姿に怯え何も出来ないでいた。

そんな久城を嘲笑しながらも激励するブライアン。

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言葉の後、突如走り出し久城の代わりに守衛を倒してくれる。

さすが、前回の苦い経験からだいぶ功夫を積んだようです。

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「何事だ?」
「明かりをつけろ、早く」


混沌の欠片が足りず、推理が出来ないヴィクトリカに推理を強要するオカルト省は薬草を焚くなど何の意味も持たないオカルト儀式を行っていた。

その最中、突如部屋に誰かが侵入してくる。

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「急げ、子狼は奥の扉だ」
「っ・・・、ありがとう」
「フン」

ブライアンのおかげで難なく守衛の見張る扉を通過することが出来た久城は、初めてブライアンに感謝し若干の和解をする。

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「ヴィクトリカー」

通路を駆け抜け、ヴィクトリカの居る部屋へと駆けつけてきた久城。
その視線の先には・・・。

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「ふっ」
「何でここに?」

先ほどの扉で『俺の事はいい、先にいけ』(久城の中では)犠牲にして置いて来た筈のブライアンが居た。

そう、ベルゼブブの頭蓋でも見せた『二人のブライアン』

最初は書割や、投映という可能性もあったが・・・。
今回は一方通行の通路。

瞬間移動でない限り、この矛盾は『ブライアンが二人いる』という事でしか解決できない。

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「久城?」
「良かった・・・、良かった・・・良かった・・・良かった」
「駄目だ、この事件は」
「分かってる」
「分かってるんだ」
「僕を巻き込むまいと、君は・・・君は・・・君は・・・君は」
「でも僕は関わるよ、いいじゃないか君のすべてに進んで巻き込まれてゆく御節介な」
「そんな友達が一人くらい居たって」


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「久城・・・」

あれ程近づかないよう拒絶したはずの久城が居る。
ヴィクトリカにとっては嬉しい事だが、同時に大切な久城を危険に晒すかもしれないという辛い事実。

しかし、当の久城はどんなに危険であろうとヴィクトリカと一緒に居ると言い放つ。

ここまで来て友達かっ
と思ったでしょうが、そんな事は欠伸にも出さずにその劇的な言葉と抱擁を喜ぶヴィクトリカ。

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「久城」
「いまここで足掻いても、父の呪縛から逃れる事など出来はしない」

「でも」
「謎を解け・・・」
「生きるために力を見せろ」

「生きるために力を見せろ」

どんなにヴィクトリカが拒もうとも自分から飛び込んでくるという久城の言葉にほだされたヴィクトリカは、このまま二人で愛の逃避行をするのではなく久城と共に父親と対決をしてゆく決意をする。

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「私が解く」
「私が解こう」
「ココ・ローズ事件の謎は私が解く」


『乗ります』
『僕が乗ります』
『僕はエヴァンゲリオン初号機のパイロット、碇シンジです』


父親の言いなりになり、戦う(生きる)事を諦めかけたヴィクトリカ
その彼女が事件の解決を、父親との対決を、自分の生き方を明確に決めた瞬間だった。

自分から危険に巻き込まれる御節介な久城。
自分を守ろうとしてくれる御節介な久城。

久城を危険から守る為には戦うしかない。
だけど、久城が居てくれるから戦える。


彼と共に戦っていく。
それが、それこそが自分が探していた自分の生きる目的。

明晰な頭脳が見つけられなかった、最後の混沌の欠片

今回はアブリルが一緒の回想シーンがないね。>(涙)

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「久城、君は何故ニコル・ルルを調べようと思ったのだ?」
「えっ、何故って・・・」
「君が喜びそうな話だなって・・・」

「つまらぬ秀才の割にはでかした、褒めてやろう」

なんと、久城がニコルを調べようと思ったのは単純な超直感からではなく、どこかの天内悠ばりにヴィクトリカの気持ちになって考えた結果だった。

確かに、微妙な秀才の割に女絡みだと天才的能力を発揮する

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「墓地に行って、ニコル・ルルの墓を暴く」

ニコルの墓を堀り、そこに何があるのかを暴くと言うヴィクトリカ。

そこには本当にニコルの遺体があるのか?
或いはニコルの目撃証言から推測出来るように別人の物?で、10年後まで生きて・・・

次回、遂に王妃殺人事件解決編。


ベルゼブブの頭蓋で生きる意味が分からないと吐露し、久城と一緒に自分の生きる道を模索してきたヴィクトリカ。
それが、久城の献身から父と決別し自分の生きる意味を見出した

そんな物語へのクライマックスを意識した重要な回でした。>(大体重要な回ばかりですが)

残すところ4話程度。
本当にテレビ版だけで完結するのか?
もしかすると『劇場版 GOSICK -ゴシック- 完結編』なんて事になるのか?

そして、二人がこうしてイチャつく間もアブリルさんは一人寂しくクリスマスパーティーの準備をしているのだ・・・。>教師すら

ヴィクトリカさんも不幸な運命ですが、一番不幸なのは学園にただ一人残されたアブリルさんです。
そこはお忘れなきよう。


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