GOSICK -ゴシック- 第16話 『落下させるマリアは蠅の頭をもつ』 感想

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第一次世界大戦下のリトアニア。
負傷兵や病人ばかりが居る修道院に爆弾を投下する航空機。

『戦争とはいえ、ルールはある。私はそう思っとります』

戦争だといえどもルールはあり、無慈悲な殺戮は避けるべき。
それを気にもとめず、無抵抗の人間たちに尚も爆弾を投下し続ける航空機。>後に国家機関による工作活動が行われていたれっきとした軍事拠点と判明。

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多くの人々の呆気無い死に、気が触れた修道女達は航空機に呪いの願を掛ける。

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その願いに呼応したかのように夜空にマリアが現れ、動揺する航空機は互いに衝突し飛散してゆく。

きっと巨大な映写機による投映でしょう。

その光景を見て残虐な軍の末路に、哀れみどころか喜ぶ修道女達。>神様が天罰を下す分には『右の頬を打たれたら左の頬も差し出せ』など非暴力主義には反しない御様子。

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街でアブリルとのデートのさなか、ヴィクトリカへのおみやげを吟味する久城。

ヴィクトリカは外出が出来ないので、アブリルはデートで、ヴィクトリカにはお土産によって好感度を上げ同時攻略を目論んでいる様子

ヴィクトリカとは友達エンド、アブリルと結ばれる方向でしょうか?

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「ヴィクトリカは甘い物に五月蝿いから」
「機嫌を損ねたらお仕置きのフルコースだよ」


日頃のヴィクトリカの躾が厳しいおかげで、さらに下僕帝国軍人として磨きのかかる久城

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いつものように図書館塔の最上階いある植物園に赴く久城。
しかし、そこにはヴィクトリカの姿はなく本とお菓子が残されているだけだった。

これはどう見ても掃除のオバチャンが休みヴィクトリカの身に何かあったに違いない、と焦燥感に駆られた久城。

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学園内の方方を探すが姿はなく、ヴィクトリカの家へとかけつける。
そこにはポツン、と一人呆然とセシルが座っているだけであった。
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ヴィクトリカがブロワ公爵の命令により修道院へ連れて行かれた経緯をその場に居合わせたセシルから聞かされる久城。

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「気丈に振舞ってたけど、お目目に一杯涙溜めてた」
「それで書き終えると、自分から出て行って・・・」


まさか、この世にヴィクトリカの泣き落としに屈しない人間が居たとは・・・。
同伴の警察官は既にヴィクトリカの涙に屈し、すごく申し訳なさそうな顔をしているのにグレヴィールの鉄面皮ときたら・・・。

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「遂せの通りに致しました、父上」
「しかし、この移送は時期尚早では・・・」

「情でも移ったのかね。心弱きは真理になど至れん」
「そう教えた筈だが」

「い、いえ私は決して」
「多少のリスクは冒しても、我々にはアレが必要なのだ」

目的のためには多少の犠牲もやむを得ない。
非情なブロワ公爵に珍しく意見をするも、一蹴されぐうの音も出ないグレヴィール。

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「きっと大丈夫よ」
「だってヴィクトリカさんが修道院なんて全然似合わないもの」
「すぐ飛び出して帰ってくるよ、甘いモノ食べに」
「それにお父さんと一緒なら心配しなくても」

「だから心配なんだよ、余計に・・・」
「あっ。ご、ゴメン」

「うん、私の方こそ」

アブリルが必死に慰めの言葉をかけるも、久城の不安をぬぐい去るには至らなかった。
アブリルさん、ここはやはり体で慰めないと

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一人悶々と悩んだ末、久城はヴィクトリカを探す旅に出ようと思い立ちヴィクトリカの部屋で無断で下着を漁る荷物をまとめていた。

そんな久城の前に現れたのは、一応現職警官のグレヴィール。

ヤバイ、いかに仲の悪い兄妹といえど妹の部屋を無断で漁る男を放置するはずがない。
一瞬、故郷の家族(とくに姉)が泣く顔が浮かんだ久城。

「まさかアレを探しにでるつもりかね?手がかりもなしに」
「君はもう少し賢明な子リスかと思っていたが」

「教えて下さい、ヴィクトリカは?」
「灰色狼の命の灯火は消えかかっている」
「移送されて以来、食事もせず、書物も読まず、もはや吠えもしない」
「アレはもしかしかすると、限られた条件でしか生きられぬ異形の者なのかもしれん」
「ならばせめて、荷物だけでも送ってやろうと立ち寄ったが」
「幸い間も無く満月」


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「これさえあれば、君でもあそこに入れるだろう」
「あそこ?」
「『ベルゼブブの頭蓋』だよ」
「灰色狼はその奥深くに囚われている」
「リトアニアの沿岸」
「中世の古より現代に続く人里離れた修道院、それがベルゼブブの頭蓋だ」
「かの国と我らソヴュールは長く同盟関係にある」
「あそこは灰色狼を大人しくさせておくうってつけの場所だったんだが」

「何故そんな所へ」
「我々はある目的から、とある人物を誘き寄せる必要があった」
「その為にどうしても灰色狼が必要だったのだ」

「ある人物?」
「久城くん、我々はアレが自由になっても困るが・・・かといって死なれても尚更困るのだよ」
「父上は意に介していないが、しかし今のままではいずれ・・・」

「分かりました」
「迎えに行きます、僕が」


妹の部屋を漁る久城の熱心さに、ブロワ公爵の言うように情が移ったのか、今回は親切に輪をかけて優しいグレヴィール。
一人で思いつめてヴィクトリカを探し旅に出ようと無茶を考えていた久城をたしなめ、更にはヴィクトリカの置かれている状況をうっかり漏らしてしまうグレヴィール。

今回の目的はヴィクトリカを餌におびき出し、『コルデリアゲットだぜ』という作戦のようです。

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グレヴィールから手渡された修道院へ入るための招待状を手に、修道院へ向かう列車に搭乗する久城。

修道院へと向かう列車の中で同室となったファンタズマゴリアを楽しみにする時計会社勤務の男『サイモン=ハント』。

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そして、娘に会いに行くという老紳士。

賢明な視聴者はお気づきでしょうが、老紳士の声はアルベール・ド・ブロワ公爵
この娘という存在はもしかすると・・・。

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列車の中でブライアンの姿を見かけ追いかけた久城。
しかし、その先にはチェスドールがあるだけでブライアンの姿は見当たらなかった。

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置かれていたチェスドールに突如頭を叩かれた久城は、その仕掛けを確かめようとするが中には機械があるだけで詳しい仕組みは分からなかった。

以前の青い薔薇事件の時にもブライアンが言っていましたがレディー(コルデリア=ギャロ)が中に隠れているんでしょう
きっと機械は表面だけで、実際には動かすのはコルデリアという仕組み。


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その名のとおり蝿の頭に似た奇妙な建物、ベルゼブブの頭蓋に到着した久城。

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「あの。僕、友人を迎えに来たんです」
「アルベール・ド・ブロワ公爵の娘で、ヴィクトリカという女の子なんですが・・・」


修道女にヴィクトリカの事を尋ねるが、無視をされ知らぬ素振りをする修道女。
この不審な行動からベルゼブブの頭蓋全体がブロワ公爵の力が及ぶ組織であることが窺い知れます。

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「ふん、変わり果てたものだ」

久城が美女のおっぱいに夢中になっている姿ファンタズマゴリアを眺めながら、ブライアンは大戦中の科学アカデミー『ジュピター・ロジェ』との極秘裏に協力関係を結んでいた時代を回顧する。

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「ようこそ。私がソヴュール王国科学アカデミーの主宰者ジュピター・ロジェだ」
「我々科学アカデミーにとって、この戦争は敵国のみならず、オカルト省との戦いでもある」
「我々は祖国発展の為、科学という新しい力を積極的に取り入れようとしている」
「それに対し、オカルト省は・・・」

「この大陸の古き力を用いて、新たな時代と渡り合おうとしている」
「若き灰色狼の末裔よ、君はオカルト省の・・・」
「オカルト省は敵だ」
「アルベール・ド・ブロワを俺が許す事は決してない」

「うむ。」
「どうかその力を貸してくれ。」
「我々は奇術によって工作を成したいと考えている」

「丁度良い。」
「幸い俺は打って付けの道具を携えていてね」

「ん?」
「今世紀最大のペテン師ブライアン・ロスコーの戦争をご覧あれ」

リヴァイアサンの時にも科学アカデミーの側として出廷していたジュピター・ロジェ。
前回同様オカルト省と敵対関係にある科学アカデミー。

今回は戦争での勝利のため、自分たちの優位性を示したいが為、ブライアンに協力を申し出たのであった。

ブライアンも敵の敵は味方。
目的が違えど、互いの利益のもとに科学アカデミーに協力する事を承諾する。

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ベルゼブブの頭蓋に来たはいいが、美女に目が行き肝心のヴィクトリカの情報が何も掴めないでいた久城。
その久城の前に、夢か幻かヴィクトリカが姿を現す。
しかし、久城がその姿を認めた次の瞬間ヴィクトリカはどこかへ向かい走りだしてしまう。

必死の叫びを無視し、逃げていくヴィクトリカを追いかける久城。

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複雑に入り組んだ建物の中を久城に姿を見せつつも、一向に距離が縮まらないよう調節をし誘導するかのようなヴィクトリカ。

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賢明な視聴者であればその行動の不可解さと、普段「食っちゃ寝」をしているヴィクトリカがこれ程の運動能力を有しているだろうかという疑問を抱くでしょう。

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しかして、螺旋に続く階段は行き止まりまでやって来た久城。
その行き止まりにあるただ一つの部屋。

扉をノックし、部屋の中に入ると毛布を頭からかぶり縮こまるヴィクトリカが居た。

特に鍵をかけられて幽閉されたり、ひどい扱いを受けるわけでもなく。
ただ、以前のように人間として扱われず孤独に打ちひしがれていたようだった。

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「遅い」 
「で、でも」
「馬鹿っ、死ねっ」
「な、何だよ、これでも精一杯急いで来た・・・」
「言い訳するなっ」

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久城との一瞬の蜜月の後、いつもの調子で久城を罵倒するヴィクトリカ。

ヴィクトリカかわいいよ、ヴィクトリカ。
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「私はずっとココに居た。だから君が見たのは別人だ」 
「えっ、じゃぁ?」
「恐らくは私の母・・・、コルデリア・ギャロ」

『別人っ』
『3人めの兄弟っ』


オープニングと同じく赤スグリ色の服を見にまとうヴィクトリカ。
久城の見たヴィクトリカの件を聴き、一つの結論に達する。

ヴィクトリカにおいて身長は重要な要素を占める
功夫(女性方面)を極めた烈海王久城一也がよもや身長を見誤ろうわけもなく

答えは当然、ヴィクトリカの母「コルデリア=ギャロ」に達する。

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あれ程楽しみにしていたはずのファンタズマゴリアをさし置いて、闇夜に紛れ人気のない修道院内を密かに動きまわるサイモン。

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「さて、役者は揃った。月の光が人間どもの心を狂わす」
「魔術の夜は…まだこれからだ」


その姿を俯瞰し、全てを見透かし、人間たちの愚行に乗じて行動を起こそうと画策するコルデリアとブライアン。


今回は、全員が同じ物を欲して行動しているのか?

それとも、コルデリアを欲する者。
形見箱を欲する者。
それ以外の何かの目的を目指す者。

三者三様の目的でそれぞれが行動し、互いに裏をかこうとしているのか?

今後の展開を見ないとわかりませんが、それを手に入れる事が今後の戦争をも左右する程重要な意味を持っている可能性が感じ取れます。

まさか、古代の超兵器などという超展開かっ?>えー

次回に期待。

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