氷菓 第18話『連峰は晴れているか』感想

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」01

「そうなんですよ。うちのシイタケ、クラシックを聞かせていたらすっかり大きく成長したんです」

放課後、シイタケが大きくなる話題に花を咲かせるえると摩耶花たち。
健全な男子高校生にはありがたいやりとりですね。

きっと折木は今夜、クラシックの代わりにこの会話を録音したものを聞いて自分のシイタケを大きく・・・ゲフンゲフン

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」02

「ヘリ・・・か」
「そういえば、小木がヘリ好きだったよな」


神高の上空をオスプレイヘリコプターが飛ぶ音を聞き、折木はふと中学時代の英語教師である『小木正清』がヘリコプターを好きだと語っていた出来事を思いだす。


氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」03

「その小木さんという方がどうかしたんですか?」
「まぁ、ちょっとな」

同じ中学校の出身である里志や摩耶花に小木がヘリを好きだったという事を確認するが、二人とも小木がヘリを好きであったという記憶がなかった。

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」04

「三年前か、記憶が曖昧だ」
「しかし、言われて見ればその一回を除いて小木が同じ事をしたという覚えはない」


二人の人間から否定され、過去の不鮮明な記憶ゆえ勘違いや思い違いという可能性を疑い始める折木だったが、里志の小木にまつわる「落雷」エピソードを聞いた事である可能性を閃く。

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」05

「里志、古い新聞って図書館にあったよな」
「あるよ、少しならね」

自分の仮説が正しいものかどうか確認しようと思い立った折木は過去の新聞を調べようと考える。
図書室にある物では学校に関連するものしかなく、わざわざ図書館に行かねばならないのだが・・・。

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」06

「図書館に寄るがお前も来るか?」
「奉太郎がやる気になってるように見えるんだけど・・・」
「違う。なんとういうか、こう・・・気になるんだ」

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」07

「宇宙人にのっとられたかな?それとも千反田さんが乗り移ってるのかい?」
「やめんか」

過去の、それも二度と会わないような教師の事でわざわざ図書館まで出向こうとする普段とは違う折木の行動に里志は激しく動揺。

というか、えるさんはすぐ傍にいる上に御存命でらっしゃいます

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」08

「気になります」
「なんだ」
「折木さんの好奇心をくすぐる物がこの世に存在するなんて、それって一体何なのか?」
「私、気になります」

「・・・こいつも大概失礼だな」

折木を突き動かすものは何か?
いつも通り、好奇心を持ってしまったえる。

折木と一緒に図書館に行く事になる。

残る二人はラブラブな折木たちに気を利かせたのか着いてこない。

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」09

「先に行ってくれ」
「二人乗りでもいいですよ」

図書館へ向かう際、自転車で通学するえるから自転車の二人乗りを提案されるも折木は大人の事情により恥ずかしさからか断るのだった。

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」10

「すいませ、新聞記事を検索したいのですが」
「はい、何を調べますか?」

図書館着いた折木は古い新聞記事の内容を調べる。
その際にキーワードとして『遭難』を指定。

そう、おそらく折木が気になった内容はヘリが好きだといった小木の言葉がおそらく嘘であった事に気付き、ヘリが好きでないならあの日の出来事には本当はどういう意味があったのか?という事が気になったのだろう。

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」11

「今回は平清盛特集ですね、表紙が綺麗」

新聞を待つ間、雑誌を読みながら時間をつぶす折木たち。

平さんですかぁ、現在日本中で話題騒然の人気ドラマですからね。
そりゃあ、レモンを持った写真が表紙を飾ったりしてるんでしょう。

えるさんも褒める部分が表紙内容に触れないようにするとは、大人の対応に感服いたします。

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」12

「キャベツがいっぱいです、色が綺麗ですね」
「あっ、今度はトマトがいっぱいです。どれもおいしそうです」


色々な本に興味を持ち、ここが図書館だという事を忘れたように楽しそうに盛り上がるえる。

よし、えるさんは貸出カードを作りましょう。持っていても作りましょう。
そして、折木はここで貸出カードの作り方がわからないえるさんを助けろ。

どこかの憂鬱や消失なら、それでフラグが立つはずだ

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」13

「つまり、どういう事なんでしょう?」
「つまり、小木はヘリコプターなんか好きじゃなかったんだ」

ついに目当ての新聞記事を見つけた折木。

その日付と内容から、小木がヘリを好きだったからあんな行動をしたのではないと確信を持つ。
それと同時に、その行動に隠されていた本当の意味も知る事となる。

そう、登山家でもあった小木は遭難した人間の安否を気にし、救難に向かうヘリを見て安堵したのだ。

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」14

「新聞を何日か先の分まで目を通した」
「遭難した二人は、遺体で発見されていた。見つけたのは県警のヘリだった」


だが、その後の新聞記事に書かれていたのは小木が望んでいたものではなく、過酷な顛末であった。

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」15

「一つ、聞いてもいいですか?」
「どうぞ」
「どうして気になったんですか?」

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」16

「どうして今日だけは自分の疑問を調べたんですか?」
「すみません、私どうしても気になるんです」


いつもは他人事に巻き込まれる形で渋々行動を起こす折木。
だが、今日に限っては自分事を解決するために率先して行動していた。

えるはそんな普段とは違う行動の理由を折木に尋ねる。

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」18

「実際はああいう事があったのに、小木はヘリが好きだったなぁーなんて。気楽には言えない」
「それは無神経って事だ。そりゃ、さすがに気をつけるさ」


事件の事を知らず、あの日の出来事をただヘリが好きな教師であったと思い続けていたなら・・・。

何もなければ思い出さなかったようなとりとめもない記憶。
日常の中、有象無象の出来事に埋もれて消えてしまっていたであろう真実。

だが、思い出してしまった折木。

彼は小木がヘリが好きではないと真実に気付き始めた直後から、小木の事を間違ったまま記憶に残してはいけない、忘れ去ってはいけないという感情に捕らわれたのだ。

そして、だからこそ今回の行動に出た。

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」19

「折木さん。それって、とっても・・・」

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」20

「うまく言えません」

えるは二度と会う事もないかもしれない人間の想いや願いをキチンと理解しようと努める折木の実直な姿勢に何かを言わんとするが、うまく言葉に出来ずに終ってしまう。

その折木の行動に感動を覚えたのだろうか?
褒めようと、素直に評価しようとしたのだろうか?
それとも、それは好奇心などではないのだと・・・?


今回は折木の変化というか、根っこの部分にある実直さと人を思いやる優しさにスポットがあたっていた回。
えるさんも折木の隠れた一面を知って嬉しそうだった。

個人的には図書館でのやりとりがもう少し長くてキャッキャウフフとしていてもよかったと思うが、後半の展開を思うとあまりに朗らか過ぎると落差が激しいのであれくらいか。

この回と第1話を見比べるとあれ程ひねくれていた折木がまともに見えてしまうから時間という物は恐ろしい。

次回もえるさんと二人きりの密室で何やら起きそうな予感。
二人の距離はさらに近づくのか?

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