GOSICK -ゴシック- 第23~24話(完結) 『死神の肩越しに永遠をみる』 感想

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形見箱の中身を突きつけるブロワ公爵。
その告発により、灰色狼であることが白日の下になった科学アカデミーのジュピター・ロジェがついに失脚。

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ジュピター・ロジェを失い、助言者を欠いた事で国政の今後に不安を感じる国王。
その国王の虚につけ入り、過去の殺人をネタに国王を脅し、影から操りソブレムを戦争へと誘導するブロワ公爵。

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ソヴュール国内でも戦争に賛同する者たちが増加していく。
その根源にはブロワ公爵が流すモンストル・シャルマンへの信奉があった。

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ヴィクトリカをモンストル・シャルマンという偶像に仕立て、その人気を利用して衆人の心理を自分に都合のいいように誘導しようとしているのだった。
過去、ブロワ公爵自身がリヴァイアサンに心酔しオカルトに傾倒していったように・・・。

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どこかの国家や宗教でも民衆を先導する際に利用していた『現人神』。
実際は事実に都合のいい虚言を混ぜた、漫画やアニメと同じフィクション。

戦争が始まってしまえば、幻想の神など何の意味も持たない。

それでも、民衆がそれを盲信しその理念に共感すれば戦争の結果は関係ない。
勝てば『現人神』の力のお陰だとなり、負ければ幻想を信じた国民による自己責任であり何の力も持たない『現人神』に責任を求められるはずもない。

ブロワ公爵が求めていた物はオカルトの力を世界に示し、その力で世界を支配する事。
恐らくブロワ公爵の中ではオカルトという力によって戦争で勝利する事は疑いようのない事実として捉えられているのだろう。
ましてや、それで犠牲になる人間にも興味がない様子。

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『ブートキャンプに行くのなら、豆食え!豆!』

一方でヴィクトリカと離れ、日本に戻った久城は軍に入隊し厳しいブートキャンプ生活をエンジョイしていた。>えー

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ついに、民衆の前でヴィクトリカがモンストル・シャルマンとして紹介される日がやって来た。
だが、黒いモンストル・シャルマンの衣装を見に纏っていたのはヴィクトリカではなくコルデリア。

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ついに因縁の相手を目の前にし、今まで燻らせていた憤怒の炎を燃え上がらせるコルデリア。

ヴィクトリカになりすます事で娘を逃し、モンストル・シャルマンとしてブロワ公爵を暗殺できる好位置を確保する。

さすが、ヴィクトリカママ。
一石二鳥の頭脳プレー

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コルデリアの自己犠牲により逃げ仰せたヴィクトリカ。
走り続けるソブレムから逃げる馬車の中、母の身を案じるヴィクトリカ。

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ブライアン(2号)もヴィクトリカ同様にコルデリアの身を案じていた。
いや、コルデリアが自分の死を覚悟している事を知っており、訪れるであろうコルデリアの死を悲しんでいた。

コルデリアの死に悲しむブライアンの怒りは、その原因となったヴィクトリカへと向けられる。

怒りに狂うブライアンはヴィクトリカにナイフを向け、ヴィクトリカを殺す事でその憂さを晴らそうとする。

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一方、コルデリアの合図と共に人々が集っていた広場は紅蓮の炎で包まれる。
それは自分の人生を狂わせた男、そして娘の人生を狂わせる戦争に加担する愚かな人間たちへの粛清の炎。

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果たして、多くの戦争支持者は死亡しブロワ公爵一派の残党もブライアンによって倒されていく。
そして、コルデリアはブロワ公爵の胸に剣を突き立てるが、ブロワ公爵の部下である範馬勇次郎カーミラ姉妹の片割れと相打ちとなる。

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さすが『親父の本気の構え』を使う姉妹。
そこらの特殊訓練を積んだ兵士など物ともしない無敵さのコルデリアとブライアンに、あの御老体で致命傷を負わせるとは・・・

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ブライアンの凶刃から必死に逃げようとするヴィクトリカ。

今まで人の死を前にしても動じる事がなかった。
生きる意味を見出せず、自分の死も甘んじて受け入れようとして来た。

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そんなヴィクトリカが生きる事に執着し、生きる為であればどの様な事でもするという。

それはただ、久城に会いたいという一心。

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『よし、計画通りだ』

ブライアンと争う内、ヴィクトリカは意図せずブライアンを崖下へと突き落としてしまう。

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『しかし人類ブライアンは死滅していなかった』

白骨化した三号生が生きているなら、崖から落ちた人間が生きていても不思議ではない。
ある意味ブライアン一世一代の超魔術。

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瀕死の重傷を負い、大量出血した事により冷静さを取り戻したブライアン。
本来の目的であるヴィクトリカの逃走を手助けする役目に戻る。

だが、瀕死のブライアンは船に乗る際その傷が仇となり船に乗りそびれ逆にヴィクトリカの足手まといになる。

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「しかし、もしも見かけたらこう伝えてくれ」
「逃げると決めたのならどこまでも逃げのびて見せろ」


『エンジェルというワニに会ったら伝えておきましょう、恵さんは元気だと』

湾岸で国外逃亡を警戒していたグレヴィールに見つかってしまうヴィクトリカ。
だが、グレヴィールはいつものようにヴィクトリカを直視せず、久城の代わりに側に居たブライアンを通してヴィクトリカに語りかける。

これまでヴィクトリカに辛く当たり続けたグレヴィール。
それが、久城との関係を目にして遂に懐柔。

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これで貸し借りは無しだとハードボイルドに去って行く。
本来なら格好いいのに、その雰囲気をドリルが台無しにするどこまでも哀れな男グレヴィール。>えー

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ブロワ公爵を討ち果たし、燃える業火に包まれる広場でコルデリアと共に息を引き取るブライアン。
これまで自分達を縛り、苦しみに満ちた世界からようやく解放された二人。

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ララァ=スンコルデリア=ギャロは私の母になってくれるかも知れなかった女性だ』

傷が悪化し病床に伏せるブライアンは、ヴィクトリカに対し自分達の悲惨な人生と世界への憎しみ。
そして、自分達とは対照的に逆境に直面して尚強く生きるコルデリアに惹かれた事を語る。

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ブライアンは強く生きるコルデリアに理想の母像を追い、自分達にもその母の無償の愛が欲しいと切望し邪魔なヴィクトリカを憎んでいたのだった。

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「お前は生きろ、それがコルデリアの願いだ」

報われぬ思慕と、押し殺してきた想いを吐露したブライアンはそのまま事切れる。

コルデリアは死んだが、ヴィクトリカが生きていればコルデリアも生き続ける。
コルデリアから愛される事はなかったが、愛する者を守る事は出来た。
最後まで歪んだ愛情ながら、漢の生き様を見せてくれたブライアン(2号)。>合掌

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船上でブライアンの葬式がしめやかに執り行なわれ、これから一人で逃げなければいけなくなったヴィクトリカ。

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金髪の少女の手配が回っており、ヴィクトリカも調べられる。
だが、その時ヴィクトリカの髪の色は銀色に変わっていた。

1.生命の水を飲んで『しろがね』になった
2.半人半妖の戦士『クレイモア』になった
3.ラオウに秘孔を突かれ、延命をしたらこんな事になった

4.心理的負担によりこんな事になった

個人的には4番だな

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上手く警戒の目を潜り抜けたヴィクトリカの前に現われたのはブロワ公爵の画策により失脚したジュピター・ロジェ。

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同じ灰色狼としての同情なのか?
これからも辛い人生を送るであろう少女へのせめてもの手向けなのか?

彼はヴィクトリカに対し、ブロワ公爵の下に幽閉されていたせいで届かなかったであろう久城からの手紙の束を手渡す。

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「そして、伝えるべきなのにこれまで伝える事が出来なかった大切な事を言いたい」
「だから、生きて帰りたいんだ。ここで死にたくないんだ」


『この戦いが終わったら、故郷に帰って結婚するんだ』

手紙には生きて帰りたい、生きてヴィクトリカに告白したい会いたいという強い想いが綴られていた。
ヴィクトリカも久城からの手紙を読み、より一層生きて久城に会いたいと願う。

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だが、当の久城は戦場で・・・。
臨死体験をエンジョイしていた。>えー

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そして、戦争が本格化。
アンブローズを初めとして、これまで関わった人々のその後が語られる。

アンブローズはヴィクトリカと違い、ちゃんと真面目に働いている様子。

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グレヴィールは父親が死んでヴィクトリカも居なくなり、色々と呪縛から解き放たれて無職のプー生活をエンジョイ警察に復帰。
その復帰を喜んでくれるジャクリーヌとルイジ。

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「やだ、ちょっと」
「もぅーっ」


アブリルは祖母の別荘なのか、母国に戻ったのか静かな海辺で久城とヴィクトリカ達に宛てたボトルレターを海に投げる。
しかし、せっかくの手紙は波によってすぐに戻されてしまう。
最後の最後まで報われないアブリルさん。>ある意味笑いの神には愛されている。

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国王はジュピター・ロジェからココ王妃が実は生きている事を聞かされる。
その後、国王は国の復興にはロジェの力が必要であるという英断を下し、一度は袂を分かったロジェにもう一度自分の下で働くよう命じる。

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セシルとゾフィーは学園に戻り、再開の準備を行う。

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そして1929年。
戦争が終わり、これからはオカルトでも科学の時代でもなく、新たな世界が始まる。

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復員船に乗って帰ってくる人物を待つ久城姉とその連れ。
おそらく、『久城姉×弟』の間に産まれた子供に違いない。>えー

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「退屈してた?」
「君に面白い話を持ってきたよ」


その前にようやく現われた待ち人『久城』。
以前の図書館塔の時と変わらぬやりとり。

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ソロモンよヴィクトリカ、私は帰って来た』

「ヴィクトリカ」

やはり久城をまっていた人物は最愛のヴィクトリカだった。
離れ離れになってから数年。
ようやく、再開を果たす二人。
きっと戦場で大分溜まっている筈なので今夜は大ハッスルだ。

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「遅いぞ春来る死神」
「怒らないでよ、これでもすっごく急いだんだ」

久城からの手紙を手掛かりに日本の久城家まで辿り着いたヴィクトリカ。
そのまま、久城家に居候し久城の帰りを待っていたのだった。

つまり、ようやく押しかけ女房久城を見つける事が出来たわけですね。>えー

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再開後、早速二人の空間を作り出す久城とヴィクトリカ。
これまでずっとを誑かす異国の美少女の大切な友人として親切に面倒を見てくれていた久城姉を絶賛無視をして手を繋ぎ歩き出す。

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「世界はどう変わろうとも、これきり離れるものか」

父の考えに縛られず自分で人生を歩んだ結果。
子供を愛する母の願いに応えられるよう生きた結果。

『予言のその後』を手にした二人。

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ヴィクトリカはウェディングドレスを身に纏い、久城と共にずっと歩んで行く事だろう。
死が二人を分かつ迄


最終回は二人の活躍というよりも、二人がこれまでに成してきた事の結果の集大成という感じ
ある意味では二人の絆と、人々の願いと善意を集めた素晴らしい結果なのだが、最終回はもう少し熱血な久城によるがむしゃらな足掻きによる再会という『泥だらけだが格好いい』展開も良かったかなと思う。


スタッフさん約半年、お疲れさまでした。
アブリルの扱いがいい意味で可哀想でしたがヴィクトリカが可愛かったのでそれは許す。

全体的には事件と推理が現実味を帯びず無理やりな部分があり、物語に違和感を覚えさせてしまう結果となった事は否めない。

また、ゴシックという壮大な物語・世界を映像化するには放送期間が2クールでは短すぎた。
個々のキャラクターに対してもゴシックエス等のサイドストーリーも映像化したらより感情移入が高まったと思う。

ただ、事件・サブキャラクターはスパイスに過ぎず、二人の人生に対する葛藤やその結果が作品の肝。
その部分に関しては十分表現しきれていましたし、何より最後のヴィクトリカが可愛かったのでよしとする。

【良作度】★★★★★ 

DVDの売れ行きがよければ番外編やスピンオフ作品を作って欲しいですね。
特に色々と有耶無耶で不完全燃焼に終わったアブリルさんとの再会話とかを出来ればBlu-rayで収録してくれなイカなと願います。

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Author:萌える株主
アニメ好きが高じて『萌え株』などへ投資し、最近では『株主優待』をメインとした銘柄の保有を増やしている。

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内容としては主にアニメの感想株主優待、ときどき催眠・洗脳作品についてつぶやいています。
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