僕は友達が少ない 第12話〈終〉 『僕達は友達が少ない(`・ω・´)』感想

僕は友達が少ない第12話001

「それは、タカとの10年ぶりの出会いだった・・・」

前回、夏休み明けに登校してきた夜空の姿を見て幼い頃に一緒に遊んだ友達「ソラ」の面影を重ねた小鷹。
そして、ソラこと夜空と小鷹は10年ぶりの再開を果たすのだった(in 授業中)・・・。

僕は友達が少ない第12話002

「タカだ、あの髪の色あの眼つき。間違いない」
「あいつは10年前から何も変わっていない」


『まるで成長していない・・・』

夜空が小鷹がタカだと気付いたのは小鷹が転校してきたその日だった。

10年前と同じその独特の髪色と、誰にも理解されずに報われない不器用なその性格。
変わらないその姿に夜空は否応なく友達との再会と、これから始まるであろう新たな関係に期待に胸を膨らませていた。

僕は友達が少ない第12話003

「気付かないし・・・」
「なぁ、トモちゃんはどう思う?」


だが、夜空の期待に反し肝心の小鷹は夜空をソラだと一向に気付かない。

夜空は小鷹に気付いて欲しい一心で何かと遠まわしに存在をアピールするものの何の効果も得られず、それをエア友達のトモちゃんに相談をしているのだった。

僕は友達が少ない第12話004

「そんな、そんなそんな・・・。」
「アイツに、小鷹に見られた?今の光景を・・・聞かれた。」
「まさか話しの内容まで?」
「マズイマズイ、どうしよう」


そして、そのトモちゃんに相談(独り言)している所を小鷹に見られてしまうシーンこそが第1話での夜空との初会話シーンだった。

「これが、私とタカが10年ぶりに話した最初の会話だった」

エア友達と会話をしているというイカレっぷり素っ頓狂な行動を見られ動揺するものの、それ以上に会話(独り言)の内容を聞かれたのではないかと動揺する夜空。

だが、小鷹は会話の内容までは聞こえておらず、皮肉なことにそれがもとで夜空に興味を持ち話しかけてきてくれたのだった。

僕は友達が少ない第12話005

「部活がなければ、作ればいいんだ」
「小鷹と二人きりの部活を・・・」


『なければ自分で作ればいいのよ!』

小鷹と会話をし、一緒に時間を過ごす為に部活をする事を考えついた夜空。
思い立ったが吉日と、早速部活動の設立のため行動を起こす。

僕は友達が少ない第12話006

「な、何なのだ貴様は」
「ここは私の神聖なお昼寝ルームで、貴様のようなクズが来ていい場所ではないぞ」


部室の確保と顧問を依頼するため、教師である高山マリアに依頼に来た夜空。

最初は教師であり子供が相手だからと下手に出ていたが、マリアのその傲岸不遜な態度に次第に不満を募らせ終には件の実力行使に出たのだった。

僕は友達が少ない第12話007

「活動目的は友達を作る事」
「そう、私と小鷹が・・・ソラとタカが再び友達になるための部活動だ」


小鷹と一緒に過ごしたいが為、ついに隣人部を作ってしまった夜空。
その目的は『友達を作ること』。

だが、その意味は小鷹たちが考えていたような意味ではなくただ一人と仲良くなろうとする想いなのだった。
だからこそ、第1話で星奈が入部しようとした時や他のメンバーの入部も快く思わなかったのだ。

僕は友達が少ない第12話008

「だ~か~ら~、私がソラなのでした」
「何か感想は?」

「えっと、ビックリした」
「他にないのか?」
「他に?」
「だから、その・・・うっ嬉しいですとか、光栄ですとか、感動したとか」

『感動した!』

10年振りの再会だというのに、夜空と違いまったく喜ぶ素振りを見せない小鷹に落胆と怒りを隠し切れない夜空は自分の方から再会の感想を求めてしまう。
というか、発言のレベルが星奈っぽい。

だが、やはり小鷹にとっては再会の喜びなどよりも驚きの方が強かったらしく夜空が望むような答えは帰って来なかった。

結局、10年振りの劇的な再会は夜空の期待に反し驚き一色だけとなり、有耶無耶な気持ちを抱える事になってしまうのだった。

僕は友達が少ない第12話009

「えっ、俺が転校してきた時から気付いてたのか?」
「ああ、最初からだ」

転校初日に小鷹が「タカ」である事に気付いていた事実を話す夜空。
なの小鷹の方はと言うと、夜空が「ソラ」であると一向に気付かなかった。

その事を攻めるように小鷹に詰め寄る夜空・・・。

僕は友達が少ない第12話011
「でも、俺が気付かなかったのはしょうがないだろ」
「俺は昔のお前の事を・・・お、男だと思ってたんだから」


「私は一言も自分を男だと言ったことはなかったぞ」

小鷹の言い分としては、昔の夜空を男だと思い込んでいた事で夜空が空だと思いもしなかったのだという。

僕は友達が少ない第12話012

僕は友達が少ない第12話013

「だって、お前あの日来なかったじゃないか」
「それは、それは・・・だって」
「恥ずかしかったのだ、お前にその・・・スカート姿を見せるのが」


しかし、夜空にしてみれば確かに男っぽい格好をしてはいたが男だとは言っておらず、女だと告白しようとした日に小鷹が引越してしまい女装姿を見せられずに本当の事を告げられなかったのだった・・・。

僕は友達が少ない第12話014

「ああそれと、私とお前がともだ・・・幼い頃に知り合っていた事は隣人部の連中には秘密だぞ」
「何で?」
「言いふらす事でもないだろ」

小鷹と夜空が過去に友達であった事を隣人部のメンバーには秘密にするように念押しをする夜空。

その意図は読めないが、小鷹や隣人部のメンバーとの距離が急に変わってしまう事を抑制する狙いがあるのだと思われる。

僕は友達が少ない第12話015

「そうだ」
「ん?」
「これから、お前の事・・・何て呼べばいいんだ?」

10年前の通りに「ソラ」と呼ぶべきなのか、そう戸惑う小鷹。

以前に夜空ではなくあだ名で呼びたいと言った時、小鷹にあだ名で呼ばれる事を夜空は拒否をした。
それは夜空が「ソラ」だと判明した今でもそうなのだろうか。

以前はきっと夜空がソラだと気付かない事に対する不満があったのかもしれないが今なら・・・。

僕は友達が少ない第12話016

「小鷹先輩と謎のイケメンのツーショット、キタァー」

『いいえあれは土下座攻めよ!』

小鷹と夜空が一緒に部室に行くと髪を切った夜空を男と勘違いした理科が小鷹とイケメンとのイケナイ関係を夢想し暴走をしだす。

僕は友達が少ない第12話017

「落ち着け、こいつは・・・」
「あれ?夜空。髪切ったの?」

夜空に気付かず暴走する理科たちに反し、星奈一人だけは一目見ただけで夜空だと見ぬいてしまう。

やっぱり何だかんだといいつつも夜空を一番気にかけているという事なのでしょう。
さすが、ツンデレ。

まぁ、制服を見れば女だと丸分かりなのだがそこは置いておく

僕は友達が少ない第12話018

「ふふん、さては失恋でもした?」
「ぐっ、肉」
「あっ、図星?」
「アンタ本当に失恋したの、あははは。ばぁ~か」


失恋と言うか、失会です。

感動の再会に失敗した傷心の夜空を見て事情は分からずとも何か会ったと敏感に感じ取るも、哀れみどころか大爆笑する星奈。

さすが、夜空に日頃弄られているだけあってココぞとばかりに責めてくる。

だが、その失恋という方向性は見当違いで夜空には何のダメージも与えることは出来ないのだった。

僕は友達が少ない第12話020

「あっ、お兄ちゃ~ん」
「あはは、お兄ちゃんお兄ちゃん」

「今日も元気だなマリアは」
「あっ?何で廊下に立たされているのだ?」
「また何か悪い事でもしたのか?」


理科の持ってきたコスプレに着替えさせられる事になった夜空。
その着替えを待つ間廊下に立たされる小鷹に、いつものように元気で無邪気な天使のマリアがやって来る。

僕は友達が少ない第12話021

僕は友達が少ない第12話022

「イケメンだ、すごいイケメンが居る」
「何で怖がってるんだ?」

だが、そんな元気なマリアの表情はコスプレをした夜空を見て一変してしまう。

何故なら、マリアはイケメンという生き物は美少女を食べる存在で危険だと教えられており、イケメンすぎるコスプレ夜空は自分を食べるに違いないと恐怖したのだ。

僕は友達が少ない第12話023

僕は友達が少ない第12話024

「オレサマ、オマエマルカジリ」
「キャー」
「美味しくありません、わたし美味しくありませんから」


既視感のある光景を繰り広げる夜空とマリア。

本当にマリアを虐める時は楽しそうでノリノリだな。

僕は友達が少ない第12話025

「兄ちゃん、夏休みの宿題が・・・」
「あっ、ああっ」


僕は友達が少ない第12話026

「こいつ、食べるならこの吸血鬼が居ますから」
「えっ?」
「こいつの方が美味しいですから」

僕は友達が少ない第12話027

「えっ?食べると?」

そんなマリアが夜空にからかわれている現場に、何も知らずに夏休みの宿題のことを相談しにやって来たもう一人の天使小鳩。
自分の貞操身に危険を感じていたマリアは、咄嗟の機転で自分の身代わりにとそんな小鳩をさし出してしまう。

訳も分からず、自分が食べられてしまう事になり半泣きになってしまう小鳩。
これにはさすがの夜空も両親の呵責を禁じえず、素に戻って小鳩を落ち着かせようとしてしまう。

僕は友達が少ない第12話028

「夜空だ、これまで通り『夜空』」
「分かったか?『小鷹』」


結局、何かが変わるわけでもなく夜空とは良くも悪くもこれまで通りの呼び名と関係を続けていく事になった小鷹。

僕は友達が少ない第12話029

「タカとソラはかつて確かに友達だった」
「でも今は・・・、羽瀬川小鷹と三日月夜空はそうじゃない」
「夜空がソラだと判明したからといって、いきなり俺たちが10年前の関係に戻る事などできないのだ・・・」


過去に友達だったからといって、それがすぐに元通りになるわけではない。
10年の空白は小鷹がソラに気付かないほど長く、そして大きなものだったのだ。

僕は友達が少ない第12話030

「だけど、これからの俺達はどうなるんだ?」

僕は友達が少ない第12話031

「その答えは、今の俺にはまだ分からない」

僕は友達が少ない第12話032

「だから、これからも俺はココに居るのだろう」
「友達づくりが目的のこの部に・・・」


だが、小鷹はその事を前向きに捉えていた。

過去の失敗を謝る機会を得た事。
そして、もう一度大切な友人を作る機会を得た事。

夜空とすぐに友達には戻れなくとも、この部活を続けていればきっと・・・。
そんな想いと希望を抱きつつ、この残念で愛おしいメンバー達との日々をもう少し続けていこうと思う小鷹であった。


長いようで短かった3ヶ月。
夜空と小鷹が再会しこれからも部活を続けていくという原作に沿ったラストで最終回を迎えた本作。

原作展開に影響を与えない程度に、何かオリジナルなエピソードで部活の達成感や結束を感じられる展開だったら文句なしだったんですが、原作が未完の作品は大体そうですしきっと2期を意識したからなのでしょうが、終わり方が打ち切り漫画っぽくなってしまった感が否めない。

日常の部活が非常に「残念」で面白かったので、そこだけが残念。

しばらくは小鳩やマリアが動く姿を見れなくなるのかと思うと、夜のオカズをどうしようかと寂しく思う。
他作品は早々と二期製作決定等の情報が既に出まわっており、是非とも「はがない」も早急に決定して欲しいものだ。

最後になりましたが一言、リア充は爆発しろ!!

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木村良平、井上麻里奈 他

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