俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第7話

俺の妹700
「たっだいまー。」
「ん?誰もいないのか?」

パチッ。
真っ暗な部屋の照明をつけた京介。
「のわぁっ。」
誰も居ないと思った部屋に先客がいた事に驚く。
俺の妹701
「ふっ。」
「よくぞココまで辿り着いたものね、褒めてあげるわ。」

人様の家の椅子に座り、ふんぞり返る黒猫。
「ここは、俺の家だ。」
人の家に勝手に入り込んでこうも平然としていられるのは黒猫とアストレアと、うがい薬CMのカバぐらいのもんだと呆れる京介。
俺の妹702
「鑑賞会?メルルの?」
「ええ。」
「何でまたウチで?」
黒猫は単に不法侵入して京介を待ち伏せするするという手の込んだイタズラをしたはなく、キチンとした理由があったらしい。
どおりで堂々としていたわけだ。
俺の妹703
「この前、秋葉原でね・・・。」
以前、桐乃が貸したDVDを6話までしか見ていなかった黒猫。
趣味に合わないアニメを見るのが苦痛という黒猫と桐乃が言い争いになり、沙織の提案でメルル&マスケラ鑑賞会を行う運びとなった。
俺の妹704
「で、最近木曜は親が習い物で留守だからリビングの大画面でアニメ見放題だわイヤッホーゥ。」
「と言っていたアナタの妹に白羽の矢が立ったのよ。」

確かに、それならこの家で鑑賞会を行う事になるのは辻褄が合う。
しかしながら一人で暗い部屋に居た事の説明にはならない。
「二人っきりで喧嘩になったんだな。」
「そういう事よ。」
一人で居た理由、ソレは桐乃と喧嘩をしたから。
俺の妹705
「京介氏、後は頼んだでおじゃる。」
厄介な事態に救いの神沙織は降臨しなかった。
俺の妹706
「マジでおじゃるか?沙織氏。」
俺の妹707
「で、何で喧嘩なんかしたんだ?」
「やっぱアニメか?」

「小説よ。」
「小説?」
アニメ討論で鑑賞会をする事になったんだから、今度もアニメが原因かと思ったがどうやら違うらしい。
俺の妹708
「あれを小説と呼ぶのはとても不本意だけど、アナタの妹さんがね。」
「ふふーん、あんたサイトで小説とか書いてたよね。」

「うわ、そっくり。魂入ってる。」
「アタシも書いてみたんだけどちょっと呼んでみるぅー?」
「まっ、普通に傑作だと思うんだけどぉー。」

「その時点でもうイラッとするな。」
わざわざ事の顛末をモノマネを交えて説明してくれる黒猫。
おかげで京介も黒猫が喧嘩した理由に共感が持てた模様。
俺の妹709
「で、つまんなかったの?」
「殺したくなったわ。」
「そこまでなんだ。」
小説で殺意を持つという黒猫に何が起きたのかさすがに考えが及ばない京介。
俺の妹710
「まず主人公が作者そっくりで一人称がアタシ。」
「それだけじゃないわ。」
「二三文字しか書いてないのに平気で改行するわ、気分で改ページするし。」
「顔文字や記号が句読点より多いし。」
「内容の半分が自画自賛だし。」
「挙句の果てに、明らかに私がモデルであろうゴスロリ女が・・・陵辱されて死んだわ。」

「ひっでぇー。」
友達をモデルにした登場人物を酷い殺し方で退場させた挙句、それを本人に見せる。
どんなサディストなんだ桐乃、それで喜ぶ人間は黒猫の陵辱シーンをオカズにする京介くらいだろ
俺の妹711
「少し勘違いされてしまったようね。」
「ん?」
「創作に完全な正解はないわ。」
「どんな書き方であろうと間違いではない、と私は思う。」

小説の書き方が間違っているという批判をしたのではなく、単に内容が気に食わないだけらしい。<ごもっともです。
確かに絵画や音楽でも近年新たに作られたジャンルが邪道と言われる場合もありますが、現在では正統派となった物も誕生した当初は邪道と評する人も居たでしょうからそういう既存の枠に囚われない事も創作には必要なのでしょう。
俺の妹712
家に遊びに来た黒猫を一人で放っておいて、桐乃は何をしているのかと思って京介が来てみると・・・。
「桐乃ー。」
「居るんだろ、開けろって。」

「お前、何やってんの?」
「エロゲー。」
黒猫といい、桐乃といい一人で自分の世界に浸るのが好きすぎる。
俺の妹713
「はい、読んでみ。」
「あのクロネコ、クソネコが創ったマスケラの二次創作系同人誌。」
当然のように黒猫の一件を注意する京介に、桐乃は黒猫が書いた小説を差し出す。
俺の妹714
「ふっ。じゃあ私がこの駄作の香りがする小説を読んであげている間コレを読んでいいわよ。」
「うわ、そっくり。魂入ってる。」
最近の若い子の間ではモノマネが流行ってるのか?
俺の妹715
「つまんなかったの?」
「ぶっ殺そうかと思った。」
「そこまでなんだ。」
黒猫の書く小説なら桐乃と違い破天荒すぎる小説は作らないのでは・・・?
俺の妹716
黒猫同様またもや小説が自分の好みに合わない、とキレる桐乃。
「後、何より気に食わないのが・・・。」
「明らかにアタシがモデルのオリキャラが、主人公の性奴隷にされてる所。」

「それはお前キレていいよ。」
「でしょう、でしょう。」
「あんのゴスロリー、人様の妹を性奴隷だと。」
性奴隷というキーワードにはさすがの京介も狂喜乱舞取り乱し、黒猫に文句を言いに行こうとする。
そこで、ハッと我に返り先程黒猫とも同じ様なやり取りをした事に気付く。
そう、端から見てると黒猫も桐乃も打合せしたかのように自作小説で友達を性的に貶め、怒りの論点も同じと方向性は違えども思考回路が似過ぎています。
俺の妹717
「って言うかお前、その分厚い設定資料全部読んだの?」
「じゃなきゃ文句言えないじゃん。」
(どんだけ仲良しなんだ、お前ら。)
「ああ、分かった。よーく分かった。」
律儀に黒猫の作品を理解しようと努力し、その上で自分の趣味ではないと言う桐乃。
黒猫との喧嘩もオリキャラの件がなければもう少し穏便に済んだのではないか?
何故、相手をモデルにしたキャラクターを性的に貶めたのか?
それは、本当は二人の仲が良過ぎて相手への歪んだ欲望(エロイ意味の)となり
それを相手に知って欲しいという思いが作品に反映されてしまったのだ、イグザクトリーと理解した京介。
俺の妹718
二人の状況を理解した京介は、本日の目的であるメルルの鑑賞会に強引に二人を同席させる。
「京介氏、拙者でおじゃる。」
「ああ、どうした?」
「用件は終わり申したが、そちらはどの様な塩梅で。」
「今まさに、戦いの火蓋が切って落とされる所だ。」
「おお。」
俺の妹719
自宅にてメルルを鑑賞し、電話越しに鑑賞会に同席するという沙織。
「離れていても心は一つ。」
「とんだ実況だわ。」
俺の妹720
「キター、メルちゃんメルちゃん。」
「何で最初からテンションマックス?」
メールメルメル、メルメルメーというウマゴンのような電波主題歌にいきなり頭のネジが緩む桐乃。
俺の妹721
「えっ、ヤバくね?」
「こんなのテレビで流していいの?」

変身シーンでは一旦全裸になるという昔ながらの鉄則を初体験する京介。
妹とその友達と一緒に鑑賞するという羞恥プレイに赤面しながらも大喜び(推測)しています。
「これはDVD版だけど、テレビでは大量のリボンが幼女の裸身を隠したそうよ。」
「幼女って言うな。」
俺の妹722
「隕石よりもー、キラッ。」
「巨大なパワーでー、キラッ。」

えっ、マク■スですか?
俺の妹723
「アニメに限らず、ロリとエロを露骨に前面に押し出してくる作品が多過ぎるのよ。」
「こんな低俗な駄作ばかりが売れていく状況は嘆かざるを得ないわね。」
「大衆はもっと審美眼を養うべきだわ。」

「分かってないわね、アンタ。」
「メルルのテーマは友情なの、マスケラのDVDがワゴン行きだからって適当な事言わないで。」

俺の妹724
「友情?」
聞き捨てならない事だったらしく、再生中のDVDをストップする黒猫。
「このアニメのどこに友情があるのか、是非御教授頂きたいわ。」
俺の妹725
「ああ、もうお前ら好きにやれ。」
俺の妹726
「ただいまー、うぇっ。」
俺の妹727
「どうしたんだよ?お前。」
「ア、アンタ。アタシのノーパソ。」
「ノーパソがどうかしたか?」
「ノーパソでエロサイト見まくってるでしょ。」
俺の妹728
「これ、何すか?」
「アタシの新作、小説の。」
「お前、また書いたの?」
「何、文句ある?」
「いいえ、まったく。」
エロサイトの件があるのでが平伏するしかない京介。

「前のやつでとりあえず書き方は分かったから、今度は自分の好きな物おもいっきり書いてみようと思ったの。」

俺の妹729
「それが、これ?」
「どういう話なんだ?」

俺の妹730
「タイトル見て分かんない?」
「宇宙飛行士の私が、妹しか居ない星で活躍すんの。」

俺の妹731

「ラノベの雷撃文庫って知ってる?」
「そこの編集者さんの目に留まって、ウチで本にしませんかって話になったの。」

妹好きがプロレベルに達していた桐乃は自費出版ではなく、商業出版で本を出さないかと出版社からオファーが来たというのだ。
俺の妹732

「でも、アタシとしては『妹☆星』には手を入れたくないのよ。」
「これはこれで完結したって思ってるし。」

「もう、作家目線?」
「だから、新作を書き下ろす事にしたの。」
俺の妹733
「なんで妹の取材に俺がついて行かなきゃなんねぇーんだよ。」
新作の書き下ろしに燃える妹の取材に付き合い、クリスマスムード一色の街に妹と一緒に繰り出す事になったらしい京介。
「そもそもこれってどういう話なの?」
「まず、謎の大災害で東京が壊滅して。」
「んで、生き残った主人公がアチコチの街で助かった女の子達を集めて一緒に新世界を作っていくの。」

199X年、東京は謎の大災害に見舞われた。
海は枯れ、地は裂け、全ての生物が死滅したかのように見えた。だが、人類は死滅していなかった。

で、生き残った主人公は混沌とした世界の色々な場所を巡り、女達を集めて新世界と言う名の自分だけのハーレムを作るらしい。<えー。
きっと主人公はトゲトゲの兜をかぶり、一子相伝の暗殺拳で混沌とした世界を支配する世紀末覇者に違いない

そういった物語を作って行く為に、物語の流れに沿った実体験をする為の取材が必要だと力説する妹。
「アンタ、チョットあそこの真ん中行って暴走した車に轢かれてみて。」
だからと言って京介に道の真ん中で車に惹かれろという桐乃。
やはりというか、なんというかそういうヤバイ部分は自分じゃなくて京介が体験するんですね。
俺の妹734
「あんたプロット読んでないの?」
「主人公はまず、イブにここでデートしてるの。」
「んで、買い物終わって外出て災害に巻き込まれるんじゃない。」

アクセサリーの買い物をする桐乃に対して、こんな事が本当に必要が本当にあるのかと怪訝な顔をする京介の問いにもっともらしい事を言う桐乃。
俺の妹735
「とにかくアンタ、これ買って。」
「買えねぇーよ。」
「っていうか、何でそんなもんが必要なの?」

「っはぁー、分かってない。」
「こういうもんがいざという時心の支えになったりするのよ。」
「好きな人に貰ったら当然っしょ。」
「あっ、あくまで小説の中での話しだけどね。」

そこまで言って顔を赤くし、バッと顔を背ける桐乃。
俺の妹736
「仕方ない、アタシの行きつけのショップ行こ。」
「やすいけど、良い感じにアクセあるし。」

京介に執拗にアクセサリーを買わようとする桐乃。
京介に甘えたいのか、苦しめたいサディストなのか先程の場面から察すると・・・
俺の妹737
結局、アクセサリーを買ってあげる京介。
そして、買ってもらったアクセサリーを嬉しそうに見つめる桐乃。
俺の妹738
「まーだあんのかよ、寒いしもう帰ろーぜ。」
「何言ってんの、ぜんぜん役に立ってないくせに。」
「悪かったな。」
「俺はしがない高校生だから、作家様のアシスタントなんか出来ねぇーよ。」

無理難題を言ってくる桐乃におとなしく従って来たが、まだ取材を続ける気の桐乃にいいかげん付き合いきれなくなった京介。
売り言葉に買い言葉で、互いの溝を深めてしまう。
俺の妹739
「お前だって、ソレっぽい事して自己満浸ってんじゃねぇの?」
京介に自分の取材行為を否定された桐乃。
作品への本気さを証明する為、自らバケツの水を被る。
俺の妹740
「自己満足なんかじゃ・・・。」
「分かった、悪かったよホラ。」
桐乃の行為に、小説への真剣さが本物である事を認める京介。
まぁ、桐乃も一番最初に道の真ん中で車に引かれるくらいの本気を見せていれば3万円のアクセサリーくらい喜んで買ってくれて取材にもトコトン付き合っていただろうに。<えー
俺の妹741
ズブ濡れになった桐乃を何とかするため入ったホテルの一室で、妹がシャワーを浴びて出て来るのを待つ兄。
俺の妹742
初めてのホテル経験に緊張する京介の下に麻奈美から電話が入る。
俺の妹743
麻奈美との電話中にシャワーを終えた桐乃が出て来た。
「何?誰と電話してたの?」
「ああ、地味子か。」

「そんな格好で出てくんな。」
「キモッ、アンタ妹に欲情してんの?」
「あー、これだからシスコンは。」

その格好を見た京介は桐乃の色気につい発情する京介。
いや、桐乃のシャワー中に覗きにも行かないで京介にしては我慢してるんだよ
しかも、バスローブで出てきた妹を押し倒さないなんて、これはもう奇跡としか言いようがない。
まさにクリスマスの奇跡。<えー
俺の妹744
「イブ潰した甲斐はあったか?」
「んんー、閃いた。降って来た。」
「うん、書ける。いいの降って来た。」

「何がだよ。」
「何してんのー?赤になるよ。」
どうやら良い作品が書ける様子の桐乃。
上機嫌に駆け出し、呆気にとられる京介を置いて駆け出していく。
その耳には京介が購入したイヤリングがついていた・・・。

大分、桐乃の角が取れてきたというかデレる部分が多くなりましたね。
京介が着実に妹フラグをこなして来た結果でしょう。
次回は今回の小説の一件が新たな問題に繋がるらしく、イヤリングもそうですが京介自身が桐乃の助けとなるのか?と次回に続く。


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Author:萌える株主
アニメ好きが高じて『萌え株』などへ投資し、最近では『株主優待』をメインとした銘柄の保有を増やしている。

簿記能力検定2級ファイナンシャルプランナー2級を保有。



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内容としては主にアニメの感想株主優待、ときどき催眠・洗脳作品についてつぶやいています。
一部年齢制限のある内容が含まれていますので御注意を。

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